拙著『辺境アジアの東北をめぐって』(アーツアンドクラフツ)の書評が、社会新報の2026年7月16日号の文化面に掲載されました。
評してくださったのは、映画監督・映画評論家の田中千世子さん。
「金田一京助のアイヌ語との出会いが丁寧に紹介され、旅する著者のDNAに郷愁を感じさせる少数民族ニヴフの作家の描いた風景がリアルに現れる第一部も、シベリア抑留後の香月泰男の絵画と石原吉郎の詩について深い考察のある第二部も、読みごたえ十分なのである。」

拙著『辺境アジアの東北をめぐって』(アーツアンドクラフツ)の書評が、社会新報の2026年7月16日号の文化面に掲載されました。
評してくださったのは、映画監督・映画評論家の田中千世子さん。
「金田一京助のアイヌ語との出会いが丁寧に紹介され、旅する著者のDNAに郷愁を感じさせる少数民族ニヴフの作家の描いた風景がリアルに現れる第一部も、シベリア抑留後の香月泰男の絵画と石原吉郎の詩について深い考察のある第二部も、読みごたえ十分なのである。」

※以下、個展のお知らせを転載します
BLUE HOUSE STUDIOでは7月18日(土)より映像展示『光学のフィールドワーク 〜金子遊・映像人類学の仕事〜』を開催いたします。
本展では映像作家であり民俗研究者である金子遊さんがこれまで長年に渡り行ってきた映像人類学の仕事を写真と映像で紹介いたします。本展ではその中でも、東南アジアや西アフリカでのフィールドワークにおいて撮影された憑依儀礼などの映像を通じて、辺境の地に残る人間と精霊が交感する世界をお届けします。
また、会期の初日から3日間は金子さん本人にご登壇いただき、トークを交えながら毎日違う内容で上映イベントを開催。映像人類学の世界へ深く踏み入っていきます(要予約)。
ぜひ多くの皆様にご高覧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
詳細&予約
https://www.instagram.com/p/DZwfmrCkYqD/?img_index=1

<展示紹介>
ラオスの狩猟採集民を撮った映画『森のムラブリ』が評判になった映像作家が、これまでの映像人類学の仕事を、写真と映像で振り返る個展。
従来の文化人類学は現地調査と論文による報告が主だが、そこに光学レンズ(写真やヴィデオカメラ)を使ったフィールドワークが加わるとどうなるのか?
ヴードゥー教が生まれたベナンの地で、死霊に憑依された踊り手が託宣を伝える『呪術師ボコノとヴォドゥン儀礼』。呪術師が踊り手たちに祖霊や動物霊を憑依させるジャワ島の芸能を撮った『憑依の宴』など、金子は写真と映像を通じて、人びとが精霊とダイレクトに交感するフォークロアを記録する。
著書『光学のエスノグラフィ』や共編著『ジャン・ルーシュ』で映像人類学を掘り下げてきた金子は、四半世紀のあいだ、西アフリカ、ブラジル、インドネシア、東ヒマラヤ、ラオスなどでフィールドワークを行い、民間信仰や祭祀の写真撮影と映像制作をつづけてきた。
その全貌が縄文の里・朝日村で、ついにひも解かれる!
<展示概要>
『光学のフィールドワーク 〜金子遊・映像人類学の仕事〜』
2026年7月18日(土)~8月2日(日)
11:00-17:30
火・水 ・木 休み
**初日3日間の午後にイベントがあり、その間は展示鑑賞のみの入場はできません。ご注意ください**
会場:BLUE HOUSE STUDIO
長野県朝日村針尾1037-6
<上映イベント・トーク>
3日間すべて14:30開始
入場 1500円
定員 15名 要事前予約
予約方法:
①インスタからメッセージ
②e-mail

