やまかわうみ講座②

下記より転載します。
https://note.com/kawaumi/n/n6191bac1659c

 


ウェブマガジン「やまかわうみweb」も、オープンから2年半が経ちました。執筆者、編集担当、読書会参加者、読者、フォロワーのみなさんの研究を深め、交流を活発にするべく「やまかわうみ講座」を始めました。第2回です、ふるってご参加ください!
(※終了後、近場にて懇親会の予定あり。)

■第1部 トークライブ「鎌倉できるだけ無銭で自然暮らし」
和賀 正樹(編集者、文筆家)

■第2部 故郷喪失と新しき村
日比野 英次(宗教研究者)× 前田 速夫(民俗研究者)

■日時 9月5日(土)13:30〜16:30
■会費 500円
■会場 東京芸術劇場5F ミーティングルーム3
(JR池袋駅西口徒歩2分 地図と住所は下記にあります)

■第1部は「鎌倉できるだけ無銭暮らし」を連載してきた和賀正樹さんによるトークライブ。『ダムで沈む村を歩く 中国山地の民俗誌』(はる書房)、『大道商人のアジア』(小学館)、『熊野・被差別ブルース』(現代書館)の著者が、世界放浪の末にたどり着いた自然暮らしとは !?

■第2部は、連載小説「垂直先生」が完結した日比野英次さん、民俗研究者の前田速夫さんによる「新しき村」についての対談。武者小路実篤が提唱し、自給自足を目指してきた村落共同体の歴史、生活、思想を、村の内外から関わってきたお二人がひも解きます。前田さんには『「新しき村」の百年』(新潮新書)などの著書もあります。

■お申込み(要予約、17名くらいまで)
下記のフォームからお申込みください。
主催からのメール到着をもって、予約完了といたします。

※メールの場合、neko155@aol.comまで、お名前、メールアドレス、電話番号、肩書または所属(もしあれば)をお知らせください。

「ドナルド・リチーの実験映画」論

TH叢書 No.107「60's、アングラ、前衛、あの時代」に寄稿しました。
「クィアと肉塊」というタイトルで、ドナルド・リチーの実験映画について書いてます。
詳細 https://www.fujisan.co.jp/product/1281683343/

 


巻頭ヴィジュアル
「丸尾末広博覧会2026(仮称)」〜不穏で混沌な時代を甦らせる
「サド・オマージュ-defy-」展〜サドは反骨精神の象徴
「Double Body―細江英公と土門拳」展〜時代を染み込ませた肉体の美
「駕籠真太郎展(仮称)」〜常識を転覆させる奇想!
「寺町アンダーグラウンド 2026」〜前橋の寺町で先鋭的アート祭り

Amsterdam 1960s〜時代の最先端を走っていた〝マジック・センター(魔術の中心地)〟アムステルダム●ケロッピー前田

まえがき●沙月樹京
ニッポン《アングラ》発祥史〜アンダーグラウンド・シネマと新宿の熱気が生んだもの●風月純史
エロ・グロ・ナンセンスの逆襲〜丸尾末広『アン・グラ』をめぐって●八本正幸
60年代日本、アングラの女たち〜浅川マキ、カルメン・マキ、藤原マキ、吉田日出子、鈴木いづみ、横山リエ、若林美宏…●浦野玲子
映画でめぐるテラヤマワールド
テラヤマの娘・映画番外史●加納星也
「書を捨てよ町へ出よう」「田園に死す」「トマトケチャップ皇帝」他レビュー●浅尾典彦
型を捨てよ、町へ出よう〜寺山修司の実験演劇が、今の時代に伝えるもの●水波流

ゼロ次元の反社会的パフォーマンス●並木誠
九州派の芸術思想と社会的背景〜反権力・反芸術・ハプニング●相良つつじ
1969、背徳感の向こう側〜『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』と『盲獣』●浅尾典彦
フォークル×エノケン〜ふたつの「帰って来たヨッパライ」●榎村寛之
少年愛文化とともに振り返る六〇年代前後の時代●日原雄一

When will we Overcome〜新宿フォークゲリラの5ヶ月●阿澄森羅
地下新聞・疾風怒涛風雲録〜極私的新宿編●風月純史
「ウルトラQ」の60年代、あるいは戦後が終わっていないことについて●本橋牛乳
昭和四一年生まれの芸術家として●釣崎清隆
イエス玉川インタビュー〜やくざになれず(?)〝神〟になった漫談家/浪曲師●聞き手=日原雄一
久里洋二〜発掘された時代精神●高槻真樹
クィアと肉塊〜ドナルド・リチーの実験映画●金子遊

