シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

インディジナス 先住民に学ぶ人類学

4/21に、新著『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』(平凡社)が刊行されます! 

狩猟採集民のムラブリ、インゴルド、タウシグ、クラストル、ロバート・ガードナーらについて「先住民」をキーワードに書いた初めての人類学論集です。
松本俊夫LSD論、アカマタ・クロマタ論、憑依芸能論などバラエティにも富んでます。
帯がムラブリになった珍しいデザインです。よろしくお願いします〜

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784582839203

My new book "Indigenous" will be published tomorrow.

 

『森のムラブリ』上映@北千住

新著刊行記念、4/22(土)泪橋ホールで『ムラブリ』上映会

ラオス
ムラブリフィールドワークについて書いた文章をおさめた書籍『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』が出版。
刊行記念もかねてドヤ街・山谷で上映会があります。トークやサイン会もあり。

詳細 qr.paps.jp/ueScT

4月22日(土) 15時〜 料金1000円 学生500円
上映後、金子遊監督によるトークショー

住所  : 111-0021 東京都台東区日本堤2-28-10
営業時間:14:00~22:00
お問合せ:info@namidabashi.tokyo
     TEL 03-6320-4510





 

 

 

『ダルデンヌ兄弟 社会をまなざす映画作家』刊行

 

共著『ダルデンヌ兄弟 社会をまなざす映画作家』が、4/5から書店に並んでいます。『トリとロキタ』の上映館では先行販売中とのこと。
ドキュメンタリーマガジンneoneo叢書の第3弾で、若林良がひとり編者で創りきりました!

当方は「ムーズ川と製鉄所のけむり」という論考を寄せ、兄弟が育ったベルギーの工業地帯と、初期の社会派ドキュメンタリーについて論じてます。
詳細 http://webneo.org/archives/51121
Co-authors book "Dardenne Brothers" is available in bookstores from Apr 5.




キネ旬に『マリウポリ 7日間の記録』のレビュー

本日発売の「キネマ旬報」4月下旬号。松本零士さんの追悼号ですね
新作ドキュメンタリー『マリウポリ 7日間の記録』のレビューを執筆しました。タイトルは「半径100メートル以内の戦場」です。

リトアニア人の監督が戦火のマリウポリに入り、撮影を敢行。新ロシア派に殺害されたあとで、本作がいかにダイレクト・シネマとして完成されたのかを論じています。

kinejunshop.com/items/72399280



Art Anthropology 18号

多摩美の芸術人類学研究所が、年に1回刊行している紀要がわりの雑誌「Art Anthropology 」。
その18年目となる18号が、刊行されました。

当方はシンポジウムの収録のなかで、「旅の映画がたどる道」というタイトルで、映画『森のムラブリ』の国内外での上映の歩みの4年間を振り返りました。
それから「渚と森のフォークロア」という部門で、「呪術師を知る」という文章を書きました。ジャワ島の憑依芸能ジャティランを統べる、呪術師パワンへのフィールドワークをはじめて活字にしました。

https://www2.tamabi.ac.jp/iaa/publications/art-anthropology-18/

 

『うつろいの時をまとう』パンフに解説、トーク登壇

2023年3月25日から全国劇場公開がはじまった、三宅流監督の長篇ドキュメンタリー『うつろいの時をまとう』。独自の哲学をもつファッション・デザインのユニット「matohu」の活動を追ったものだ。
そのパンフレットに「被服の哲学/映像の美学」という文章を寄せました。渋谷のイメージフォーラムから始まっているので、ぜひお手にとってみてください。
公式サイト https://tokiwomatohu.com/

4/16(日)12:30の回終了後、イメージフォーラムで三宅監督とトークします。ぜひこの機会にお運びください。
https://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/6050/

 

 

ビバ!ムラブリ@長崎再上映

長崎県佐世保を中心に、2023年3月に『森のムラブリ』の再上映があります。

「ビバ!ムラブリ  ムラブリになる🌈
3月18日・佐世保市世知原町
3月19日・東彼杵郡川棚町
3月20日佐世保市下京町
3月21日・平戸市崎方町
で開催❗
言語学者「伊藤雄馬」さんをゲストに迎え
①映画「森のムラブリ インドシナ 最後の狩猟民」(監督:金子遊 出演・現地コーディネーター・字幕翻訳: 伊藤雄馬)鑑賞と伊藤雄馬さんのお話
②ワークショップ
  ムラブリドーム設営体験
③「ムラブリ」刊行発売記念トークセッション 著者「伊藤雄馬」(言語学者)が語る
④お山の地球屋さんの焚火料理とお喋りを楽しみましょう!焚火を囲んでね!

www.facebook.com





 

共著『拡張するイメージ』刊行

民族学博物館の共同研究に関わり、その成果として共著『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』(亜紀書房)が刊行されました。編者は藤田瑞穂さん、川瀬慈さん、村津蘭さん。

当方は「ゾミアの遊動民─映画『森のムラブリ』をめぐる旅」という論考を寄せました。写真集かグラビアのように見開きで、写真もたくさん掲載して頂きました。

A joint book on anthropology and art was published, and I wrote about hunter-gatherers in Laos.



3/8「ムラブリの夜」@阿佐ヶ谷ロフトA

ムラブリの夜

書籍『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』刊行記念、映画『森のムラブリ』上映会&トーク

https://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/242464

OPEN 19:00 / START 19:30

【出演】
伊藤雄馬
言語学者、『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』著者)
金子遊

(批評家、映像作家、『森のムラブリ』監督)

タイ・ラオス少数民族ムラブリ。消滅危機にある彼らの言語を15年にわたって研究している言語学者・伊藤雄馬氏初の書籍が刊行されます。その名も『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』(集英社インターナショナル)。就活から逃げ出した言語学徒である伊藤氏が、いかにしてムラブリ語と出会い、その特異性に驚き、挫折と困惑を経て成長し、言語を通した“ムラブリ化”を経て、ムラブリのような生き方を試みるに至ったかを綴った、異端の言語学ノンフィクションとなっています。
この度、同書の刊行を記念して、伊藤氏が現地コーディネーター・字幕翻訳として参加したドキュメンタリー映画『森のムラブリ』の上映会と、監督である金子遊氏とのトークイベントを行います。同作は、“人喰い伝説”が分断したムラブリのグループの、100年越しの再会を捉えた世界唯一の映像作品です(この映画については、書籍でも丸々1章を割いて語られています)。
上映後のトークでは、「奇跡」としか言いようのないお二人の出会いから、映画の撮影秘話、書籍と映画それぞれの特徴、ムラブリ語ワークショップなど、盛りだくさんの内容でムラブリの世界を堪能してもらいます。阿佐ヶ谷の地下にムラブリの森が顕現する一夜、ぜひ奮ってご参加ください。

 

「キネマ旬報」にロッテルダム映画祭の記事

キネマ旬報」2023年3月上旬号、world reportのコーナーに、田中裕子さんのロッテルダムの記事がでました。
そこで拙作『フイルム・フェティッシュ』の上映と、奧山順市特集の報告もなされています。田中さん、お世話になりました。

https://www.kinejunshop.com/items/71718279