『半島論』刊行イベント@横浜

johnfante2018-11-07

編著『半島論』の刊行イベント第2弾「半島を生きる」を、横浜で開催します!
  古谷利裕×前嵩西一馬×中村剛彦 司会=中里勇太
  11/10(土)19時〜@日ノ出町シャノアール


画家、文化人類学者、詩人、批評家らによるトークセッション。老舗ジャズバーでライブ・ペインティング、生演奏付きポエトリー・リーディングも!
https://www.facebook.com/events/336862253543794/




半島を生きる─半島的存在論を巡る対話─ 『半島論 文学とアートによる叛乱の地勢学』(響文社)第2回刊行イベント


「トポグラフィックな視点から近現代の列島文化を切りとり、国家的な制度やグローバルな資本主義の網の目をかいくぐって、津々浦々にあるローカルな半島の地から、均質化や制度化に抗する叛乱の声を列島全体に響き渡らせたいのだ。」──「はじめに」より


本書『半島論 文学とアートによる叛乱の地勢学』は、文学、アート、映像、思想、歴史、文化人類学などのジャンルにまたがる14人の気鋭の論者による半島についての論考を収録しています。北は北海道・宗谷岬から、南は沖縄・勝連半島にいたるまで、浅野麗、雨宮庸介、遠藤水城、金子遊、岸田将幸、栗原康、佐々木友輔、中里勇太、中村剛彦、藤田直哉、古谷利裕、細谷修平、前嵩西一馬、森元斎が執筆した本書は、21世紀の新たな文化批評の地平を切り開くエポックとなる書といえます。
当日は、3名の執筆者による半島を巡るトークセッションを行い、半島とは何か、半島に生きる半島的存在とは何か、そして半島から捉え直した「世界」とは何かを、お客さまともども縦横に語り合いたいと思います。また朗読と演奏のライブも行います。
読書の秋、ぜひこの新しい知を体験しにお足運びください。


出演者 
古谷利裕(ふるや・としひろ):「架空の半島」について執筆
1967年神奈川県生まれ。画家、批評家。1993年東京造形大学卒業。主な展覧会、2002年VOCA展(東京)、2004年韓国国際アートフェア・日本現代美術特別展(ソウル)、2008年組立(埼玉)、2011年アートプログラム青梅(東京)等。著作『世界へと滲み出す脳』『人はある日とつぜん小説家になる』(共に青土社)。ブログ「偽日記@はてな」。


前嵩西一馬(まえたけにし・かずま):「勝連半島」について執筆
1971年沖繩那覇市生まれ。文化人類学・沖繩研究。共編著に『沖繩学入門 空腹の作法』(昭和堂)、論攷に「沖繩で探す「鞘」の言葉──高度必需品としての蝶柄、笑い、生物群」『思想』第九号(2010年、岩波書店)など。


中村剛彦(なかむら・たけひこ):「三浦半島」について執筆
1973年横浜市生まれ。詩人・批評家。詩集『壜の中の炎』『生の泉』(共にミッドナイト・プレス)。「現代詩手帖」等に詩論を多数執筆(一部ブログ「dog & poetry life of Takehiko Nakamura」に転載)。現在、多ジャンルのアーティストと「語り」をベースとしたアート・プロジェクト「NEAP」を立ち上げ準備中。


中里勇太(なかさと・ゆうた):本書編者・当日司会 
1981年宮城県生まれ。文芸評論。『佐藤泰志 生の輝きを求めつづけた作家』、『津島佑子 土地の記憶、いのちの海』、『高橋和巳 世界とたたかった文学』、『文藝別冊 野坂昭如』、『文藝別冊 寺山修司の時代』(以上、河出書房新社)。『現代詩文庫 岸田将幸詩集』(思潮社)などに作品ガイドや論考を執筆。


演奏協力
中村新史(なかむら・しんじ)
1974年生まれ。ピアノ、アコーディオン鍵盤楽器奏者。大学卒業後、プロとしてポップス、ラテンR&B、クラブミュージック等さまざまなアーティストと共演。その後「自己免疫性脳脊髄炎」を発症、その後遺症で下半身付随となるも復帰を果たす。リーダーアルバム『RR』。


シャノアール
045-242-9784
神奈川県横浜市中区日ノ出町1-76-1 インペリアル横浜パークサイド104
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14035552/
予約・問合せ: 070-5579-1564. takeandbonny@gmail.com