リメンバー澁澤龍彥60's〜高度経済成長期の幼年皇帝●梟木
舞踏の〝魔人〟土方巽●並木誠
アングラから世界へ〜舞踏はなぜ国際的に広がったか●志賀信夫
グラフィック・ノベルが描き出したアルゼンチン、コルドバ蜂起の内実●岡和田晃

REVIEW
亀和田武「60年代ポップ少年」●市川純
夢月亭清麿「1970 新宿」●日原雄一
黒ダライ児「肉体のアナーキズム〜1960年代・日本美術におけるパフォーマンスの地下水脈」●並木誠
深作欣二監督「黒蜥蜴」●さえ

一コマ漫画●岸田尚
《コミック》 「とらおむの樹 11」●eat
《小説》アフター・ザ・バーニング●最合のぼる

三浦悦子の世界〈41〉[初夏の組曲]●三浦悦子
立体画家 はが いちようの世界53〜サンドニの夜●はが いちよう
辛しみと優しみ64●人形・文=与偶

TH RECOMMENDATION
前田彩華 個展「画集出版記念展-東京- 穏やかな救済」〜生と死の深遠を幻想
グループ展「who kills children?」〜戦争を生み子どもを犠牲にする社会の構造を問う
「Labyrinth vol.3 色紙絵100人展」〜総勢約100人の色紙絵展覧会!
富樫尚美 個展「祈りの灯る庭」〜しまわれた感情に灯をともす
JUNKO 絵画展「わたしの魅る幻想縄会・弐」〜緊縛の美に心震わせ
「伊藤晴雨 秘蔵画集[新装版]」〜巧みに描かれた迫真の場面
只埜なつみ 絵画展「女の地下室」〜女の心の無限の地下室
薮田修身 写真展「can’t anybody see」〜都市に漂う孤独
七菜乃写真展〜言葉になる前の光や空気のうつろいを写す
グループ展「瓦礫にて」〜退廃の極みへ
「スピロ平太 ダンスリサイタル Vol.2」〜動く都電でダンスリサイタル
大谷浩一展「土方巽を描く。舞踏を描く。」〜舞踏の精神性をキャンバスに写し出す
ROMAN 個展「ザ・ダークヒロイン」〜誰かの闇に寄り添う少女たち
或馬次郎 個展「無条件幸福」〜降伏ではなく幸福を望む風刺画
「闇を照らす書物たち―TH(アトリエサード)の署名本と関連作家作品展―」〜札幌にサイン本が大集合!
陰翳逍遥63〜岩渕水門/フルクサスパフォーマンス、早川誠司、若尾伊佐子、佐藤慶子、SAIダンスフェス2026●志賀信夫

