シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKA

東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKA」開催!
3/20(土)から26日(金)まで、大阪のシアターセブンにて朝から夜までドキュメンタリー漬け!

激動の時代に対峙するドキュメンタリーが集結! 投票で選ぶ「大阪観客賞」も開催 。

公式サイトはこちら

https://tdff-neoneo.com/osaka/


シアターセブンの特設サイトも充実しています。

http://www.theater-seven.com/mv/mv_s0298.html

 

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www.youtube.com

「鳥山先生と子どもたち」出演

2/22(月)に「グループ現代」の配信開始イベント第6弾、「鳥山先生と子どもたち」のトークに、鳥山雅代さん、高田豪さんらと出演しました。

下記で無料で見られます。

https://www.youtube.com/watch?v=KWbI5KYzjZU

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配信前に配信映画に関連する人をゲストに招きお話するトークイベントです。
第六弾配信イベント「鳥山先生と子どもたち」

解説者 : 金子 遊
ゲスト: 鳥山雅代 
東京賢治シュタイナー学校のオイリュトミー教師および高等部の教師。鳥山敏子を母にもつ。 高田豪 東京賢治シュタイナー学校 演劇専科を中心に活動。「からだとことばのレッスン」をベースに表現の意味と可能性を探る。

高田豪
東京賢治シュタイナー学校 演劇専科を中心に活動。「からだとことばのレッスン」をベースに表現の意味と可能性を探る。

鳥山先生と子どもたちの1ケ月
演出;四宮鉄男 製作;小泉修吉 1985年 140分
みんなが孫悟空 構成;四宮鉄男 製作;小泉修吉 鳥山敏子 1993年 209分
宮沢賢治の学校 宮沢賢治の教え子たち せんせいはほほーっと宙に舞った
構成;四宮鉄男 製作;小泉修吉 鳥山敏子 1991年 112分
その1 種山ヶ原 1995年 54分
その2 雨ニモマケズ 1995年 106分
構成;四宮鉄男 製作;小泉修吉 鳥山敏子

連載エッセイ 第8回

出版社のサイトに連載中のエッセイ「マクロネシア紀行」の最新話が掲載されました。
今回は日本列島の最西端、与那国島フォークロアに迫ります。
下記から全文読むことができます。

http://www.webarts.co.jp/menu/column/column_02-08.htm

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「活弁シネマ倶楽部」に出演

活弁シネマ倶楽部」の動画に出演しました。

2/10からはじまる「高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」の応援番組です。
3/20-26に大阪シアターセブンで開催する「東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKA」のPRも兼ねています
下記から無料で見れます

https://www.youtube.com/watch?v=mi9tX6B3fkY&feature=youtu.be

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山崎裕×金子遊!ドキュメンタリー映画祭の魅力をプログラマーが語る【クローズアップ映画祭Vol.6】

座・高円寺ドキュメンタリー映画
http://zkdf.net/

第12回特集 ”時間”を記録する
【開催期間】 2021年2月10日(水)~2月14日(日)
【開催場所】 座・高円寺
【プログラムディレクター コメント】
ドキュメンタリーは対象との時間の共有の記録でもある。 長期にわたっての取材、あるいは“ある瞬間”を切り取る試みなど、作り手と取材対象との関わりにおける“時間”について考察したいと思います。また、ドキュメンタリーにおける “演出”や”仕掛け”についても、考えを拡げるつもりです。 ゲストの方々も座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルらしい、ゆたかな顔ぶれが集まりました。

☆ 東京ドキュメンタリー映画

https://tdff-neoneo.com/
☆ 東京ドキュメンタリー映画祭in Osaka

https://tdff-neoneo.com/osaka/
 

【開催期間】 2021年3月20日(土)〜26日(金)
【開催場所】 シアターセブン
【プログラムディレクター コメント】
新型コロナの影響で劇場が閉まり、映画祭の開催も危ぶまれましたが、3 年目にして 過去最高 150 本以上の応募がありました。上映作品は、戦争、オリンピック、原発事故、 先住民の権利、摂食障害などテーマが多岐にわたります。撮影方法もセルフ・ドキュメ ンタリーからダイレクト・シネマまで様々です。
特別上映では香港における民主主義の 危機を、特集上映では東南アジア、南米、アフリカなどの民族誌映像を取りあげます。 パンデミックによる経験したことのない激動の時代に、多様なドキュメンタリーが撮り 続けられていて、映画館で上映できること自体が喜びです。記憶に残る1年の終わりに、 ぜひ新作の数々をご覧ください。

