シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

原將人映像作品集

京都のルーメン・ギャラリーにて「將人映像作品集」が 2019年6月15日(土)6/16(日)に開催。
原監督が「MI・TA・RI」「マテリアル&メモリーズ」「初国知所之天皇」「焼け跡ダイアリー」(新作)のライブ上映を敢行します!
自宅とフィルムが火事で燃えた後に、焼け残ったフィルムとデータで奇跡的に復活させるとか。当方の撮った原監督のドキュメンタリー『映画になった男』も上映されます。

詳細 http://www.lumen-gallery.com/index.html

 

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『ガーデンアパート』劇場公開

6/7(金)〜1週間、テアトル新宿で映画『ガーデンアパート』が公開されます。監督はヴィデオアーティストUmmmiこと、石原海さん。2組のカップルのひと晩の迷いを描いたガールズムービー。

当方はプロデュース面と脚本をお手伝いしました。大阪アジアン映画祭、ロッテルダム国際映画祭での上映を経て、満を持しての公開です。

その後も大阪、神戸など地方を巡回上映いたします。よろしくお願いします!

https://eiga.com/movie/90977/
https://natalie.mu/eiga/news/334029

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訳書『暴力と輝き』

翻訳した書籍『暴力と輝き』アルフォンソ・リンギス著が、5月下旬に刊行されました。水声社の〈人類学の転回叢書〉の1冊で、水野友美子さん、小林耕二さんとの共訳です。
http://www.suiseisha.net/blog/?p=11014

リンギスはアメリカの「旅する哲学者」として知られていますが、本書ではまさにモンゴル、パタゴニア、南極、バリ、パプア・ニューギニアカンボジアへと、強靭な脚力で飛び回りながら思考をつむいでいきます。
魅力的な哲学的エッセイ集で、世界各地の祭祀や風景を撮った多数の写真も収録されていますが、リンギス自身が撮影したものです。
各書店やネット書店で、販売がはじまっております。
https://honto.jp/netstore/pd-book_29505553.html

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ドイツ・ハンブルグ市の展覧会

拙作が5/22〜26まで、ドイツのハンブルグ市で開催中の展覧会「ウィズ・オア・ウィズアウト・ザ・サン クリス・マルケルと日本」で、上映展示されています。
長編のエッセイ映画『映画になった男』で参加。会場はアンファン・アートスペースというギャラリー。
クリス・マルケルの『不思議なクミコ』、マグナス・バルタス、土本典昭、ホルヘ=スアレス・キニョネス・リバス、吉田孝行らの作品が紹介されています。

https://cinepu.com/event/d24644/

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『ホース・マネー』DVDブックレット

ペドロ・コスタ監督の『ホース・マネー』が、DVDとブルーレイになりました。
付属のブックレットには、当方によるペドロ・コスタ監督へのロング・インタビューが掲載されています。

http://www.ivc-tokyo.co.jp/titles/ha/a0462.html

 

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実験映画屋、奥山順市でござ〜い!

金曜シネマテーク・特集上映「実験映画屋、奥山順市でござ〜い!」

映像文化設計ゼミ主催のイベントが行われます。

■日時:2019年5月24日(金) 16時30分上映開始 17時30分トーク開始
■会場:多摩美術大学八王子キャンパス メディアセンター1F「メディアルーム」(定員30名)
■主催:芸術学科 映像文化設計ゼミ
入場無料。予約不要。学外の一般の方も入場可。

■上映プログラム
『Le Cinema』デジタルリマスター版
『我が映画旋律』デジタルリマスター版
『BANG VOYAGE』
『表から裏から同時に』
『ストップ・モーション』
『サンドイッチ』

トークゲスト
奥山順市(実験映画作家
金子遊(多摩美術大学芸術学科教員)

詳細 http://www2.tamabi.ac.jp/geigaku/20190513/

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かみのたねをまく

「かみのたねをまく(フィルムアート社50周年記念冊子)」に、エッセイを寄稿しました。

松本俊夫ジョナス・メカスからはじまった」というタイトルで、『映像の発見』『メカスの映画日記』『フィルム・メーキング』『このショットを見よ』『幻視の美学』などの書物について書いています。

http://filmart.co.jp/news/50th-2/

他の著者に蓮實重彦四方田犬彦佐々木敦中条省平金原瑞人など。大型書店などで無料で配布しているはずです。「かみのたね」はフィルムアート社のWEBマガジンです。

http://www.kaminotane.com/

 

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『日曜日の散歩者』論

現代詩手帖」2019年5月号が刊行されました。

当方は「『日曜日の散歩者』からスタートして」という特集で、占領時代に台南でシュルレアリスティックな日本語詩を書いていた、風車詩社の詩人たちに関するドキュメンタリー映画について書きました。

「台南の超現実的ドキュメンタリー」という論考です。

http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_2341.html



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マクロネシア紀行②と③

出版社のサイトで「マクロネシア紀行」という、エッセイの連載をやっています。

第2回と第3回にあたる「黒潮とボニン・アイランズ」前後編が、掲載されました。
小笠原の父島と母島を旅したときの旅行記です。下記で読むことができます。

前編
http://www.webarts.co.jp/menu/column/column_02-02.htm
後編
http://www.webarts.co.jp/menu/column/column_02-03.htm

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ジョナス・メカス追悼

詩人で映画作家ジョナス・メカスさんが96歳で亡くなりました。
2019年4月20日発売の「キネマ旬報」5月上旬下旬合併号に、「ニューヨーク、天使の詩」という追悼文を寄せました。

それから、同じメカスの追悼特集で、原将人さん、高嶺剛さんにインタビューした記事が載っています。
飯村昭子さんの追悼文も必読ですね。
5/18〜イメージフォーラムで特集上映もはじまるそうです。

http://www.kinejun.com/book/detail/tabid/89/catid/21/Default.aspx?pdid=kinema_No.1809

 

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