10/19(土)に、映画上映&シンポジウム 「パリの夏、60年の時をへだてて —映画『ある夏のリメイク』をめぐる対話」に登壇します。
waseda.jp/inst/oris/news
山形国際ドキュメンタリー映画祭でも上映された、ジャン・ルーシュ&エドガール・モラン監督作『ある夏の記録』(60)のリメイク作の上映とトーク
- 日 時
10月19日(土)/ 14:00~18:00 - 会 場
早稲田大学26号館地下多目的講義室(B104) - 参 加
無料、どなたでも参加できます - 言 語
日本語、フランス語、同時通訳あり - 主 催
早稲田大学現代フランス研究所
講演内容
講演趣旨
映像人類学者ジャン・ルーシュと社会学者エドガール・モランが共同監督で1960年夏に撮った「シネマ・ヴェリテ」の記念碑的作品『夏の記録』を、パリ第10大学でジャン・ルーシュに学んだ二人の女性監督がリメイクしたのが『ある夏のリメイク』です。
「あなたは幸せですか?」 −− オリジナルから60年近い歳月を経て、マガリ・ブラガール、セヴリーヌ・アンジョルラスが、夏の間、パリとその郊外で『夏の記録』のときと同じ質問を投げ かけます。人びとはどのように返答するのか、時代が変われば答えも変わるのか。生についての問いかけは、現代フランス社会のポートレイトを描き出すと同時 に、手法としてのシネマ・ヴェリテの意義を今日において見直す試みともなるのです。
今回は、『ある夏のリメイク』の上映に続き、二人の監督にお越しいただき、さらに映像作家であり、人類学や民俗学の領域に精通する金子遊氏もお招きして、 シンポジウムを開きます。ドキュメンタリー映画のリメイクという興味深い問題を取り上げつつ、本作と『夏の記録』の関係、またそれをいまリメイクする意 義、そしてリメイクによって浮かび上がってくる現在のパリとそこに住むさまざまな人びとの姿などについて、多様な視点から論じる機会となるでしょう。