☆ 出演者 山崎裕座・高円寺ドキュメンタリー映画祭 プログラムディレクター) 撮影監督。日本大学芸術学部卒業後、1965年に記録映画『肉筆浮世絵の発見』でカメラマンとしてデビュー。多くのテレビドキュメンタリー、記録映画、CMなどに撮影監督として参加する傍ら、多数の劇場用映画の撮影をも担当。是枝裕和監督とのコンビが有名。 2010年の映画『トルソ』で監督としてデビュー。2013年の『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』ではプロデューサーも。2001年より「座・高円寺ドキュメンタリ−フェスティバル」のプログラムディレクターをつとめている。


 

 

 

「週刊読書人」に書評

【明日2/5発売】

週刊読書人」2021年2月5日号にて、
共編著ジョナス・メカス論集 映像詩人の全貌』が書評で取り上げられています!

評者は写真評論家のタカザワケンジ氏
「コンパクトだが、みっしり内容が詰まった一冊」とのこと。
ぜひ本誌でお読みください
 

https://dokushojin.stores.jp/items/6018d8956728be4f6bb15f9c

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1/29 配信番組に出演

今月もグループ現代の配信番組に出演します
今回もかなり賑やかになりそうですね

~人情ってCommunication~
1/29(金)19:00より、第五弾オンライン無料イベント開催

【出演者】
伊藤有紀(『まちや紳士録』『人情噺の福団治』監督)
北島力(『まちや紳士録』出演)
桂福若(落語家)
金子遊(批評家/フォークロア研究者)

番組の予告動画 ↓

www.youtube.com
次の4本について話します
1/30(土)0時〜 第五弾配信開始
https://vimeo.com/groupgendai/vod_pages

「まちや紳士録」
監督;伊藤有紀 制作;川井田博幸  2013年 88分
「人情噺の福団治」
監督;伊藤有紀 制作;川井田博幸  2015年 71分
「アイメイト日記 盲導犬と暮らす人々を訪ねて」演出;小泉修吉 制作;西原春人 監修;塩屋賢一  1984年 58分
「小梅姐さん」
監督;山本眸古  制作;増永研一 川井田博幸 2007年 76分

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初国@Yahoo!ニュース

Yahoo!ニュースにも記事が出ましたね。

「原將人の監督作「初国知所之天皇」配信、トークショーやZoom交流会も」
https://news.yahoo.co.jp/articles/53debecf6909401724fab4f6f0f651ec016138d6

1/24(日)13:30から、『初国知所之天皇』16mm Filmニュープリント 2面マルチの上映があります。
自宅火災でフィルムが焼失してから2年、京都市クラウドファンディングでよみがえった新しいプリントでの上映です。

緊急事態宣言のため、オンラインのみになりました。
当方は上映後、15:30あたりから原將人監督とトークにでます。
詳細は下記です。

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20世紀ノスタルジア」の原將人が監督を務めた「初国知所之天皇」の16mmニュープリントとデジタルリマスター版が、明日1月23日よりZAIKOでストリーミング配信される。

1973年に製作された本作は、原が本当に撮りたい映画を求めて16mmと8mmで撮影したドキュメンタリー。京都から北海道、九州まで日本という国を作った天皇を探す旅を記録した。 2018年の夏、自然発火の火事によりフィルムはすべて焼失。支援者の力を得て、イマジカラボに保管されていたネガフィルムから、16mmニュープリントとデジタルリマスター版が制作された。

原は「『初国』には私の映画での出会い、映画への情熱のすべてのつまった作品だ。それが火事で焼けてしまったのはつらかった。復活できてほんとうにうれしい」とコメントしている。

A、B2種類のプログラムが用意された配信チケットの価格は1000円。作品の配信のほか原や批評家で映画作家金子遊早稲田大学大学院教授の谷川建司が参加するトークショーZoom交流会も行われる。プログラムやチケット購入方法の詳細は原の公式サイトで確認を。 「初国知所之天皇」は1月23日と24日、30日と31日に配信。また3月13日と14日には京都・Lumen galleryで上映される予定だ。

 

■ 原將人 コメント 私は映画が好きで好きで、好きがこうじて、作りたくて作りたくて、高校の時、友人たちと作った映画が東京の映画祭でグランプリを獲った。でも、ちょっと優等生の作った映画のような気がしていた。数年後、ほんとうに撮りたい映画を求めて「初国知所之天皇」を撮った。京都から北海道、九州まで、日本という国を作った天皇を探しての旅だった。でも、カメラを回す、撮るという行為のなかに日本という国は出現した。だから終われなかった。最後に鹿児島で初めて映画を撮った夏に自殺してしまった少女に出会った。私は少女を追悼し、私は映画の力を信じてそこで映画を終えた。「初国」には私の映画での出会い、映画への情熱のすべてのつまった作品だ。それが火事で焼けてしまったのはつらかった。復活できてほんとうにうれしい。

