著書『ワールドシネマ入門』刊行

新著『インディジナス』発売中

共著『拡張するイメージ』発売中

共著『ダルデンヌ兄弟』発売中

連載 アート・フィルム①水声社メルマガ

6/11『独裁者たちのとき』トーク@横浜

6/17『インディジナス』刊行イベント@ABC

7/2-7/8 レトロスペクティブ金子遊@高円寺

7/7『森のムラブリ』DVD発売 予約受付中

7/9『インディジナス』配信イベント@B&B

シネマの舞台裏2

金子遊 Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

6/17『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』刊行イベント

【6/ 17  (土)】『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』(平凡社) 刊行記念
金子遊 × 今福龍太 トークイベント
青山ブックセンター本店(表参道)

日程 2023年6月17日 (土)
時間 18:00〜19:30
開場 17:30〜
料金 1,540円(税込)


先住民族(インディジナス・ピープル)について思考することから、人新世と呼ばれる時代を生きる私たちはいったい何を学ぶことができるでしょうか。

ベルナツィークがインドシナ半島の山岳地帯で遭遇したムラブリ族を金子遊監督が撮影したドキュメンタリー映画制作の道程、ティム・インゴルドの『メイキング』から導き出す創造行為の探究、ロバート・ガードナーが撮ったニューギニア島のダニ族の戦闘の文化的機能、マイケル・タウシグによる南米コロンビアの民衆の「共感呪術」の考察……。批
評家の金子遊さんが世界の人類学者たちの旅をたどり直し、映像を使ったフィールドワークによって、彼らと先住民の接触に光をあてた画期的な書『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』。
トークのお相手は、『クレオール主義』や『群島−世界論』などで知られる文化人類学者の今福龍太さん。おふたりの旅の経験をもとに、人類学とアートの交点に立ち現れる創造的なものについて語っていただきます。

詳細&申込み https://aoyamabc.jp/products/indigenous

今福龍太 いまふく・りゅうた

1955年東京生まれ。文化人類学者、批評家。東京外国語大学名誉教授。 メキシコ、カリブ海アメリカ南西部、ブラジルなどに滞在し人類学的なフィールドワークに従事。その後、国内外の大学で教鞭をとりつつ、2002年より奄美・沖縄・台湾の群島を結ぶ遊動型の野外学舎〈奄美自由大学〉を創設し主宰する。著書に『クレオール主義』『群島-世界論』(ともに水声社)『書物変身譚』(新潮社)『ハーフ・ブリード』(河出書房新社)『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(みすず書房読売文学賞)『宮沢賢治 デクノボーの叡知』(新潮選書、宮沢賢治賞・角川財団学芸賞)『原写真論』(赤々舎)など多数。最新刊に『言葉以前の哲学 戸井田道三論』(新泉社)。

「東京組曲2020」にコメント、監督とトーク

三島有紀子監督の『東京組曲2020』をチョンジュ国際映画祭でいち早く拝見しました。2020年の新型コロナによる緊急事態宣言下、仕事を失った俳優たちが自宅にこもり、自分たちの日常を撮影する…。役者が自分自身を演じるって何だろう?と考えさせられる映画です。

以下のようなコメントが公式サイトに出ました。
https://alone-together.jp/

3年前の緊急事態宣言下、俳優がカメラを回し、自宅で自身を演じる虚実皮膜ぶりに、強いめまいを覚える。
それをリモートで演出し、指揮者のごとく組み立てた監督の手さばきが細部まで宿る。
新しいドキュメンタリー映画の流れが、このドキュフィクションから始まるか?

金子遊(批評家・映像作家)


6/5(月) 17:25の回上映後、イメージフォーラム三島有紀子監督とトークします。
月曜サービスデーですので、この機会にぜひ!

https://alone-together.jp/

https://twitter.com/aTogether2020/status/1663832784606236677

 

ソクーロフ映画でトーク

6/11(日)の夕方、アレクサンドル・ソクーロフ監督の新作『独裁者たちのとき』の上映後、シネマリン横浜でトークに出ます。
ソクーロフ監督にインタビューしたご縁で、劇場から声をかけて頂きました。

ヒトラースターリンチャーチルムッソリーニら、アーカイヴ映像から4人の独裁者たちが蘇る久々の新作ですが、あまりのリアルさに話題になっています。
詳細  https://cinemarine.co.jp/dokusaisha/

6/11(日)上映後、金子遊さん(批評家・映像作家)のトークイベントがございます。
※お席に余裕があれば、次の上映作品「特集上映 歴史をみつめるソクーロフ」『孤独な声』17:45回のお客様もトークイベントのみご参加いただけます。 





連載「アート・フィルム」開始

水声社メールマガジン「コメット通信」にて、「アート・フィルム」という連載をはじめました。

映画前史から映画誕生へ、そして1900年代から20年代にかけて、アート・フィルムの起源をたどります。具体的にはイタリア未来派、絶対映画、ドイツ表現主義、純粋映画、前衛映画、シュルレアリスム映画、ロシア・アヴァンギャルド映画を、具体的な作品の分析を通じて考察します。

2023年4月号では、「映画前史と仮想のイメージ」と題して、映画以前の視覚メディアとメディア・アートの関係について書きました。洞窟壁画、ソーマトロープ、幻燈、フェナキスティスコープ、クロノフォトグラフィ、写真銃などが登場します。
下記で読めると思います。

http://www.suiseisha.net/_sys/wp/wp-content/uploads/2023/04/%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%88%E9%80%9A%E4%BF%A1%E7%AC%AC33%E5%8F%B7_%E4%BB%98%E9%8C%B22.pdf




ソクーロフ監督にインタビュー

Zoomでしたが、7年ぶりの新作『独裁者たちのとき』について、ロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督に単独インタビューしました。
 72歳ですが、本当にお元気でたくさん話してくれました。 ウクライナの侵略についても、深いところで考えておられ、あちこちで発言してるとの事でした。

【連載】ドキュメンタリストの眼vol.28 
アレクサンドル・ソクーロフ監督インタビュー text 金子遊
http://webneo.org/archives/51180



全州国際映画祭で『フイルム・フェティッシュ』上映

監督した『フイルム・ フェティッシュ』が韓国の全州(チョンジュ)国際映画祭に出品が決定!「シネフィル・チョンジュ部門」にて、奥山順市さんの実験映画のドキュメンタリーが、ゴダール、レオーネ、メカス、パゾリーニらのドキュメンタリーと一緒に上映されます。アジア・プレミア上映。4/29,30,5/1の上映にあわせ、植山Pたちと韓国に滞在します。
I will go to Korea to screen my new work FILM FETISH at a 24th Jeonju International Film Festival.

韓国の全州(チョンジュ)国際映画祭にて、新作『フイルム・フェティッシュ』の上映&トークしました。街全体が映画祭ムードで、シネコンで満員御礼。シネフィル部門やエクスパンデッド・シネマなど尖ったラインナップが魅力。
ほとんどが20代の観客で、熱心な質問攻めにうれしい悲鳴。プログラマーの方は「奥山順市さんのパフォーマンスも実現したかった」と。明日夜も別のシネコンで上映します 
A screening of my documentary FILM FETISH and a Q&A at a Jeonju Intl. film festival in Korea.