シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

映像作家が旅する西アフリカ

6/22(土)「映像作家が旅する西アフリカ」

講師:映像作家、多摩美術大学准教授 金子遊

2017年にサントリー学芸賞受賞するなど批評家・映像作家としてご活躍の金子遊が、この夏に編著『ジャン・ルーシュ』を刊行予定。
珍しいルーシュの映画から日本でも関心の高まりつつある西アフリカの映像世界を案内します。
また、当日は講師自身が旅してきたベナン共和国ヴードゥー教の祭礼、呪術師、ダンス、音楽についてもお話しする予定です。

詳細&予約(NHK文化センター 八王子教室)
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1172493.html

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ガリン・ヌグロホ 上映&トーク

6/21(金)20時30分〜「インドネシア&タイ 映画におけるフォークロアとファンタジー」という上映イベントで、音楽・音響デザインの森永泰弘氏とトークイベントに出ます。

https://jfac.jp/culture/events/e-asia2019-setan-jawa-pre-event/


「『サタンジャワ』サイレント映画+立体音響コンサート上映」プレイベント
ガリン・ヌグロホ(『サタンジャワ』)、アピチャッポン・ウィーラセタクン(『フィーバー・ルーム』)の初期傑作を上映!

「響きあうアジア2019 『サタンジャワ』サイレント映画 + 立体音響コンサート」のプレイベントとして、ガリン・ヌグロホ監督(インドネシア)の初期傑作『天使への手紙』を上映します。トークショーでは「『サタン ジャワ』サイレント映画 + 立体音響コンサート」の音楽・音響デザインの森永泰弘氏と批評家・金子遊氏をゲストに迎え、進行中の音楽制作のプロセスやガリン・ヌグロホ監督の作品世界 について語っていただきます。あわせて、「響きあうアジア2019 『フィーバー・ルーム』」東京公演を控えるアピチャッポン・ウィーラセタクン監督(タイ)の長編第一作『真昼の不思議な物体』も上映します。

日時: 2019年6月21日(金曜日)16時30分から21時
会場:アテネ・フランセ文化センター
主催:国際交流基金アジアセンター

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原將人映像作品集

京都のルーメン・ギャラリーにて「將人映像作品集」が 2019年6月15日(土)6/16(日)に開催。
原監督が「MI・TA・RI」「マテリアル&メモリーズ」「初国知所之天皇」「焼け跡ダイアリー」(新作)のライブ上映を敢行します!
自宅とフィルムが火事で燃えた後に、焼け残ったフィルムとデータで奇跡的に復活させるとか。当方の撮った原監督のドキュメンタリー『映画になった男』も上映されます。

詳細 http://www.lumen-gallery.com/index.html

 

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『ガーデンアパート』劇場公開

6/7(金)〜1週間、テアトル新宿で映画『ガーデンアパート』が公開されます。監督はヴィデオアーティストUmmmiこと、石原海さん。2組のカップルのひと晩の迷いを描いたガールズムービー。

当方はプロデュース面と脚本をお手伝いしました。大阪アジアン映画祭、ロッテルダム国際映画祭での上映を経て、満を持しての公開です。

その後も大阪、神戸など地方を巡回上映いたします。よろしくお願いします!

https://eiga.com/movie/90977/
https://natalie.mu/eiga/news/334029

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訳書『暴力と輝き』

翻訳した書籍『暴力と輝き』アルフォンソ・リンギス著が、5月下旬に刊行されました。水声社の〈人類学の転回叢書〉の1冊で、水野友美子さん、小林耕二さんとの共訳です。
http://www.suiseisha.net/blog/?p=11014

リンギスはアメリカの「旅する哲学者」として知られていますが、本書ではまさにモンゴル、パタゴニア、南極、バリ、パプア・ニューギニアカンボジアへと、強靭な脚力で飛び回りながら思考をつむいでいきます。
魅力的な哲学的エッセイ集で、世界各地の祭祀や風景を撮った多数の写真も収録されていますが、リンギス自身が撮影したものです。
各書店やネット書店で、販売がはじまっております。
https://honto.jp/netstore/pd-book_29505553.html

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ドイツ・ハンブルグ市の展覧会

拙作が5/22〜26まで、ドイツのハンブルグ市で開催中の展覧会「ウィズ・オア・ウィズアウト・ザ・サン クリス・マルケルと日本」で、上映展示されています。
長編のエッセイ映画『映画になった男』で参加。会場はアンファン・アートスペースというギャラリー。
クリス・マルケルの『不思議なクミコ』、マグナス・バルタス、土本典昭、ホルヘ=スアレス・キニョネス・リバス、吉田孝行らの作品が紹介されています。

https://cinepu.com/event/d24644/

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『ホース・マネー』DVDブックレット

ペドロ・コスタ監督の『ホース・マネー』が、DVDとブルーレイになりました。
付属のブックレットには、当方によるペドロ・コスタ監督へのロング・インタビューが掲載されています。

http://www.ivc-tokyo.co.jp/titles/ha/a0462.html

 

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実験映画屋、奥山順市でござ〜い!

金曜シネマテーク・特集上映「実験映画屋、奥山順市でござ〜い!」

映像文化設計ゼミ主催のイベントが行われます。

■日時:2019年5月24日(金) 16時30分上映開始 17時30分トーク開始
■会場:多摩美術大学八王子キャンパス メディアセンター1F「メディアルーム」(定員30名)
■主催:芸術学科 映像文化設計ゼミ
入場無料。予約不要。学外の一般の方も入場可。

■上映プログラム
『Le Cinema』デジタルリマスター版
『我が映画旋律』デジタルリマスター版
『BANG VOYAGE』
『表から裏から同時に』
『ストップ・モーション』
『サンドイッチ』

トークゲスト
奥山順市(実験映画作家
金子遊(多摩美術大学芸術学科教員)

詳細 http://www2.tamabi.ac.jp/geigaku/20190513/

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かみのたねをまく

「かみのたねをまく(フィルムアート社50周年記念冊子)」に、エッセイを寄稿しました。

松本俊夫ジョナス・メカスからはじまった」というタイトルで、『映像の発見』『メカスの映画日記』『フィルム・メーキング』『このショットを見よ』『幻視の美学』などの書物について書いています。

http://filmart.co.jp/news/50th-2/

他の著者に蓮實重彦四方田犬彦佐々木敦中条省平金原瑞人など。大型書店などで無料で配布しているはずです。「かみのたね」はフィルムアート社のWEBマガジンです。

http://www.kaminotane.com/

 

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『日曜日の散歩者』論

現代詩手帖」2019年5月号が刊行されました。

当方は「『日曜日の散歩者』からスタートして」という特集で、占領時代に台南でシュルレアリスティックな日本語詩を書いていた、風車詩社の詩人たちに関するドキュメンタリー映画について書きました。

「台南の超現実的ドキュメンタリー」という論考です。

http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_2341.html



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