映画『人間の境界』

ヨーロッパへの移民・難民をテーマにした、超ヘヴィな社会派ドラマ

アフガン、シリア、ブラック・アフリカからベラルーシに到着した移民や難民を、西側への嫌がらせのように、国境からポーランド側へ送りこむ。しかし、ポーランド側は移民を見つけても保護せず、こっそりベラルーシ側へ送り返す。

国境を挟んで両側から拒絶される移民の家族、子供たち、女性たちが、あらゆる理不尽な目にあう姿を、リアリズムで描ききる。唯一救いなのは、移民を支援する団体の人たちのドラマが中心になっていること。

ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルのガザ侵攻で、国家や人間の嫌な部分がたくさん伝えられているけど、この映画は隠された現実をドラマとしてわかりやすく伝えてくれる。

2023年製作/152分/G/ポーランド・フランス・チェコ・ベルギー合作
原題:Zielona Granica
配給:トランスフォーマー

シャーマニズムと相談者

これまで、西アフリカ、ブラジル、インド、タイ、インドネシアカンボジア、フィリピン、青森、奄美宮古島といった土地で、いわゆるシャーマン(巫者、呪術師)と呼ばれる人たちと会ってきた。旅先にて機会さえあれば、そうした人に卜占や祝福やお祈りをしてもらうといった具合である。

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『森のムラブリ』がアマプラで配信

アマゾン・プライムにて、映画『森のムラブリ』の配信がはじまりました。
Prime会員は無料で見られますので、お見逃しの方は、ぜひこの機会にご覧ください。

酷暑の日本列島よりも、ラオスの森のなかの方が涼しく感じるはず(?)です。
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インディジナス: 先住民に学ぶ人類学