シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

8/23(木) neoneo創刊記念イベント開催!

johnfante2012-08-11

ずっと準備してきたドキュメンタリーの専門誌「neoneo」の紙媒体がいよいよ8月下旬に刊行されます。
目次はこちらです。http://webneo.org/info
また、創刊記念イベントも開催します。かなり豪華な上映内容とトークイベントになっています。


〜ドキュメンタリー・ドリーム・ショー 山形in東京2012 特別企画〜
創刊記念イベント「neoneo meets!! さようならドキュメンタリー」
 

第1部 『どっこい!人間節 寿・自由労働者の街』上映
第2部 石川直樹(写真家)×諏訪敦彦(映画監督)トー​クイベント
8/​23(木)19時〜 オーディトリウム渋谷にて開催!
当日1回券=1400円
詳細ページ http://webneo.org/​archives/3031


ドキュメンタリー表現の批評と議論の場をめざすイベント​[neoneo meets!]。
第1回目のテーマは「さようならドキュメンタリー」!
今春から[web]で展開してきた「neoneo」の雑​誌版「ドキュメンタリーカルチャーマガジン「neone​o」創刊を記念して、小誌アンケートにご回答頂いたお二方がゲストに登場!

「ドキュメンタリーとは「記録」を根幹にそえた作品であ​る」と答えた写真家・石川直樹さん、「こんなところにも​ドキュメンタリーがある、とただ指し示すことのほうが遙​かに創造的に思える」と述べる映画監督・諏訪敦彦さん。​様々な捉え方ができる「ドキュメンタリー」という言葉を​巡って、お二人のトークはどのように展開するのでしょう​か。合い間には、お二方の短篇映像作品を上映を予定して​います。


トークに先駆けての上映作品は「neoneo」編集長・​伏屋博雄がプロデュースした『どっこい!人間節 寿・自​由労働者の街』。貴重な16mmフィルムでの上映になり​ます。石川直樹さんが小誌アンケートでおススメしていた​本作品、是非この機会にお見逃しなく!



『どっこい!人間節 寿・自由労働者の街』
(1975/日本/121分/16?)
山谷、釜ケ崎とならんで日本三大寄せ場の一つと言われている横浜・寿町。三百メートル四方に90軒の簡易宿泊所が密集し、五千人前後の人々が生活しているドヤ街にスタッフが約10カ月住みこみ、19時間分のフィルムを回した。スクリーンには寿町の人々が次々と登場し、自分たちの過去、未来への希望を語る。小川プロ製作の作品ではあるが、若手スタッフが中心になって完成させた。「neoneo」編集長・伏屋博雄がプロデューサーとして参加している。