シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

2021-01-01から1年間の記事一覧

多文化間精神学会の「こころと文化」

多文化間精神学会の学術誌「こころと文化」に『光学とエスノグラフィ』の書評がでました。執筆して下さったのは、仁愛大学の三脇康生先生。ジャン・ルーシュとラカン派、リティ・パンとインゴルドの人類学を援用しつつ、精神医学の知見から見て意味のある著…

台湾で『ゲームチェンジング・ドキュメンタリズム』発売

以前インタビューしていただいた『ゲームチェンジング・ドキュメンタリズム 世界を変えるドキュメンタリー作家たち』という本があります。このほど、その中国語版が台湾で発売になるということ。おめでとうございます!専制主義の迫りくる香港や台湾には、こ…

短編上映@東京ドキュメンタリー映画祭2021

12/17(金)17:20〜「東京ドキュメンタリー映画祭2021」で、拙作の短編映画『憑依の宴 ジャワ島のジャティラン』が上映されます。特集上映「憑依する精霊たち」プログラムのなかの1本です。詳細 https://tdff-neoneo.com/lineup/lineup-2206/#movie04 ジャ…

メディア掲載「東京ドキュメンタリー映画祭2021」

毎日、満員御礼の「東京ドキュメンタリー映画祭2021」ですが、メディア掲載をまとめておきます。12/10(金)読売新聞夕刊 12/10(金)東洋経済日報 12/9 ムビコレhttps://www.moviecollection.jp/news/117835/ 10/19 映画ナタリーhttps://natalie.mu/eiga/ne…

東京ドキュメンタリー映画祭2021 開催!

4年目となる「東京ドキュメンタリー映画祭2021」が、12/11(金)から新宿K's Cinemaで開催されます。 Yahoo!ニュースに出ました。https://news.yahoo.co.jp/articles/263c26cfcb7263916a5d31fe78dab9b2606e86d1映画祭公式サイトhttps://tdff-neoneo.com/新…

11/27「旅と書物」シンポジウム

11/76(土)13:30〜芸術人類学研究所のシンポジウム 「旅と書物」がオンライン (YouTubeライブ)で開催されました。 当方は「ジャワ島の憑依芸能」であるジャティランについて、ギャラリーから映像と写真を交えてお話しましした。フライヤーの写真は港千尋さ…

「旅と書物」インスタレーション

11/19(金)〜27(土)まで、多摩美術大学図書館のアーケードギャラリーにて、「旅と書物」をテーマにした展示をします。写真は設営の様子。芸術人類学研究所のOさんと、学生アルバイトさんが主体になって、写真を天井から吊るす大掛かりなもの。わたしのブ…

メキシコの先住民・民族誌映画展

拙作『森のムラブリ』がメキシコの「IUAES先住民・民族誌映画展」で上映されます。 https://www.iuaes2021yucatan.org/home/ 主催は人類学・民族学国際連合で、11/9-13までユカタン半島でおこなわれる国際会議ですが、今年はオンライン開催です。そのなかで…

「図書新聞」に拙著書評

「図書新聞」10/23号に、拙著『光学のエスノグラフィ』の書評が掲載されました。評者は宗近真一郎さん「本書は、前著『映像の境域』が映像作品の状況的な解読に軸足を置いたのに対して、自らの人類学的・民俗学的フィールドワークと映画作家論とを交差する展…

「現代詩手帖」に拙著書評

拙著『光学のエスノグラフィ』の書評が「現代詩手帖」9月号に出ました。評者は辻陽介さんです。 http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_2738.html

「美術手帖」10月号に拙著書評

「美術手帖」2021年10月号の「BOOK」コーナーに、拙著『光学のエスノグラフィ』の書評が掲載されました。書いて下さったのは、美術史研究者の岡俊一郎さんです。 10月号の詳細https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/24551WEBでも記事が読めるよう…

「コメット通信」12号

水声社が発行している「コメット通信」12号に、エッセイ「文化人類学者と詩人のこと」を寄せました。若き頃に、あの人たちに知り合った頃のことを書きました。 ご笑覧ください。http://www.suiseisha.net/_sys/wp/wp-content/uploads/2021/07/%E3%82%B3%E3%8…

「キネマ旬報」に拙著書評

「キネマ旬報」2021年10月下旬号に、拙著『光学のエスノグラフィ』の書評が掲載されました。執筆してくださったのは、映画評論家の村山匡一郎さん。 https://www.kinejunshop.com/items/52323015 「映画制作も手がける著者にとって、映画批評・フィールドワ…

『光学のエスノグラフィ』新聞書評

拙著『光学のエスノグラフィ』の書評が、各地の地方紙に出ました。共同通信で、映像人類学者の川瀬慈さんが書評を書いてくださいました。北日本新聞(富山)https://webun.jp/item/7788665山陰中央新報 9/18付https://www.sanin-chuo.co.jp/list/show-paper?…

アニエス・ヴァルダ 愛と記憶のシネアスト

共編著『アニエス・ヴァルダ 愛と記憶のシネアスト』が刊行されました。neoneo編集室「ドキュメンタリー叢書」の第2弾 写真家・美術家としてのヴァルダ、ドゥミとの関係、フェミニズム、『幸福』や『冬の旅』論など、10人の論者が多角的に論じてます。当方…

