シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

neoneoにアピチャッポン書評

johnfante2017-08-10

共編著『アピチャッポン・ウィーラセタクン 光と記憶のアーティスト』 の書評が、neoneo webに掲載されました
評者は佐藤奈緒子さん。1本の批評としても、おもしろく読める文章です。


http://webneo.org/archives/43295


<編著者の金子遊は、世界中にある「東北」は単に中央から見た地理的周縁や辺境を意味するだけではないと言う。「その場所でわたしたちは目に見えない存在に対する感性をみがき、想像力をはぐくみ、さまざまな霊的接触をおこなう。それは実在する土地というよりも、魂の所業をつかさどる場としてある」 これはそのままアピチャッポン作品にあてはまる。見る者の感性をみがき、想像力をはぐくみ、魂の所業をつかさどってくれる人。それがアピチャッポン・ウィーラセタクンである。>(書評より引用)