TH FLEA MARKET
カノウナ・メ〜可能な限り、この眼で探求いたします/第64回 続・アメリカ、または失踪者●加納星也
よりぬき[中国語圏]映画日記/自国で自由に生きられぬ不自由を描く〜『ハラン』『霧のごとく』『ロストランド』●小林美恵子
ダンス評/斬新な四季―舞踊と音楽、新たな試み〜アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル、ラドワン・ムリジガ、ボシュチャン・アントニッチ、ナシーム・バダグ、ラヴ・クルンチェヴィッチ、ホセ・パウロ・ドス・サントス、アマンディーヌ・ベイエ、リ・インコーニティ●志賀信夫
われらの身体を取り戻す旅〜斎藤朋・マルメロ大収穫祭展●大岡淳
「コミック・アニメ・ゲーム」×ステージ評/アニー、アナと雪の女王●高浩美
ラスベガス APP国際ピアッシング会議2026〜カルチャーとしてのボディピアスの未来●ケロッピー前田
「天才は狂気なり」という学説を唱え、犯罪人類学を創始した奇矯な精神病理学者チェーザレ・ロンブローゾの思想とその系譜〈61〉●村上裕徳
山野浩一とその時代(36)/SF・ファンタジー時評がラテンアメリカ文学時評に!?●岡和田晃
弦巻稲荷日記/2026年4月〜6月●いわためぐみ
オペラなどイラストレビュー●三五千波
東京の流刑地15/土民生活●大黒堂ミロ
TH特選品レビュー=松浦理英子「今度は異性愛」/保坂和志「鉄の胡蝶は」/山本伸裕「日本人の死生観を問う 『やまと言葉』の倫理学」/斉藤綾子「撮られる女/撮る女」/草森紳一・平山周吉「大正天皇」/ディーナー・ホサーム・アブールバイア「ガザ ある戦争の物語」/『北朝鮮帰国者』の記憶を記録する会「証言・北朝鮮帰国者 祖国に渡った『在日』はどう生きたか」/ジャック・ハルバスタム「クィアな時間と場所で」/武内剛「『まぶたの父』を探す旅 お笑い芸人、イタリアへ飛ぶ」/田口トモロヲ監督「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」/偶戯を巡る2026/オシラサマを巡る旅/オフ・ブロードウェイ ミュージカル「アーネスト・シャク ルトンに愛されて」/B子「振り込め詐欺撲滅演劇」/新宿梁山泊「沈黙の海、骨は語る プレ公演」/もりはちプロジェクト「畏邂物語」/柳家さん遊、春に遊ぶ。」/劇団民藝「グレイクリスマス」/大人の芝居入門「大市民」/ナイスコンプレックス「迷子のタダイマ」/やみあがりシアター「ベガス・ペガサス」/エリア51「光かもしれない」/劇団民藝「泰山木の木の下で」/第16回せんがわ演劇コンクール」=やしゃご「ソクラテスの食卓」・東のボルゾイ「ミュージカル『私小説』」・劇団Fireworks「風が強く吹いている」・人間の条件「葉隠入門」・世人/dasman「湯気と硝煙」/7度「アサッテの人」/Theatre MERCURY「想光生」/劇団不労社「サイキック・サイファー」/Pカンパニー「闇の中に」/弓削風佳「コールドフィート」/温泉ドラゴン×劇団58ROUTE「長生炭鉱―生きたかった」/劇団NLT「運命の皮肉」/「上演されなかった戯曲集 CPU」/飴村行「粘膜大戦」/梅田哲也「空洞」/「Doll Bride ピュグマリオニズム/人形愛」/名取事務所・普遍的劇団「四番目の人」/劇団しようよ「ネザーSuポット」

表紙=オディロン・ルドン

『辺境アジアの東北をめぐって』書評

拙著『辺境アジアの東北をめぐって』(アーツアンドクラフツ)の書評が、社会新報の2026年7月16日号の文化面に掲載されました。

評してくださったのは、映画監督・映画評論家の田中千世子さん。

「金田一京助のアイヌ語との出会いが丁寧に紹介され、旅する著者のDNAに郷愁を感じさせる少数民族ニヴフの作家の描いた風景がリアルに現れる第一部も、シベリア抑留後の香月泰男の絵画と石原吉郎の詩について深い考察のある第二部も、読みごたえ十分なのである。」

 

 

映像&写真展『光学のフィールドワーク』

※以下、個展のお知らせを転載します

BLUE HOUSE STUDIOでは7月18日(土)より映像展示『光学のフィールドワーク 〜金子遊・映像人類学の仕事〜』を開催いたします。

本展では映像作家であり民俗研究者である金子遊さんがこれまで長年に渡り行ってきた映像人類学の仕事を写真と映像で紹介いたします。本展ではその中でも、東南アジアや西アフリカでのフィールドワークにおいて撮影された憑依儀礼などの映像を通じて、辺境の地に残る人間と精霊が交感する世界をお届けします。

また、会期の初日から3日間は金子さん本人にご登壇いただき、トークを交えながら毎日違う内容で上映イベントを開催。映像人類学の世界へ深く踏み入っていきます(要予約)。
ぜひ多くの皆様にご高覧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
詳細&予約 

https://www.instagram.com/p/DZwfmrCkYqD/?img_index=1

 

<展示紹介>

ラオスの狩猟採集民を撮った映画『森のムラブリ』が評判になった映像作家が、これまでの映像人類学の仕事を、写真と映像で振り返る個展。

従来の文化人類学は現地調査と論文による報告が主だが、そこに光学レンズ(写真やヴィデオカメラ)を使ったフィールドワークが加わるとどうなるのか? 


