シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

風の人、木立の人

インタビューして頂いた共著『風の人、木立の人』(カンパニー社)が、この6月に刊行されました。
編著者は、サウンド・アーティストの津田貴司さん。当方は学生時代から、20代後半や30代前半の、話す機会の少なかった「修業時代」をメインに、映画や文化人類学について語っています。

 

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風の人、木立の人
津田貴司 編著
B6判並製:256頁
発行日:2020年6月
本体価格:2,000円(+税)

▼目次
まえがき
satomimagae:シンガーソングライター
城下浩伺:美術作家
essay――フィールドレコーディングについて
池田絵美:パン職人/Natural Bakery 日々舎
曽田耕:靴作家
井上陽子:コラージュ作家
essay――制作ノート2016
TAMARU:bass guitar soloist/sound constructor
坂本宰:影のパフォーマンス
essay――風の強い午後に
遠藤真紀子:菓子職人/くろねこかしや
清水恒輔:ベーシスト/mama!milk
essay――生まれたばかりの雲
郡司庸久・慶子:陶芸家
essay――檜原で狐に化かされた話
田口賢治:美術作家
柳沢英輔:フィールド録音作家/文化人類学
essay――音は、ふたたび私の蝸牛へと舞い戻ってくる
金子遊:映像作家/批評家
巽勇太:美術家/白鷺美術
essay――静けさについて
大上流一:ギタリスト/即興演奏家
あとがき
解説(福島恵一)


「芸術」と「衣食住」をひとつながりにとらえる「読むドキュメンタリー映画」 ――対話の相手は、「つくりて」として個人で活動している人である。旅人の眼差しで暮らしを見つめ、暮らしの中に旅をしている、風の人であり、木立の人である――
(帯文より)