シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

『ぬばたまの宇宙の闇に』@名古屋

johnfante2011-05-25

フィルム日記『ぬばたまの宇宙の闇に』が、あいちトリエンナーレの関連企画で上映されます。
月に1回、トリエンナーレの会場のひとつでもあった万勝S館を1日開放し、作品展示、ライブ、パフォーマンス、カフェ、ワークショップなど様々なイベントを行うというものです。
当日は賑やかになりそうなので、ぜひ遊びに来てください。



【One Day Cafe #2】
日 時:5月28日(土)13:00-21:00
場 所:万勝S館(名古屋市中区錦2-10-30)
B1F:イベントスペース
13:30-15:00 映像作品上映
 金子遊(上映後、作家によるアフタートークあり)
入場料/参加費:無料
サイト http://aichitriennale.jp/news/one-day-cafe-2.html


上映後に愛知芸術文化センター学芸員の越後谷卓司氏をお迎えして、アフタートークも行ないます。
越後谷氏は私の編著『フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方』に寄稿下さり、また本全体の編集協力をして下さいました。
その場で『フィルムメーカーズ』の即売会をしながら、今度の本の話にもなると思います。



8ミリ-16ミリフィルム撮影 DVD59分作品
1997年〜2007年間の10年間に撮影された、8ミリと16ミリによるフィルム日記。北は札幌や石狩、南は奄美大島加計呂麻島、徳之島、喜界島などの奄美群島、西はヨルダンやイラクまで、カメラをもった男が疾走する。
詩人、人類学者、ロシア文学者、アイヌ民族活動家、民族主義者、民族舞踏家、音楽家奄美唄者暗黒舞踏家、カメラマン、三味線演奏者らとの邂逅が、めくるめく映像と音像で綴られる。タイトルは中島敦の歌稿「ぬばたまの宇宙の闇に―ところ 明るきものあり人類の文化」に由来している。