シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

2019-01-01から1年間の記事一覧

TAMABI NEWS 84

フリーペーパー「TAMABI NEWS」84号に、編著『ジャン・ルーシュ』の紹介が出ました。下記からPDF版がダウンロードできます。 https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=18&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwja7pKGmtrmAhXWyYsBHayvBOgQFjARe…

「土地と力」シンポジウム報告

12/7(土)に多摩美で開催された「土地と力」シンポジウム、「時間と空間の交点──芸術人類学のめざすもの」のレポートが掲載されました。 http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/2019_iaa_sympo-report/

森のムラブリ@横浜市大

2019年12月8日、横浜市立大学の土屋慶子先生のお招きで、拙作『森のムラブリ』の上映と、出演者の伊藤雄馬さん(言語学者)のトークが行われました。 学生たちも多く、アンケートでさまざまな声を頂きました。

『Necktie』トーク

12月16日(月)20時〜アップリンク吉祥寺『Necktie』+『アナザサイドサロメの娘remix』(80分)七里圭監督とトークします。https://joji.uplink.co.jp/movie/2019/4017

『馬ありて』トーク

ドキュメンタリー映画『馬ありて』が、イメージフォーラムにて公開中です。馬は働き手として人間の生活に欠かせない身近な存在でした。馬がソリを引く「ばんえい競馬」に挑戦する馬と馬飼い、馬の売買で生計を立てる馬喰(ばくろう)、オシラサマ信仰など。12/…

深川雅文氏レクチャー

多摩美術大学芸術学科「映像文化史研究」では、特別講義を開催します。 「テクノ画像の宇宙を超えて」ーテクノ画像の原点、写真発明のビッグバンから180年。その文化史的な衝撃と現在について。 講師:深川雅文 氏〈キュレーター/クリティック〉 深川雅文 氏…

アートアーカイヴとは何か

12/7(土)に、多摩美でシンポジウムがあります。13時から写真家の港千尋さんと、「写真と人類学」について対話をします。ジャン・ルーシュのアフリカで撮った人類学映画、そして、グリーンランドのイヌイットを撮った写真についてお話すると思います。 http…

『森のムラブリ』@K's Cinema

開催中の「東京ドキュメンタリー映画祭2019」ですが、連日大入りでびっくりしています。特に今回プログラムした「映像人類学の冒険」が盛況で、何か波が来ている感じ。 2019年12月6日(金)14時には、当方の新作ドキュメンタリー『森のムラブリ』のお披露目…

東京ドキュメンタリー映画祭2019

11/30(土)〜12/6(金)の1週間、「東京ドキュメンタリー映画祭2019」が新宿K's Cinemaにて開催されます! 長編コンペ、短編コンペの37本のほか「映像人類学」特集など10本を上映。プログラマーの当方は、ほぼ毎日劇場に。年内最後の映画の祭典で、お会い…

『森のムラブリ』@神戸外語大

新作の長編ドキュメンタリー『森のムラブリ』(2019)が、2019年11月27日(水)に、神戸市立外国語大学で上映イベントされます。出演者の伊藤雄馬さんのトークもついています。詳細は下記です。 http://www.kobe-cufs.ac.jp/news/2019/20323.html ドキュメン…

NHK第2放送「文化講演会」に出演

AMのNHKラジオ第2放送の番組「文化講演会」にて1時間、レクチャーが放映されます。2019年11月17日(日)21時〜22時。「映像作家が旅する西アフリカ」という題で、映像人類学者ジャン・ルーシュとベナン共和国への旅について語ります。https://www4.nhk.or.…

時間と空間の交点—芸術人類学のめざすもの

2019年11月17日(土)に、次のシンポジウムにコメンテーターとして登壇します。 http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/2019_iaa_symposium/ 第7回「土地と力」シンポジウム「時間と空間の交点—芸術人類学のめざすもの」 人間は、時間と空間を認識することではじめて…

雑誌「思想」に寄稿

岩波書店の雑誌「思想」の<1989特集>に寄稿しました。「ポスト東欧革命の映像――チェコ,マケドニア,ボスニア」と題して、映画『コーリャ 愛のプラハ』『ビフォア・ザ・レイン』『ライフ・イズ・ミラクル』について論じています。https://www.iwanami.…

ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス回顧

アテネ・フランセ文化センターで、2019年4月に亡くなったブラジルの巨匠ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス監督の回顧上映が始まりました。当方は11/9(金)18時半〜、『ブラジリアン・ニュー・シネマ』やジルベルト・フレイレ著『大邸宅と奴隷小屋』の訳書…

ベトナム映画シンポジウム

ベトナム映画に関する「日本ベトナム研究者会議」のシンポジウムが、東京で開催されます。 当方は「座談会」にコメンテーターとして登壇します。 日時:2019年11月10日(日)午後1時から5時 場所:東京大学駒場キャンパス駒場国際教育研究棟3階314 http://ja…

