シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

かみのたねをまく

「かみのたねをまく(フィルムアート社50周年記念冊子)」に、エッセイを寄稿しました。

松本俊夫ジョナス・メカスからはじまった」というタイトルで、『映像の発見』『メカスの映画日記』『フィルム・メーキング』『このショットを見よ』『幻視の美学』などの書物について書いています。

http://filmart.co.jp/news/50th-2/

他の著者に蓮實重彦四方田犬彦佐々木敦中条省平金原瑞人など。大型書店などで無料で配布しているはずです。「かみのたね」はフィルムアート社のWEBマガジンです。

http://www.kaminotane.com/

 

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『日曜日の散歩者』論

現代詩手帖」2019年5月号が刊行されました。

当方は「『日曜日の散歩者』からスタートして」という特集で、占領時代に台南でシュルレアリスティックな日本語詩を書いていた、風車詩社の詩人たちに関するドキュメンタリー映画について書きました。

「台南の超現実的ドキュメンタリー」という論考です。

http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_2341.html



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マクロネシア紀行②と③

出版社のサイトで「マクロネシア紀行」という、エッセイの連載をやっています。

第2回と第3回にあたる「黒潮とボニン・アイランズ」前後編が、掲載されました。
小笠原の父島と母島を旅したときの旅行記です。下記で読むことができます。

前編
http://www.webarts.co.jp/menu/column/column_02-02.htm
後編
http://www.webarts.co.jp/menu/column/column_02-03.htm

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ジョナス・メカス追悼

詩人で映画作家ジョナス・メカスさんが96歳で亡くなりました。
2019年4月20日発売の「キネマ旬報」5月上旬下旬合併号に、「ニューヨーク、天使の詩」という追悼文を寄せました。

それから、同じメカスの追悼特集で、原将人さん、高嶺剛さんにインタビューした記事が載っています。
飯村昭子さんの追悼文も必読ですね。
5/18〜イメージフォーラムで特集上映もはじまるそうです。

http://www.kinejun.com/book/detail/tabid/89/catid/21/Default.aspx?pdid=kinema_No.1809

 

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鼎談『レベル5』をめぐって

4/6(土)から2週間、「クリス・マルケル特集2019<永遠 の記憶>」が渋谷のユーロスペースで開催されている。
それを記念して、2018年3月31日にアテネ・フランセ文化センターでおこなわれた、日本語字幕版『レベル5』の 上映後シンポジウムが採録されました。

【鼎談】クリス・マルケル特集上映記念『レベル5』をめぐって  越後谷卓司×渡辺真也×金子遊
http://webneo.org/archives/46872

 

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クリス・マルケル特集2019

クリス・マルケル特集2019 永遠の記憶」が、4/6(土)〜4/19(金)に渋谷のユーロスペースで開催されます。
4/7(日)15時の回『北京の日曜日』『イヴ・モンタン』の上映終了後、トークイベントに登壇します。

『レベル5』『北京の日曜日』『ある闘いの記述』『シベリアからの手紙』『イヴ・モンタン』は今まで日本語字幕で見られなかった作品ばかり。
マルケルのエッセイ映画のエッセンスがたっぷり味わえます。これは本当にすばらしい上映企画、パンドラさんに感謝です!


クリス・マルケル特集2019~永遠の記憶~

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北海道新聞に書評

2019年3月19日(日)の北海道新聞に、書評を書きました。
小谷汪之著中島敦の朝鮮と南洋』についてです。
下記で全文ネット上で読むことができます。

<書評>中島敦の朝鮮と南洋:どうしん電子版(北海道新聞)

 

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吉増剛造ドキュメンタリー

急遽、ポレポレ東中野で公開中、詩人・吉増剛造ドキュメンタリー映画『幻を見る人』(井上春生監督)のト—クに出ることなりました。


3/15(金)20:20上映後 最終日トークイベント
 ゲスト : 金子遊(批評家) × 井上春生(本作監督) 

https://www.mmjp.or.jp/pole2/

 

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『悦楽のクリティシズム』刊行イベント

3/21(木祝)に『悦楽のクリティシズム』刊行トークイベントが、表参道の青山ブックセンタ—本店が開催されます。

「映画系女子と語る、2010年代のシネマ事情」
金子遊 × 真魚八重子 トークイベント 司会:志賀信夫
http://www.aoyamabc.jp/event/criticism/

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2月に新著『悦楽のクリティシズム』を上梓された金子遊さんが、ゲストに真魚八重子さんをお迎えして、映画について書くことの恍惚と悦楽について語りつくします。
2010年代に見たシネマやアートを起点にして、欲望、エロス、タナトス、誘惑、イタさ、背徳といったキーワードから時代を自由に読みといて頂きます。

トーク終了後、サイン会を開催いたします。


<概要>
日程:2019年3月21日 (木祝)
時間:18:00~19:00
料金:1,350円(税込)
定員:50名様
会場:青山ブックセンタ—本店・小教室
予約ページ http://xc528.eccart.jp/w429/item_detail/itemCode,E190321B/

 

金子遊 かねこ・ゆう
批評家・映像作家。『映像の境域』(森話社)でサントリー学芸賞<芸術・文学部門>。他の著書に『混血列島論』(フィルムアート社)、『ドキュ メンタリー映画術』(論創社)など。編著に『クリス・マルケル』(森話社)、『アピチャッポン・ウィーラセタクン』(フィルムアート社)、『映画で旅する イスラーム』(論創社)ほか。

真魚八重子 まな・やえこ
愛知県出身。映画評論家・映画ライター。映写技師や派遣社員を経て、現在は「映画秘宝」「朝日新聞」「キネマ旬報」などのほか、パンフレットや DVDでも執筆。著書に『映画系女子がゆく!』(青弓社)、『映画なしでは生きられない』(洋泉社)、『バッドエンドの誘惑』(洋泉社)。くり返し観てい る映画は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」。