一ヶ月にわたって、イスラエル軍によるガザ侵攻が続いています。
世界各地で非難の声があがっていますが、彼らは耳を傾けようとしません。
2012年11月にパレスチナを訪れた私は、2013年12月に刊行された『アジア映画で＜世界＞を見る』（作品社）に「神話批判論―パレスチナと約束の地」という評論を書きました。
ここでいう「神話」とは、国家成立の根拠とされる建国神話であり、それを補強するようなハリウッド映画ばりの粗雑な「物語」のことです。
パレスチナとイスラエルの現代映画を論じながら、そのことについて書きました。
2014年2月にアテネフランセ文化センター主催、映画美学校試写室でおこなわれた特集上映「アジア映画で＜世界＞を見る」では、ミシェル・クレイフィ監督の『石の賛美歌』（90）を上映しました。
その上映のあと、パレスチナで３０年近く取材活動を続ける、ジャーナリストで映画監督の土井敏邦さんをお招きし、お話をうかがったトークイベントの記録が下記です。
ドキュメンタリストの眼⑨ 「パレスチナ映画とその社会」土井敏邦さんトーク
http://webneo.org/archives/23342
映画『石の賛美歌』の一部分は、動画サイトで見ることができます。