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『初国知所之天皇』復活ロードショー

1/24(日)に、下記の上映にトークで登壇します。
(緊急事態宣言の影響で、上映もトークもオンラインになりました)

チケット購入は下記です
https://haramasato.zaiko.io/_item/334795

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2021年1月24日(日)『初国知所之天皇』復活ロードショー

  • date_range 01.24 (日) 10:30 ⇨ 01.24 (日) 22:30
  • 日本映画界が生んだ、最後の天才映画監督・原 將人の 伝説の代表作『初国知所之天皇
     自宅焼失というアクシデントで燃えてしまった伝説のフィルム『初国知所之天皇』が、 2020年12月に京都市主催のクラウドファンディングで復活した。イマジカラボに保管されたネガから、16㎜フィルム​ニュープリント、デジタルリマスター版が復活され、​Lumen galleryで​初御披露目される。『初国知所之天皇』の世界は、より透明感を帯び,​「​映画 とはなにか? ​」​という命題に寄り添いながら創造性​を​激しく​刺激する。

    復活ロードショーにおいて​『初国知所之天皇』は、激生ライブ上映・フィルム・デジタル・燃えたフィルム​​の​4パターンで​上映​され​る。​
    ​また、『初国知所之天皇』をよりご理解いただくために、トークショーを企画した。
    この上映会はLumengalleryで鑑賞できる会場チケット限定48席を販売するほか、世界各国へ向けてオンライン配信される。
    はじめて興味を持たれた方も、なつかしい方も、映画『初国知所之天皇』をお楽しみください!
                         
    ■上映プログラム
    ・Aプログラム  
           11:00~:『初国知所之天皇』16㎜ Filmニュープリント2面マルチ
           14:00~:『初国知所之天皇』初国完成47周年記念 原 將人 激生ライブ上映
           18:30~:『初国知所之天皇』デジタルリマスター版2面マルチ

    ・Bプログラム
           11:00~:『あなたにゐてほしい~SOAR~』 参考上映:『おかしさに彩られた悲しみのバラード 』
           13:30~:『初国知所之天皇』16㎜ Filmニュープリント 2面マルチ
           15:30~: 原 將人トークショーwith ゲスト
           16:30~: 燃えた『初国知所之天皇
           18:30~:『初国知所之天皇』デジタルリマスター版2面マルチ

    チケット料金:
    ・オンライン配信 :1,000円(税込) ※配信日を含む3日間。開始時刻から2日間のアーカイブ上映あり
    ・会   場  入 場 券 :1,500円(税込)  
    ・ラ イ ブ 上    映 :5,000円(税込) ・学割:3,000円(税込) (要学生証提示)
    ・会 場1日鑑賞券:Aプログラム:7000円(税込)Bプログラム:5000円(税込)
        ※チケットの購入・動画の視聴には電子チケット販売プラットフォームZAIKOへのアカウント登録が必要となります。​
        ※チケット代のほかに別途手数料が掛かります。
        ※配信のURLは購入したZAIKOアカウントのみで閲覧可能です。

    【映画監督 原  將人コメント】
    私は映画が好きで好きで、好きがこうじて、作りたくて作りたくて、高校の時、友人たちと作った映画が東京の映画祭でグランプリを獲った。でも、ちょっと優等生の作った映画のような気がしていた。数年後、ほんとうに撮りたい映画を求めて『初国知所之天皇』を撮った。京都から北海道、九州まで、日本という国を作った天皇を探しての旅だった。でも、カメラを回す、撮るという行為のなかに日本という国は出現した。だから終われなかった。最後に鹿児島で初めて映画を撮った夏に自殺してしまった少女に出会った。私は少女を追悼し、私は映画の力を信じてそこで映画を終えた。『初国』には私の映画での出会い、映画への情熱のすべてのつまった作品だ。それが火事で焼けてしまったのはつらかった。
    復活できてほんとうにうれしい。

    【上映会へのコメント:瀬々 敬久(映画監督)】
    『おかしさに彩られた悲しみのバラード』を高校生の時に見て以来、8ミリで映画を撮り始めた。それほど原將人信者だった。大学生の頃、原將人全作品上映の企画をして上映会を行った。その大きな理由は、噂に高い『初国』が見たかったからだ。『初国』は遥かにその伝説を超えていた。映写機と見る者、その空間、それらが混然一体となったまさに映画体験だった。上映という行為でしか成しえない作品、それでしか享受できない感動。あれ以来、僕は『初国』以上の映画体験を未だに経験していない。
    瀬々敬久:映画監督『64ロクヨン』『最低。』『友罪』『楽園』『糸』

