シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

「生きる」を探求する映像人類学ダイアローグ #1

「生きる」を探求する映像人類学ダイアローグ #1
「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」上映&ダイアローグ

2/25(土)13時〜北千住・空中階
visuala-dialogue-muraburi.peatix.com

落ち着いた雰囲気のサロンで、映画上映と監督や出演の伊藤雄馬さんと対話を楽しむ会
おかげさまで満席になりました!




タナ・トラジャ訪問

スラウェシ島で、トラジャ族のランブーソロ(死葬儀礼)を見せて頂く。莫大な葬儀費用を貯蓄し、4ヶ月の殯の期間、ミイラになった村長。その棺桶が舟型家屋の前に登場し、水牛や豚が次々に供犠にされる。村内外からの参列者は泣き、ヤシ酒を飲み、供犠獣の肉をごちそうに死者をいたむ
儀礼用に育てられた水牛や豚はかわいそうだけど、パピオンという竹筒の蒸し焼きで頂いたら、ちゃんとおいしかったです…




イオセリアーニ映画祭、字幕翻訳&パンフ執筆

字幕翻訳を担当したイオセリアーニ監督の『月の寵児たち』が、明日2023年2月17日から「オタール・イオセリアーニ映画祭」にて、上映されます。
この作品、マチュー・アマルリックの役者デビュー作だったりします。

https://www.kinejun.com/2023/02/13/post-21431/

オタール・イオセリアーニ映画祭」のパンフレットには、『田園詩』についてのレビューも執筆しました。上映作品すべての書き下ろしレビューが掲載された、豪華な一冊になっています。
キネマ旬報WEB」の記事にもなりました。
https://www.kinejun.com/2023/02/13/post-21431/


個人的に1本あげるとしたら、『唯一、ゲオルギア』。小国ジョージアの歴史を、それを描いた劇映画や記録映画の映像を引用しながらひも解く、4時間のドキュメンタリー 。他国による侵略と、それへの抵抗のくり返し。ウクライナ戦争後に観ると、思うところ多し。


オタール・イオセリアーニ映画祭」
公式サイト
https://www.bitters.co.jp/iosseliani2023/#

2/11,23『森のムラブリ』@ブリュッケ

田辺弁慶映画祭で『映画になった男』を上映したときに知り合った、東京都足立区のカフェ「ブリュッケ」経営者の杉浦さんと、ついにイベントをできる日がきました。
以下、詳細です。2/11は満席、2/23は残席2だそうです。
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ブリュッケにて金子遊監督の『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』の上映会を開催します。併せて『憑依の宴 ジャワ島のジャティラン』(短編)の上映もあります。
日程:2/11(土祝) 上映 + 出演言語学者 伊藤雄馬トーク
           2/23(木祝) 上映 + 金子遊監督トーク

料金:2,000円(ドリンク込み ※+150円でビールに変更可)
   お支払いは現金のみ。なるべくお釣りのないようご用意ください。
定員:各回20名
両日とも17:00時に上映開始となります。16:30頃からなるべく早めにご来場いただけますと助かります。

イベント詳細ページ
https://odaibrucke.org/event/5454/

『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』上映会予約フォーム

 

ロッテルダム国際映画祭でワールド・プレミア

ロッテルダム国際映画祭にて、「フイルム・フェティッシュ」の一回目のワールドプレミア上映を終えました。実験映画作家のドキュメンタリーに、多くのお客さんが集まりうれしい驚き。さすがヨーロッパ。質疑応答も盛り上がりました。
Just finished world premiere screening of Film Fetish in Rotterdam film festival






『森のムラブリ』山口公開

ムラブリ山口県の劇場公開は明日から!
1/28(土)〜2/5(金)まで、YCAM 山口情報芸術センターで上映されます。

1/28と29には、出演
伊藤雄馬さん(言語学者)による「ムラブリを『真に受ける』」という特別イベントも開催されます。
中国地方、北九州
方はぜひに!

https://www.ycam.jp/cinema/2023/the-significance-of-life/




ロッテルダム国際映画祭でプレミア上映

監督した新作『フイルム・フェティッシュ』が、「ロッテルダム国際映画祭」のシネマ・リゲインド部門に出品が決定しました!
ワールド・プレミア上映です。海外向けのポスターも完成しました。

8年かけて、実験映画作家・奥山順市さんの活動を撮った長編ドキュメンタリーです。1/25からの映画祭にあわせ、プロデューサーらとオランダに行きます
My new movie "Film Fetish" will be screened at Rotterdam International Film Festival 2023. I will go there too.


シネマ・リゲインド部門では、「In Praise of Okuyama Jun'ichi(奥山順市を称賛して)」と題し、奥山さんの特集上映があります。
『Le Cinema』『映画する人』『我が映画旋律』が、デジタル化された美しいプリントで上映されます。

https://iffr.com/en/iffr/2023/events/in-praise-of-okuyama-junichi


ユニ・ジャパンの公式サイトに「ロッテルダム国際映画祭2023」に行く、日本映画のリストが掲載されました。

unijapan.org




『森のムラブリ』沖縄再上映

2022年3月に劇場公開がスタートした『森のムラブリ』ですが、年明けも上映が続いています。
沖縄での再上映が決定しました!

1/21(土)14時〜那覇・Bookcafeゆかるひ
1/22(日)13時半〜大宜味村・喜如嘉小学校

『森の
ムラブリ』と、中井信介監督『森の守り人 イサムの場合』の2本上映です。
後者はインドネシアカリマンタン島における、森の再生を描く必見ドキュメンタリー。「東京ドキュメンタリー映画祭」でも上映された作品です。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02Y6FFdVEyNH2SUfFrcg8PHuBD8gPbd6rafqVjY4EVfA5KXQ2mZCMnNxAxFxCFsfD8l&id=100086207959054

 

1/8『モアナ』上映会、解説&トーク

新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

サモアを舞台にしたロバート・フラハティの映画『モアナ 南海の歓喜サウンド版)』上映会があります。
上映後に解説をし、そのあとで文化人類学者の山本真鳥さんとトークします。

https://wp.tufs.ac.jp/tufscinema/2022/12/05/230108/

日時 2023年1月8日(日)14:00開映(13:40開場)

会場 東京外国語大学 プロメテウス・ホール

プログラム

映画『モアナ:南海の歓喜サウンド版)』本編上映
解説:金子遊(多摩美術大学准教授/映像作家)
トーク:金子遊、山本真鳥(法政大学名誉教授)
司会:山内由理子( 東京外国語大学准教授)

その他 入場無料、事前登録制(先着250名)、一般公開