フィルムメーカーズ22「勅使河原宏」に論考

フィルムメーカーズ22「勅使河原宏」(宮帯出版社)に、論考を寄せました。当方は「前衛ドキュメンタリーの時代 勅使河原宏論」と題して、若き勅使河原と亀井文夫の関係、『ホゼー・トレス』や『白い朝』について書きました。 http://www.miyaobi.com/publis…

ICAS12フィルム・フェスティバル

8/21から28にかけて、ICAS 12フィルム・フェスティバルで、拙作のドキュメンタリー映画『森のムラブリ』 (英語字幕版)がオンライン上映されます。作品ページhttps://www.eventscribe.net/2021/ICAS12/fsPopup.asp?efp=WVJMU0FUUUU2NDc3&PresentationID=936…

8/22「これからのエスノグラフィ(民族誌)」

2021/08/22(日)中村寛×金子遊「これからのエスノグラフィ(民族誌)」『アメリカの<周縁>をあるく』(平凡社)刊行記念トークイベント@本屋B&Bオンラインイベントのご予約は下記から!https://bb210822a.peatix.com/ 同時代の世界。そこで濃厚な存在を示…

『崩壊を加速させよ』書評

「週刊読書人」2021年7月9日号に書評を書きました。宮台真司著『崩壊を加速させよ』という、著者4冊目の映画批評集です。下記で購入できます。 https://dokushojin.stores.jp/items/60e50ce30850a0202e8c93ec存在論的な人類学やアピチャッポンについて書く、…

8/11『光学のエスノグラフィ』イベント

8/11(水祝)14時〜、拙著『光学のエスノグラフィ』の刊行記念トークイベントが、青山ブックセンター本店であります。 文化人類学者の奥野克巳さんを迎えて、インゴルドの存在論的人類学や、ボルネオやラオスの森の民、ジャワ島の憑依芸能について、映像を交…

7/31に九州産業大学でトーク

7月30日(金)~8月1日(日)に、実験映画作家の伊藤高志さんが構成・演出したマルチプロジェクション舞台作品「三人の女」が、九州産業大学で上映されます。「あいちトリエンナーレ」以来の上映で、九州では初上映とのこと。7月31日(土)に福岡へ行っ…

映画『インペリアル』など3本配信

2021年6月からスタートした、日本映画専門の配信サイト「鳴滝 NARUTAKI」。溝口健二、吉田喜重特集、渋谷実特集、前田陽一特集など、渋いライナップが話題を呼んでいる。同サイトのインディペンデント映画コーナーで、「抵抗する映画」として、劇場公開した…

連載エッセイ 第10回

出版社のサイトに連載しているエッセイ「マクロネシア紀行」。第10回「ボントック族の農耕儀礼」が掲載されました。今回はフィリピンのルソン島のバギオから、さらに山奥へ入って、棚田のあるインゴロット(山岳少数民族)の祭儀を見たお話です。こちらか…

ツァイ・ミンリャンのVR映画評

シアターコモンズのサイトに、ツァイ・ミンリャンのVR映画についてレビューを書きました。VR映画は初めての体験でしたが、未来の映像の可能性を感じさせるのに十分な傑作。また、映画の起源についての本質的な考察もうながされました。シネマの起源を映すVR…

新著『光学のエスノグラフィ』刊

単著『光学のエスノグラフィ フィールドワーク/映画批評』(森話社)が刊行されました。ここ数年に書いた文章を集めたものですが、映画とフィールドワークを一緒くたになった、ちょっと類をみない本になっていると思います。カバー写真は、ジャワ島の憑依儀…

『犬は歌わない』インタビュー記事

先日おこなった『犬は歌わない』監督インタビュー。その模様がYahoo!ニュース(リアルサウンド映画部)に掲載されました。 https://news.yahoo.co.jp/articles/029625fbf5992b244066ae52af30a6654aa3c561 動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=E4sF…

『軌跡』no.2

多摩美術大学アート・アーカイブ・センターの研究誌『軌跡』no.2が刊行されました。そこに、港千尋×金子遊の対談「写真と人類学」が掲載されています。シンポジウムの採録ですが、わたしは写真入りで、ベナンのヴードゥーの儀礼の話とジャン・ルーシュ、それ…

6/20グループ現代の配信番組

約1年つづいたグループ現代の配信記念番組が、今夜フィナーレ 6/20(日)19時~第10弾「レッジョの町と自由の森」開催! 前半は第10弾配信作品の紹介、後半は全配信作品を解説した批評家の金子遊より、ベスト5を紹介します。 参加無料、案内ページはPeatix…

フェスティバル/トーキョーに劇評

フェスティバル/トーキョーのwebサイトに劇評を書きました。「シンガポールの映像演劇が描く癒しとしてのアニミズム」 ――テアター・エカマトラ『Berak』評文・金子 遊 コロナ禍のなか、東南アジアから届いた映像演劇に、アート映画の新たな可能性と現代のア…

『犬は歌わない』公開インタビュー

ドキュメンタリー映画『犬は歌わない』イベント情報 公開直前!監督インタビュー!! 6月10日(木) 21:00~ ムーリンプロダクションyoutubeチャンネルにて中継いたします。 https://www.youtube.com/watch?v=E4sFH5AFSoc ゲスト:エルザ・クレムザー&レヴィ…