シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

飯村隆彦 クラシック&アヴァンギャルド

johnfante2011-07-11

映像作家の飯村隆彦さんが、7月の週末に上映イベントを開催しております。


飯村隆彦 - クラシック&アバンギャルド at KEN
7月9日(土)16日(土)23日(土)
18:30開場 19:00開演
KENへのアクセス: http://www.kenawazu.com/access.html
各回/\2,000 全3回予約/\5,000 各回/50 名 出演 飯村隆彦



実験映画のパイオニアである飯村隆彦のコレクションから、ジョルジョ・メリエス ルイ・リュミエール エドウィン・ポーター ウィンザー・マッケイ ラジスラス・スタレビッチ ウォルト・ディズニー をフィルムで上映。
そして、飯村隆彦自身の傑作の数々、三週連続土曜の夜、一挙上映。
さらには、レアで愉快な飯村トーク。前衛作家ならではの視点でクラシック映画をブレイク・ダウンする。 映像ファン、作家は必見。
音楽:小杉武久 オノ・ヨーコ、他。 処女作の「くず」や「LOVE」を含む。
「彼(飯村)は前衛映画界の中心的な核を通りながら自分自身の独自な道を追及していたのだった。
アメリカの前衛映画の運動の熱情と炎とがインスピレーションを与え、引き付けはしたが、彼が日本人に生れたというこが、映画におけるミニマリストとコンセプチュアルの可能性を妥協せずに追及していくのに決定的に働いていた。
彼は誰よりも深く、映画をこの方面において追及している。」 ジョナス・メカス


飯村隆彦 プロフィール
日本の実験映画の草分けの一人。
1960 年代にハプニングのオノ・ヨーコ、画家の赤瀬川原平、作曲家の小杉武久暗黒舞踏土方巽らの前衛芸術家の協力で、 8ミリや16ミリの前衛映画を個人で制作、ギャラリ−やホ−ルでゲリラ的に自主上映活動を行なった。大林宣彦、高林陽一、ドナルド・リチ−、石崎浩一郎らと実験映画集団「フィルム・アンデパンダン」を1964年に結成し、東京の紀伊国屋ホ−ルで日本の個人映画史上最初の実験映画祭。
1965年、オノ・ヨーコの音楽による実験映画「LOVE」がニューヨークの実験映画のリーダー、ジョナス・メカスによって「ビレッジ・ボイス」紙上で高く評価され、ニューヨークにデビューした。
1989 年には、ニュ−ヨ−ク のメトロポリタン美術館の委嘱により日本の芸術に特有な「間」を竜安寺の石庭に再発見する「 Ma: Space/Time In The Garden Of Ryoan-Ji 」を建築家の磯崎新(テキスト)、作曲家の小杉武久(音楽)の協力を得て制作、モントリオ−ル映画祭、ユネスコ美術映画祭(「建築賞」を受賞)などで上映。
「あいうえおん六面相」では、システムG(リアルタイム・三次元テクスチャ−・マッピング)を使用して、音とイメ−ジの差延をコミカルにビデオ作品化。 ニュ−ヨ−ク、ジュネ−ブ、オスナブリュック(ドイツ)、サンパウロなどの国際映画・ビデオフェスティバルで上映され、8つの賞を受賞。
1995年に東京都写真美術館で、1999年にパリの国立ギャラリー・ジュ・ドウ・ポム、で総合的な個展を開催した。 2001年、1974年以来、27年ぶりにニューヨーク近代美術館で個展を開催。


飯村隆彦映像研究所
代表 飯村隆彦
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