市岡康子さん(ディレクター) インタビュー 【前編】
下記の記事の聞き手と構成を担当しました。
https://note.com/kawaumi/n/n60982ed21b09
国内において映像人類学的な試みがなされた歴史を振り返ると、燦然と輝いて見えるのが、日本テレビ系列で放映された「すばらしい世界旅行」というテレビ番組である。そのなかでも、市岡康子さんは1966年から90年までディレクターとしてアジア太平洋をフィールドにして取材し、民族誌的な視点から記録映像を手がけてこられた。
特にパプアニューギニアで撮影された、『クラ―西太平洋の遠洋航海者』(1971年)、『裸族最後の大酋長―石器時代から現代までを生きた男』(1982年)、『ヤケドを誇る人々 ギサロ―カルリ族の歌合戦』『ヤケドと涙の交換 ギサロ―カルリ族の歌合戦』(1987年)といった映像作品は、根強い人気をほこり、近年もさまざまなかたちで上映がなされている。
2023年に著書『アジア太平洋の民族を撮る―「すばらしい世界旅行」のフィールドワーク』を上梓された市岡さんは、ご自身の「冒険」ともいえるフィールドワークについて詳細に書いているので、ぜひ手にとって頂きたい。ここでは、『アジア太平洋の民族を撮る』の刊行を記念して、Q&Aのトークとして収録した内容をインタビュー記事として読めるようにまとめてみた。