    【上映作品紹介】
    ・『初国完成47周年記念激生ライブ上映』
    『初国完成47周年記念激生ライブ​上映​』を、簡単に説明すると、生演奏付きの映画上映である。今年70歳になる原が、2台の16ミリ映写機から上映される映像に合わせて、上映会場でナレーションを読み上げ、歌をうたい、ピアノを弾く。『初国知所之天皇』の誕生から47年間ずっと変わらない、​原が貫き通す*ライブ映画*の上映スタイルであり、会場をまるごと映画空間へと昇華させる、映画体験である。原は、至高の仕方で、既成の映画概念を見事に突き破ってみせた。『初国知所之天皇』が、日本映画界において、伝説と称される所以である。クリエイターたちにも絶大なファンを持つ。観客は、映画を観ることを超え「​映画を体験する​」​のである。これだけのクオリティー、スタイルでのライブ上映は、世界においても、原にしかやれない。今回は、ふたりのミュージシャンを迎えてのスペシャルセッション​でお届けする​。

    ・『初国知所之天皇』4バージョン: 激生ライブ上映   /  16㎜ Filmニュープリント  /  デジタルリマスター   /   燃えた   /
    1970年代、国家と社会に全面的に異議を申し立てた全共闘運動が終焉した。当時、映画を志す22歳の原 將人は、既成の映画に対して全面的に異議を申し立て、国家を根底から考える 映画『初国知所之天皇』を製作した。8㎜と16㎜フィルムを併用し、2 台の映写機を切り替えながら自ら映写する8時間に及ぶ長編作品は、同世代、とりわけ映画を志す若者たちに熱狂的に支持され、伝説のフィルムと呼ばれるに至った。その 後、摩耗する8㎜を16㎜に引き伸ばした4時間のリフレイン版を、その20年後には4 時間を左右に切り分けた2時間の2面マルチバージョンが完成した。
    その25年後、2018年の猛暑の夏、自然発火の火事で、原のフィルムも、貴重な映画資料も、撮影機材も、ほぼすべて燃えた。火事から2年後の2020年、京都市主催のクラウドファンディングを介し支援者の力を得て、イマジカラボに保管されていた『初国知所之天皇』のネガからデジタルリマスター版、2面マルチバー ジョン16㎜フィルムニュープリントがリプリントされ​た。

    ・『燃えた初国知所之天皇』​
    幾度となく上映されてきた『初国知所之天皇』の16㎜フィルム​は、​火事のアクシデントを耐え抜き、冒頭5分間以外、​奇跡的に映写機にかかる状態で燃え尽きることがなかった。​しかも、自然現象である火事の炎によって、人の手で作ることのできる限界を超えた妖艶な美しい色を与えられたのだ。映写機からリズミカルに投射されるこの神秘的な​映像​を観れば、魂は静かに揺さぶられ、不思議な感動を沸き起こさずにはいられないだろう。

    ・『おかしさに彩られた悲しみのバラード』 [参考上映]      ※著作権の関係上、会場での参考上映のみ。
    原が高校2年の春休みに級友たちと作った16㎜フィルムによる短編。1学期、2学期と 授業をさ​ぼって映画館に通いつめていた原は、3学期になると急に出席率かよくなっ た。​ど​うしても映画が撮りたかった。授業中にシナリオを友人たちに回し読みをしてもらっていたからだ。『黄金時代'68』という社会派の脚本だったが、甘い! 甘い! と先鋭的な友人たちに猛反対され、​原は​行き詰まった。だが、 それを劇中劇のように入れ子構造にすれば、自分の構想に近い社会派になることに気付き、春休み​に​ロケ場所だけ決めて​、​その場でシナリオを書いて撮っていった。その躍動感の充満する処女作。

    ・『あなたにゐてほしい~SOAR~』 
    冒頭に​、​昭和天皇が登場する。昭和の山村を舞台にした作品であるが、そうではない。戦死したフィアンセを待つ悲恋の物語であるが、そうではない。『あなたにゐてほしい~SOAR~』を見終えたあと観客は「一体全体なんだったの か?」心地よく深い混乱に包まれるであろう。原は、劇映画という括りの中で、ついに独自の世界を構築したのだ。美しい映像と音楽が溢れる原ワールドに身を置き、ゆっくり吟味して欲しい。ゴダールか? フェリーニか? そうではない。展開されるのは、純粋な原 將 人の映画哲学なのである。またある意味『初国知所之天皇』と並んで天皇制を語った系列にも属する。初国復活ロードショーにおいて、処女作『おかしさに彩られた悲しみのバラード』とプログラムに組み込まれた所以である。鈴木清順監督の最後の映画出演作ともなった。