シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

『インペリアル 戦争のつくり方』劇場公開

johnfante2016-02-15

拙作のドキュメンタリー映画『インペリアル 戦争のつくり方』が、2/27(土)〜3/4に大阪シアターセブンで劇場公開になります。
劇場サイト http://theater-seven.com/2016/movie_imperial.html


憲法が変わったときに、あの戦争は始まっていた
今後30年の未来を予測するSFドキュメンタリー


日本版『ラ・ジュテ』の呼び声が高い、カルトSFの登場!
舞台は西暦2045年、近未来のニッポン。憲法が改正されて自衛隊国防軍となり、徴兵制が復活し、政府は子どもへの愛国教育を徹底していた。そこへ朝鮮半島で紛争が勃発、アメリカに要請されたニッポンは軍事介入に踏みきる。アメリカと中国の対立が第3次世界大戦を引きおこし、日本列島は主戦場となった。そして、原発の爆破で国内のほとんどの都市が壊滅状態に。
ニッポンはいつどこで道を踏み外したのか。生き残ったラサは、発電所跡地「ゾーン」で旧式コンピュータを使い、映像ドキュメントの完成を目ざす。彼女が入手したのは1冊の写真集、知識人へのインタビュー映像、古い16ミリのニュース映画。それらを編集して、太平洋戦争の敗戦から第3次大戦までの100年に何が起きたかを再構成するが……。



宮台真司福島みずほ、北村肇(週刊金曜日)らの議論が白熱する反戦映画
戦後のリベラル派の台頭、安保闘争の時代を経て、三島事件の数十年後に復活した、憲法改正派と軍国化の足おと。それに対抗する国会前の若者たちのデモ。再び「戦争ができる国」になっていったメカニズムが、宮台真司社会学者)、福島みずほ参議院議員)、岸田秀精神分析学者)、北村肇(「週刊金曜日」発行人)らの議論によって編まれ、社会システムとニッポン人の精神構造から浮びあがる「偽史」ドキュメンタリー。2015年に惜しくも94歳で亡くなった、反骨の写真家・福島菊次郎の写真作品を大々的にフィーチャーして話題を呼んでいる。



キャスト
 ラサ(女優)
 宮台真司(社会学者)
 福島みずほ参議院議員
 岸田秀(精神分析学者)
 国会前「安保法案反対デモ」参加者のみなさん
 北村肇(「週刊金曜日」発行人)ほか


スタッフ
 写真:福島菊次郎
 監督&編集:金子遊
 撮影:岩井秀世
 琵琶&音楽:藤野智香
 劇中アニメーション:『無関心なぼくたちのこれからのお話』武蔵野美術大学学生グループ
 公式サイト http://johnfante.wix.com/sensou


上映日程
2/27(土) 19:30〜
2/28(日) 12:00〜
2/29(月)・3/1(火) 19:30〜
3/2(水)〜3/4(金) 12:00〜


■2/27(土)上映後 金子遊監督 舞台挨拶予定
■3/1(火)上映後 トークイベント
 ゲスト:fusaeさん(SADL)、ikupieさん(SADL)、監督
 ※SADL=Small Axe for Democracy and Life(民主主義と生活を守る有志)
 http://www.sadlosaka.com/
■3/2(水)上映後 トークイベント
 ゲスト:安保関連法に反対するママの会@大阪メンバー、監督



料金
一般:1,500円
シニア:1,100円
専門・大学生:1,200円
シアターセブン会員:1,000円
前売券:1,300円【2/26(金)まで、劇場窓口にて販売中】