シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

11/9 高林陽一8ミリ16ミリ作品上映会

johnfante2012-11-02

2012年7月、日本最初期の個人映画作家・高林陽一がこの世を去りました。
高林陽一と聞いて、『金閣寺』や『西陣心中』などのATG映画、あるいは『本陣殺人事件』や『蔵の中』などの横溝正史もののミステリー映画を思い起こす人も多いでしょう。


ですが、何といっても高林映画の醍醐味は、50年代後半に撮りはじめ、日本の個人映画の力量をはじめて世界に認めさせた、前衛的で実験的な8ミリフィルムと16ミリフィルム作品に詰まっています。
そんな初期の個人映画を、ビデオと16ミリフィルムで上映する会です。
高林監督の盟友である、映像作家の飯村隆彦さんもトークに駆けつけて下さいます。



『石ッころ』(60年)モンテカティーニ・アマチュア国際映画祭グランプリ


〜フィルムヲ見ル会 16mm8mm映画探訪〜
「追悼・高林陽一 個人映画の回廊(コリドール)」


8ミリフィルム作品(ビデオ上映)>
『悲歌』59年/10分
『石ッころ』60年/30分
『さすらい』60年/22分  
『石が呼ぶ』61年/12分 
『ほくろのある風景』63年/8分


<16ミリフィルム作品(フィルム上映)>
『むさしのいのち』 65年/モノクロ/11分/ニュープリント
『ひなのかげ』 65年/モノクロ/20分 (予定)


※アフタートークあり!
高林陽一さんの盟友・飯村隆彦さん(映画作家)をゲストに迎え、トークショーをおこないます。


【日時】11月9日(金) 19時会場 19時30分〜上映開始
【料金】1800円  会場:UPLINK Room (2F)
詳細ページ&予約フォーム http://www.uplink.co.jp/event/2012/3322


予約とお問い合わせは、アップリンクまで! 
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