シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

『映画以内、映画以後、映画辺境』第三期、クリス・マルケル編

johnfante2015-09-20

次のイベントに出演いたします。


連続講座『映画以内、映画以後、映画辺境』第三期
■第3期初回
「静止したイメージは映画になるのか?あるいはクリス・マルケルはなぜ猫好きか?」
金子遊(批評家・映像作家)×三野新(写真家・演出家)×七里圭(映画監督)


「写真(イメージ)+言葉/文字=シネマ」の定式とは?猫のギョームの真相に迫るロング・トーク
マルケルのレア作品(なんと、「ラジュテ」の続編までも!?)を参考上映。
講座内で、七里監督の新作ドキュメンタリーの初上映もあります。




日時:2015/9/21(月・祝) 18:00開場/18:15上映開始
料金:一律¥2,000
会場:UPLINK FACTORY
詳細&ご予約 http://www.uplink.co.jp/event/2015/39276



クリス・マルケルの2005年のインスタレーション作品「Owls At Noon Prelude : The Hollow Men」(真昼のフクロウ 序章「うつろな人間たち」)を、シングルスクリーンに再編集して参考上映します。音楽は武満徹の「Corona」。
T・S・エリオットの1925年の詩「うつろな人間たち」にインスパイアされた作品。マルケルが父親世代たちが経験した「すべての戦争を終わらせるための戦争」といわれた第一次世界大戦をモデルに、現実を直視する眼をもち、異議申し立てをして死んでいった人々の「死者の王国」「サボテンの国」をSF的に描きます。全編コンピュータのエフェクトを駆使した写真で構成されており、『ラ・ジュテ』との関連性が指摘される日本で未紹介の重要作です。



【特別上映】
『ドキュメント・音から作る映画』(2015年/50分) 監督:七里圭


昨年から進行中のプロジェクト「音から作る映画」。謎のプロジェクトの全容を、監督自ら分りやすく紹介します(余計分かりにくくなるかも…)。貴重なライブの記録映像、メイキングやトークも満載!
見逃した方もこれを観れば完璧。『サロメの娘』アクースモニウム上映に至るまで二年分のパフォーマンスを網羅します。


※収録ライブ上映
『眠り姫』アクースモニウム上映(2014年2月@川崎市アートセンター
ライブ版『映画としての音楽』(2014年4月@アップリンク・ファクトリー
『To the light2.2』ライブ上映(2014年11月@多摩美術大学
サロメの娘』アクースモニウム上映(2015年3月@両国門天ホール)