7月18日(土) 「映像人類学とは何か」
(金子遊によるトーク)
「ドキュメンタリー映画の父」と呼ばれるロバート・フラハティが1922年に手がけた、記録映画の原点とも言える作品『極北のナヌーク』を鑑賞しながら、映像人類学について語ります
7月19日(日) 短編集上映「インドネシアの秘祭」
(トーク:金子遊x宇賀神拓也 (ギャラリー主宰))
ジャワ島の芸能ジャティランを撮った『憑依の宴』や、水牛供犠で死者の魂を送る『トラジャ族の水牛供犠』全編上映の他、山奥のスンダ人や離島の祭祀映像を蔵出し。心臓の弱い方は要注意。
7月20日(月) 短編集上映「精霊たちとの交感」
(トーク:金子遊x宇賀神拓也 (ギャラリー主宰))
『呪術師ボコノとヴォドゥン儀礼』『アルナチャル人類博覧会』『バナ族のゴング音楽』全編上映の他、ブラジルの混血シャーマンに迫る『ウンバンダの憑依儀礼』、『バリ島のケチャ』を監督の解説付きで
<展示作家>
金子 遊(かねこ・ゆう)映像作家、民俗研究者。映像と人類学/民俗学のはざまで探求を続ける。映画『森のムラブリ』(2019)が全国劇場公開。『フイルム・フェティッシュ』(2022)はロッテルダム国際映画祭で正式上映。著書『映像の境域』でサントリー学芸賞受賞。他の著書に『辺境のフォークロア』(河出書房新社)、『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』(平凡社)、『マクロネシア紀行』『秘境アジア探訪記』『辺境アジアの東北をめぐって』(アーツアンドクラフツ)など多数
<展示内容(予定)>
ギャラリー内にプロジェクター2台を利用した映像作品と写真作品を展示。
::映像作品::
『精霊の降臨』
- 『呪術師ボコノとヴォドゥン儀礼』(西アフリカ)※抜粋
- 『憑依の宴 ジャワ島のジャティラン』(インドネシア)※抜粋
- 『バナ族のゴング音楽』(ヴェトナム)※抜粋
『秘境の人びと』
- 『トラジャ族の水牛供犠』(スラウェシ島)※抜粋
- 『黄色い葉の精霊』(ラオス)
- 『アパタニ族の悲歌』(東ヒマラヤ)
⇒展示作品は全編が上映イベントにて、撮影者の解説付きで見れます。
::写真作品:: 約10点
「やまかわうみweb」で連載の「インドネシアの妖怪」。
第3回は「埋葬布のポチョン」です。
インドネシアでもっとも有名な幽霊・妖怪について書きました。土葬の慣習から生まれた、死者のよみがえった姿だと考えられています。
実話、エピソード、小説、映画などの種類が多かったので、2回にわけて掘り下げています。
https://note.com/kawaumi/n/nf7fbb96eb76e

[出演]
田中俊行(オカルトコレクター)
戸松美貴博(肉態表現家)
金子遊(映像作家・民俗研究者)
詳細&予約 https://haremame.com/schedule/81596/

これまで宮台真司氏(社会学者)、伊藤雄馬氏(言語学者)、加藤志異氏(妖怪絵本作家)を迎えた「愛おしい愛」についてのトークセッションや、大友良英氏(音楽家)池澤龍作氏(ドラマー)を迎えてのライブセッション、山下洋輔氏(ジャズ・ピアニスト)、竹村文近氏(竹村治療院 院主)を迎えての鍼灸トーク&ライブセッション、甲野善紀氏(武術研究者)、方条遼雨氏(身体思想家)を迎えた「身体を考える」トーク&実践セッションなど、さまざまな企画を現してきた戸松貴博主催「肉態問答晴豆即興道場」の最新回は「呪物と憑依、そして肉態」。
今回は怪談師を職業とし、呪物のコレクションを趣味とする当代きっての香具師、田中俊行氏と、独自の映像表現と批評で国内にとどまらず辺境の民俗に視線を注いできた評論家で映像作家の金子遊氏を迎え、トーク&ライブセッションを予定。
「憑依の宴 ジャワ島のジャティラン(2021)」などの短編作品もある金子遊氏と、呪物コレクターの第一人者である田中俊行氏との「呪物と憑依」トークセッションに加え、田中俊行氏の本業である怪談と肉態表現のセッションも!
![]()
田中俊行(オカルトコレクター)
金子遊(映像作家・民俗研究者)
戸松美貴博(肉態表現家)
![]()
開場 18:30 / 開演 19:15
![]()
●一般チケット
前売 ¥3,300 / 当日 ¥3,800 (ともに+1drink¥700別途)
●学割・障がい手帳割チケット
前売 ¥2,300 / 当日 ¥2,800 (ともに+1drink¥700別途)




※元記事からの転載です
15年にわたって、柳田國男、折口信夫、渋沢敬三、鳥居龍蔵、宮田登、森崎和江、谷川健一らの民俗学を特集し、雑誌や別冊を刊行してきた自然民俗学誌「やま かわ うみ」。
それを継承したウェブマガジン「やまかわうみweb」も、オープンから2年が経ちました。執筆者、読書会参加者、読者、フォロワーのみなさんの研究を深め、交流を活発にするべく「やまかわうみ講座」を開催します。ふるってご参加ください!
■第1部 自然民俗学誌『やま かわ うみ』の15年をめぐって
正津 勉(詩人)×小島 雄(編集者)
■第2部 わたしの民俗研究〜新著『白の探究』を中心に〜
前田 速夫(民俗研究者) 聞き手:金子 遊
※場合によりオンライン登壇に変更あり
■日時 6月12日(金)13:30〜16:30
■資料代 500円
■会場 東京芸術劇場5F ミーティングルーム3
(JR池袋駅西口徒歩2分 地図と住所は下記にあります)