小説『熱源』の書評

2019年10月19日付けの「日本経済新聞」に、川越宗一著『熱源』の書評を書きました。民族学者ブロニスワフ・ピウスツキと、樺太のアイヌの人たちの邂逅を中心に書いた、サハリン島を舞台にした珍しい歴史小説です。下記の新聞社のサイトでも全文読めます。 ht…

『解放区』パンフレット

テアトル新宿で公開中の映画『解放区』(太田信吾監督)のパンフレット、ゲットしました! か、かっこいい表紙。誌面もおしゃれ。インタビューも論考もボリュームたっぷり。当方が執筆した解説文、「セミ・ドキュメンタリーが解放区を奪取する」も掲載されて…

タル・ベーラ、インタビュー

ハンガリーが生んだ孤高の映画作家タル・ベーラ。来日した監督に、単独のロング・インタビューをしました。『サタンタンゴ』『ニーチェの馬』の演出について、根掘り葉掘り聞きました。下記で全文を読むことができます。http://webneo.org/archives/47693

東南アジア文化辞典

丸善出版から『東南アジア文化辞典』が刊行されました。第9章 芸術・芸能・娯楽で「アピチャッポン・ウィーラセタクン」の項目を執筆しました。 https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b303347.html

岩本憲児氏の講演会

多摩美術大学芸術学科 映像理論Ⅱ 特別講義「日本幻燈文化史」 講師:岩本憲児 氏〈早稲田大学名誉教授〉 日時:10月21日(月) 13:00〜14:30 場所:多摩美術大学八王子キャンパス 芸術学棟3階 25-311教室 入場料無料・事前予約無し 芸術学科生以外・学外の方…

映画『ある夏のリメイク』をめぐる対話

10/19(土)に、映画上映&シンポジウム 「パリの夏、60年の時をへだてて —映画『ある夏のリメイク』をめぐる対話」に登壇します。waseda.jp/inst/oris/news/2019/10/01/3059/ 山形国際ドキュメンタリー映画祭でも上映された、ジャン・ルーシュ&エドガール…

アニメーション作家 村田朋泰

金曜シネマテーク 「アニメーション作家 村田朋泰 〜コマ撮りアニメーション作家の世界」開催!! 日時:10月18日(金)16時30分〜(開場16時10分) 会場:多摩美術大学 八王子キャンパス メディアルーム(メディアセンター1階) 上映作品:夢の記憶装置 ゲスト…

原將人って誰だ!第2弾

『原將人って誰だ!第2弾』 2019年10月19日(土)と20日に、原將人監督のライブ上映があります。当方は19日の10時半の回にトークに出るのと、20日10時半から監督作『映画になった男』が上映されます。詳細は下記です。 シネマハウス大塚 ああ映画、ああ映画…

躍動する東南アジア映画

書き忘れていたかもしれませんが、『躍動する東南アジア映画』(論創社)石坂健治+夏目深雪編に、執筆参加しています。ブリランテ・メンドーサ監督のインタビューを担当しています。読みやすい入門書になっているので、ぜひ。 躍動する東南アジア映画 | 論…

黒沢清 監督インタビュー

公開講座で、黒沢清(映画監督)にロング・インタビューしました。近作、『岸辺の旅』『散歩する侵略者』『旅のおわり世界のはじまり』における旅や移動のモティーフについて、「シネマ、辺境への旅」というタイトルでお話をうかがいました。全文、下記のサ…

朝日新聞にインタビュー記事

2019年10/6(日)の朝日新聞・朝刊(全国版)に、映画『ジョーカー』の「クロスレビュー」が掲載されました。マンガ評論家の小野耕世さんと当方が、現代の世相を反映するダークでリアルなジョーカーについて語っています。執筆は小峰健二記者。続きは本紙か…

映画「解放区」にコメント

太田信吾監督の映画『解放区』が、完成から5年を経て、ついに劇場公開スタートとのこと。下記のように、応援コメントを寄せました。パンフレットの解説文も書いております。10/18(金)よりテアトル新宿を皮切りに劇場公開! http://kaihouku-film.com/

映画『ジョーカー』を民俗学で読解する text 金子遊

バットマン映画 筆者はマーベルもDCコミックも、熱心な読者ではありません。アメコミで唯一好きで読んだのは、ロバート・クラムくらい。ですが、映画『ジョーカー』は気になって、マスコミ試写で2回も観ました。マーベル(スパイダーマン、Xメン、アイアン…

フェスティバル/トーキョーの選書

秋の舞台芸術祭として、すっかり定着したF/Tこと、フェスティバル/トーキョー。そちらの公式サイトで、F/T共同ディレクターの河合千佳さんが「影響を受けた本」で、拙著『混血列島論』を選書して下さっています!F/Tは明日からスタート!https://www.festiv…

90年代日本映画ベスト・テン

今度は「キネマ旬報」10月上旬特別号にて、「1990年代日本映画ベスト・テン」のアンケートに参加しました。当方はあえて、90年代のドキュメンタリー映画、実験映画、渡辺文樹映画を10本あげています。今度も多少異彩を放っているかもしれません。 https:…