ヴードゥー教が生まれたベナンの地で、死霊に憑依された踊り手が託宣を伝える『呪術師ボコノとヴォドゥン儀礼』。呪術師が踊り手たちに祖霊や動物霊を憑依させるジャワ島の芸能を撮った『憑依の宴』など、金子は写真と映像を通じて、人びとが精霊とダイレクトに交感するフォークロアを記録する。
著書『光学のエスノグラフィ』や共編著『ジャン・ルーシュ』で映像人類学を掘り下げてきた金子は、四半世紀のあいだ、西アフリカ、ブラジル、インドネシア、東ヒマラヤ、ラオスなどでフィールドワークを行い、民間信仰や祭祀の写真撮影と映像制作をつづけてきた。
その全貌が縄文の里・朝日村で、ついにひも解かれる!

<展示概要>
『光学のフィールドワーク 〜金子遊・映像人類学の仕事〜』
2026年7月18日(土)~8月2日(日)

11:00-17:30

火・水 ・木 休み
**初日3日間の午後にイベントがあり、その間は展示鑑賞のみの入場はできません。ご注意ください**
会場:BLUE HOUSE STUDIO
長野県朝日村針尾1037-6

<上映イベント・トーク>
3日間すべて14:30開始  
入場 1500円  
定員 15名 要事前予約
予約方法:
①インスタからメッセージ
②e-mail 


7月18日(土) 「映像人類学とは何か」
(金子遊によるトーク)

「ドキュメンタリー映画の父」と呼ばれるロバート・フラハティが1922年に手がけた、記録映画の原点とも言える作品『極北のナヌーク』を鑑賞しながら、映像人類学について語ります

7月19日(日) 短編集上映「インドネシアの秘祭」
(トーク:金子遊x宇賀神拓也 (ギャラリー主宰))
ジャワ島の芸能ジャティランを撮った『憑依の宴』や、水牛供犠で死者の魂を送る『トラジャ族の水牛供犠』全編上映の他、山奥のスンダ人や離島の祭祀映像を蔵出し。心臓の弱い方は要注意。

7月20日(月) 短編集上映「精霊たちとの交感」
(トーク:金子遊x宇賀神拓也 (ギャラリー主宰))
『呪術師ボコノとヴォドゥン儀礼』『アルナチャル人類博覧会』『バナ族のゴング音楽』全編上映の他、ブラジルの混血シャーマンに迫る『ウンバンダの憑依儀礼』、『バリ島のケチャ』を監督の解説付きで 

<展示作家>
金子 遊(かねこ・ゆう)映像作家、民俗研究者。映像と人類学/民俗学のはざまで探求を続ける。映画『森のムラブリ』(2019)が全国劇場公開。『フイルム・フェティッシュ』(2022)はロッテルダム国際映画祭で正式上映。著書『映像の境域』でサントリー学芸賞受賞。他の著書に『辺境のフォークロア』(河出書房新社)、『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』(平凡社)、『マクロネシア紀行』『秘境アジア探訪記』『辺境アジアの東北をめぐって』(アーツアンドクラフツ)など多数 

<展示内容(予定)>
ギャラリー内にプロジェクター2台を利用した映像作品と写真作品を展示。
::映像作品::

『精霊の降臨』
- 『呪術師ボコノとヴォドゥン儀礼』(西アフリカ)※抜粋
- 『憑依の宴 ジャワ島のジャティラン』(インドネシア)※抜粋
- 『バナ族のゴング音楽』(ヴェトナム)※抜粋

『秘境の人びと』

- 『トラジャ族の水牛供犠』(スラウェシ島)※抜粋
- 『黄色い葉の精霊』(ラオス)
- 『アパタニ族の悲歌』(東ヒマラヤ)

⇒展示作品は全編が上映イベントにて、撮影者の解説付きで見れます。

::写真作品:: 約10点

 

連載「インドネシアの妖怪」第3回

「やまかわうみweb」で連載の「インドネシアの妖怪」。

第3回は「埋葬布のポチョン」です。

インドネシアでもっとも有名な幽霊・妖怪について書きました。土葬の慣習から生まれた、死者のよみがえった姿だと考えられています。

実話、エピソード、小説、映画などの種類が多かったので、2回にわけて掘り下げています。

https://note.com/kawaumi/n/nf7fbb96eb76e