シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

掲載を終了しました

水井真希氏への弔意とツイッター投稿について

批評家の金子遊です。はじめに、この度亡くなられた故人・水井真希氏につきまして、心からお悔やみを申し上げます。現在、水井氏個人のツイッター・アカウントに「K」の性犯罪やストーカー行為について書いた投稿が掲載されています。彼女は名指しを避けまし…

連載「アート・フィルム」第3回

水声社のメルマガで毎月連載している「アート・フィルム」が、3回目まできました。「イタリアの未来派と映画」と題して、マリネッティと未来派映画宣言、ブラガーリアのフォトディナミカ、映画『タイス』などを論じています。http://www.suiseisha.net/blog…

『森のムラブリ』DVD発売

拙作のドキュメンタリー映画『森のムラブリ』が、7/7から発売になりました。株式会社アースゲートが販売元で、全国のショップ、ネットショップ、レンタルビデオ店などでお手にとってみてください。特典映像に、短編映画『黄色い葉の精霊』が収録されています…

「ムラブリ族のフィールドワーク」トーク

金子遊×伊藤雄馬「ムラブリ族のフィールドワーク」『インディジナス: 先住民に学ぶ人類学』(平凡社)刊行記念7/9(日)19時〜 本屋B&B(オンライン開催)イベント詳細 https://bb230709b.peatix.com/ゾミアの森の民を追った記録や、未開社会といわれる辺境…

アジア本NOW

共同通信のグループ会社、NNAの「アジア本NOW」のコーナー。7/7に発売のDVD『森のムラブリ』と、拙著『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』が紹介されました。https://www.nna.jp/nnakanpasar/backnumber/230701/book_001/

連載「アート・フィルム」第2回

水声社のメールマガジン「コメット通信」にて、「アート・フィルム」という連載をしています。2023年5月号では「初期映画からアヴァンギャルドへ」と題して、エディソン社、リュミエール兄弟、ジョルジュ・メリエスの初期映画のなかに、映像アートの息吹が見…

『森のムラブリ』DVD発売記念 レトロスペクティブ 金子遊監督

『森のムラブリ』DVD発売記念 レトロスペクティブ 金子遊監督 ラオスの森で暮らす狩猟採集民を撮った『森のムラブリ』が、ついにDVD化!7月7日の発売を記念して、『森のムラブリ』を初め、金子遊監督のアグレッシブな作風に彩られたレトロスペクティブを開催…

6/17『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』刊行イベント

【6/ 17 (土)】『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』(平凡社) 刊行記念金子遊 × 今福龍太 トークイベント@青山ブックセンター本店(表参道) 日程 2023年6月17日 (土) 時間 18:00〜19:30開場 17:30〜 料金 1,540円(税込) 先住民族(インディジナス・ピー…

『修験ルネッサンス』レビュー

「キネマ旬報」2023年6月上旬号に、映画のレビューを執筆しました。田中千世子監督のドキュメンタリー『修験ルネッサンス』で、熊野の聖地や修験道と、この映画について書いています。 https://www.kinejunshop.com/items/74764402

「東京組曲2020」にコメント、監督とトーク

三島有紀子監督の『東京組曲2020』をチョンジュ国際映画祭でいち早く拝見しました。2020年の新型コロナによる緊急事態宣言下、仕事を失った俳優たちが自宅にこもり、自分たちの日常を撮影する…。役者が自分自身を演じるって何だろう?と考えさせられる映画で…

ソクーロフ映画でトーク

6/11(日)の夕方、アレクサンドル・ソクーロフ監督の新作『独裁者たちのとき』の上映後、シネマリン横浜でトークに出ます。ソクーロフ監督にインタビューしたご縁で、劇場から声をかけて頂きました。ヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニら、ア…

連載「アート・フィルム」開始

水声社のメールマガジン「コメット通信」にて、「アート・フィルム」という連載をはじめました。映画前史から映画誕生へ、そして1900年代から20年代にかけて、アート・フィルムの起源をたどります。具体的にはイタリア未来派、絶対映画、ドイツ表現主義、純…

ソクーロフ監督にインタビュー

Zoomでしたが、7年ぶりの新作『独裁者たちのとき』について、ロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督に単独インタビューしました。 72歳ですが、本当にお元気でたくさん話してくれました。 ウクライナの侵略についても、深いところで考えておられ、あちこ…

全州国際映画祭で『フイルム・フェティッシュ』上映

監督した『フイルム・ フェティッシュ』が韓国の全州(チョンジュ)国際映画祭に出品が決定!「シネフィル・チョンジュ部門」にて、奥山順市さんの実験映画のドキュメンタリーが、ゴダール、レオーネ、メカス、パゾリーニらのドキュメンタリーと一緒に上映さ…

インディジナス 先住民に学ぶ人類学

4/21に、新著『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』(平凡社)が刊行されます! 狩猟採集民のムラブリ、インゴルド、タウシグ、クラストル、ロバート・ガードナーらについて「先住民」をキーワードに書いた初めての人類学論集です。松本俊夫とLSD論、アカマ…

