シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

フィルムヲ見ル会 飯村隆彦篇

johnfante2013-04-25

「フィルムヲ見ル会 16mm8mm映画探訪 飯村隆彦<パフォーマンス×フィルム>」が、4/28(日)15時より渋谷のアップリンクで行われます。
詳細ページと予約申し込み http://www.uplink.co.jp/event/2013/8312


※4/23(火)「東京新聞」夕刊の文化欄で取り上げられました!


2012年末、ほぼ同時に開催された東京国立近代美術館の「実験場1950S」、ニューヨークの近代美術館の「東京1955–1970:新アバンギャルド」展の上映で、ますます注目を浴びている映像作家・飯村隆彦。
今回は、飯村隆彦のNY凱旋上映と位置づけ、MOMA N.Y.でも行われた50年前の伝説的パフォーマンス「フィルム・コンサート」(1963)を東京で再演。日本におけるパフォーマンスにひとつの扉を開いた先駆的な作品をふくめて、刀根康尚土方巽大野一雄風倉匠ジョン・ケージらのパフォーマンスを映像と結合した、独自のフィルム/パフォーマンス作品を上映します。
フィルムアートの蘇生をはかった1960年代から、日本初公開のコンセプチュアルなパフォーマンスとしての1990年代に至る映像群を特集する時代を縦断したプログラムです。



8ミリフィルム作品】※フィルム上映
パフォーマンス「フィルム・コンサート」(1963/約15分)  スコア:刀根康尚 パフォーマンス:飯村隆彦
60年代初頭に新橋の「内科画廊」で行われた、まだパフォーマンスという言葉がなかった時代の伝説のフィルムコンサート。飯村隆彦の『ダダ62』という8ミリフィルムを使ったパフォーマンスで、2013年1月にはニューヨーク近代美術館にて、50年ぶりに上演された。今回、特別にNYからの凱旋上演をおこなう。


【ゲストトーク
飯村隆彦、西村智弘(映像批評)


【ビデオ上映】(約71.5分)
『シネ・ダンス:あんま』(1963/20分) 出演:土方巽大野一雄 音楽:足立智美
リリパット王国舞踏会』(1964/14分)  出演:風倉匠 
『Self Identity/セルフ・アイデンティ』(1972年/1分抜粋)  出演:飯村隆彦
『Double Portrait/ダブル・ポートレート』(1973-87年/5分)  出演:飯村隆彦、飯村昭子
『I Love You/アイ・ラヴ・ユー』(1973-87年/4.5分) 出演:飯村隆彦、飯村昭子
『ThisIs A Camera Which Shoots This/これはこれを撮影するカメラです』(1992-95/5分)  出演:飯村隆彦
『As I See You You See Me/私があなたを見るように、あなたは私を見る』(1990-95/7分)  出演:飯村隆彦
JOHN CAGE PERFORMS JAMES JOYCE/ジョン・ケージはジェームス・ジョイスをパフォーマンスする』(1985年/15分) 出演/音声:ジョン・ケージ


オーガナイザー/金子遊、高田秀一
※「フィルムヲ見ル会」は16mm/8mm作品を、デジタルやビデオで鑑賞する。可能な限りフィルム上映も組み込みます。