シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

ラヴ・ディアス監督 インタビュー

johnfante2014-03-16

フィリピン映画界の怪物的な作家といわれる、ラヴ・ディアス監督にインタビューしました。
恵比寿映像祭で、新作『ノルテ(北)歴史の終わり』のために来日しました。
下記のneoneo webにて、読むことができます。


http://webneo.org/archives/14539



『ノルテ(北)歴史の終わり』予告編


何が怪物的かというと、その映画の長尺さがあります。本作は250分ですが、他はもっと長い。
石坂健治さんの「ラヴ・ディアス─ フィリピンの怪物的作家がいま、ヴェールを脱ぐ!」という文章から引用すると…。


「米ニュージャージー州でフィリピン 移民の少年が殺され、同じ移民の刑事が捜査に乗り出すと いう主筋を持つ本作は 6 時間 15 分で、フィリピン人観客 の度肝を抜いた。その後も、貧しい農民一家の生活を 1971 年から 87 年まで綴った『あるフィリピン人家族の創生』(2004)が 10 時間 43 分、強大な台風で全滅した村のその 後について、前半をドキュメンタリー、後半を劇映画に分 割して描いた『エンカントスの地の死』(2007)が 9 時間」とのことです。