『森のムラブリ』上映@北千住

新著刊行記念、4/22(土)泪橋ホールで『森のムラブリ』上映会ラオスでのムラブリ族のフィールドワークについて書いた文章をおさめた書籍『インディジナス 先住民に学ぶ人類学』が出版。刊行記念もかねてドヤ街・山谷で上映会があります。トークやサイン会も…

『ダルデンヌ兄弟 社会をまなざす映画作家』刊行

共著『ダルデンヌ兄弟 社会をまなざす映画作家』が、4/5から書店に並んでいます。『トリとロキタ』の上映館では先行販売中とのこと。ドキュメンタリーマガジンneoneo叢書の第3弾で、若林良がひとり編者で創りきりました! 当方は「ムーズ川と製鉄所のけむり…

キネ旬に『マリウポリ 7日間の記録』のレビュー

本日発売の「キネマ旬報」4月下旬号。松本零士さんの追悼号ですね 新作ドキュメンタリー『マリウポリ 7日間の記録』のレビューを執筆しました。タイトルは「半径100メートル以内の戦場」です。リトアニア人の監督が戦火のマリウポリに入り、撮影を敢行。新ロ…

Art Anthropology 18号

多摩美の芸術人類学研究所が、年に1回刊行している紀要がわりの雑誌「Art Anthropology 」。その18年目となる18号が、刊行されました。当方はシンポジウムの収録のなかで、「旅の映画がたどる道」というタイトルで、映画『森のムラブリ』の国内外での上映の…

『うつろいの時をまとう』パンフに解説、トーク登壇

2023年3月25日から全国劇場公開がはじまった、三宅流監督の長篇ドキュメンタリー『うつろいの時をまとう』。独自の哲学をもつファッション・デザインのユニット「matohu」の活動を追ったものだ。そのパンフレットに「被服の哲学/映像の美学」という文章を寄…

ビバ!ムラブリ@長崎再上映

長崎県の佐世保を中心に、2023年3月に『森のムラブリ』の再上映があります。「ビバ!ムラブリ ムラブリになる」3月18日・佐世保市世知原町3月19日・東彼杵郡川棚町3月20日・佐世保市下京町3月21日・平戸市崎方町で開催 言語学者「伊藤雄馬」さんをゲストに迎…

共著『拡張するイメージ』刊行

民族学博物館の共同研究に関わり、その成果として共著『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』(亜紀書房)が刊行されました。編者は藤田瑞穂さん、川瀬慈さん、村津蘭さん。 当方は「ゾミアの遊動民─映画『森のムラブリ』をめぐる旅」という論考…

3/8「ムラブリの夜」@阿佐ヶ谷ロフトA

ムラブリの夜 書籍『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』刊行記念、映画『森のムラブリ』上映会&トーク https://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/242464OPEN 19:00 / START 19:30【出演】伊藤雄馬(言語学者、『ムラブリ …

「キネマ旬報」にロッテルダム映画祭の記事

「キネマ旬報」2023年3月上旬号、world reportのコーナーに、田中裕子さんのロッテルダムの記事がでました。そこで拙作『フイルム・フェティッシュ』の上映と、奧山順市特集の報告もなされています。田中さん、お世話になりました。 https://www.kinejunshop…

「キネマ旬報」ベスト・テン号

今年も「キネマ旬報」のベスト・テンの海外作品部門で、選者・選考に参加しました。詳しくは、2023年2月下旬ベスト・テン発表特別号をご覧ください。 https://www.kinejunshop.com/items/70946694

「生きる」を探求する映像人類学ダイアローグ #1

「生きる」を探求する映像人類学ダイアローグ #1 「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」上映&ダイアローグ 2/25(土)13時〜北千住・空中階https://visuala-dialogue-muraburi.peatix.com 落ち着いた雰囲気のサロンで、映画上映と監督や出演の伊藤雄馬さ…

タナ・トラジャ訪問

スラウェシ島で、トラジャ族のランブーソロ(死葬儀礼)を見せて頂く。莫大な葬儀費用を貯蓄し、4ヶ月の殯の期間、ミイラになった村長。その棺桶が舟型家屋の前に登場し、水牛や豚が次々に供犠にされる。村内外からの参列者は泣き、ヤシ酒を飲み、供犠獣の肉…

イオセリアーニ映画祭、字幕翻訳&パンフ執筆

字幕翻訳を担当したイオセリアーニ監督の『月の寵児たち』が、明日2023年2月17日から「オタール・イオセリアーニ映画祭」にて、上映されます。この作品、マチュー・アマルリックの役者デビュー作だったりします。 https://www.kinejun.com/2023/02/13/post-2…

2/11,23『森のムラブリ』@ブリュッケ

田辺弁慶映画祭で『映画になった男』を上映したときに知り合った、東京都足立区のカフェ「ブリュッケ」経営者の杉浦さんと、ついにイベントをできる日がきました。以下、詳細です。2/11は満席、2/23は残席2だそうです。===========ブリュッケにて金子遊監督…