シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

「週刊新潮」に批評が掲載

「群像」9月号に書いた文章「戦争のホモ・ルーデンス」について、「週刊新潮」9/24号にて文芸評論家の栗原裕一郎氏が批評に書いて下さいました。

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この記事は、ネットでもYahoo!ニュースなどで読むことができます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ed4e9bfcfa6f923aa824f2af80783e12bfd98a00

https://www.bookbang.jp/review/article/640548

<同特集の金子遊「戦場のホモ・ルーデンスは、このシステムを、テクノロジーに注目した批評というかたちで追う。

 民族学を研究する映像作家でもある金子は、主に映画を素材に、弓矢と槍で繰り広げられる未開戦から、ドローン兵器による最新の戦争までをたどる。「戦い」が「遊び」でもある戦争の本性が追究されているのだが、提示されてくるのは、ビデオゲーム化の果てのような昨今のドローン戦争に至って「遊び」が失われたという逆説である。

「戦闘から身体感覚が失われたときに、戦士たちはホモ・ルーデンスではなくなったのだ。あとに残されたのは、軍隊と兵器というシステムの一部分として駆動する身体の亡霊にすぎないのではないか」>


ホンマタカシ氏の講演会

多摩美の授業で、写真家のホンマタカシ氏の講演会を企画しました。
ちょうど週末から、ホンマ氏が監督したドキュメンタリー映画『建築と時間と妹島和世』が劇場公開されるので、そのお話しを中心にしていただきます。

http://www2.tamabi.ac.jp/geigaku/20200923/

「映画『建築と時間と妹島和世』について」
講師:ホンマタカシ 氏(写真家)

日時:2020年10月1日 (木) 14:50〜16:20
場所:Zoomによるオンライン開催
入場料無料・事前予約無し
対象:芸術学科生・多摩美在学生

学外の方はご参加いただけません。ご了承いただけますようお願いいたします。
在学生の方は9/23のCampus Squareでの通知(多摩美術大学在学生のみなさま)をご覧ください。

10/3(土)より、ホンマタカシ氏の新作ドキュメンタリー『建築と時間と妹島和世』が劇場公開されます。それを記念して、多摩美術大学の写真論の授業でゲストレクチャーを開催します。

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矢田部氏の講演会を企画

多摩美の授業で、ゲストレクチャーを開催します。
講師は、映画祭の上映作品がもうすぐ発表になる、東京国際映画祭の矢田部氏です。

http://www2.tamabi.ac.jp/geigaku/20200924/



パンデミックから映画の未来へ」
講師:矢田部吉彦 氏(東京国際映画祭シニア・プログラマー

日時:2020年10月1日 (木) 13:10〜14:40
場所:Zoomによるオンライン開催
入場料無料・事前予約無し
対象:芸術学科生・多摩美在学生
学外の方はご参加いただけません。ご了承いただけますようお願いいたします。

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キネ旬に『ワールドシネマ入門』書評

キネマ旬報』2020年10月上旬号に、拙著『ワールドシネマ入門』の書評が掲載されました。
評者は批評家の杉原賢彦さんで、この書籍を広い射程で論じて下さっています。
ぜひ続きは、本誌でお読みください。

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グループ現代の配信番組に出演

ドキュメンタリー製作の老舗「グループ現代」が、これまでの映画作品を一挙に数十本配信スタートするそうです。

第1弾は「小泉修吉監督特集」。
9/25(金)19時半〜 川口由一さん(自然農実践者)、堀田泰寛さん(カメラマン)、田野稔さん(グループ現代代表)らとオンライン・イベントの番組に出演します。
無料ですので、時間になった下記のアドレスにアクセスして下さい。

 また、グループ現代の配信サイトはこちらです。

 

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『大海原のソングライン』初日トーク採録

台湾やインドネシアから、航海をしていったポリネシアの人びと。彼らのDNAを音楽でつなぐドキュメンタリー『大海原のソングライン』が全国で後悔されています。

東京・イメージフォーラムでの公開初日に、考古学者の石村智さんとトークしました。
非常にスリリングだったそのトークが、活字化されましたので、ぜひお読みください。


http://moolin-production.co.jp/songline/news/0801talkshow/

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森のムラブリ@シアターセブン

ラオスの森に住む狩猟採集民を撮った『森のムラブリ』が、「東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKA」で上映されます。

2020年9月3日(木)16時
シアターセブン(大阪)

https://www.theater-seven.com/mv/mv_s0215.html

舞台あいさつ=伊藤雄馬(出演)、金子遊(監督)

昨年末に上映がはじまり、東京ドキュメンタリー映画祭2019(新宿K's Cinema)、神戸市立外国語大学、横浜市立大学多摩美術大学につづいて、5回目の上映となります。
関西圏のみなさま、よろしくお願いします。

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群像9月号に論考

文芸誌「群像」の2020年9月号に評論を寄せました。「戦争への想像力」という特集。
当方は「戦場(いくさば)のホモ・ルーデンス」というタイトルで、
人類学的な論考を寄せました。

インドネシアのスンバ島で見たパソーラ(騎馬戦)と、弓矢と槍でたたかうパプアニューギニアの未開戦から、そして現代のドローン戦争まで、「戦士=遊ぶ人間」の側面を掘り起こしてます

http://gunzo.kodansha.co.jp/55737/58811.html

I wrote a critical essay about Homo Ludens in Sumba island & New Guinea for this literary magazine.

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『死霊魂』パンフレット

東京から劇場公開がはじまったワン・ビン監督の『死霊魂』
8時間半の重量級の作品ですが、パンフレットも読み応えあります

シナリオ採録、監督インタビュー、解説、時代背景のほか、当方が執筆した6000字の評論「光の叙事詩ー『死霊魂』の語り部とその記憶」など、盛りだくさんの内容です

8時間の映画を見終えたあと、「いったい自分が見たものはなんだったのか」と自問するアナタは、きっとこのパンフが欲しくなる…
 
 

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レディオ湘南に出演

慶應SFCの「音像工房」というサークルが制作している、レディオ湘南(FM83.1)の「ユニバーシティ・スタジオ KEIO BACKSTREET」というラジオ番組 にゲスト出演しました。


詳細は下記です。

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「今回のFMラジオ
#ユニスタ は特別ゲスト回
映像作家でSFCの講師である
金子遊先生と映画監督で現役SFC生の鈴木トウサさんと一緒にお送りします! 映画や映像に興味のある方はもちろん、誰でも聞いて損なしです! 8/21 18:05〜 放送をお楽しみに。 ここからも聴けます→