単著『異境の文学』刊行
単著『異境の文学 小説の舞台を歩く』が刊行されました。
文学批評とフィールドワークをミックスした、新感覚の論集になっています。
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http://honto.jp/netstore/pd-book_28035892.html
【書籍の詳細】
荷風・周作のリヨン、中島敦のパラオ、
江藤淳のアメリカ、山川方夫の二宮、
川崎長太郎の小田原、
藤枝静男の天竜川・大井川
彼らの文学作品をフィールドワーカーとしての民俗学的な目線で見てみたいと考えた。ある意味では民俗学というものも文学であり、個々人が創作する物語の源流には、その土地性にもとづいた名もなき人たちの伝承的な想像力が流れこんでいる。(「あとがき」より)
目次
I 異境の日本語文学
ローヌの河岸にたたずむ者 永井荷風と遠藤周作のリヨン
憂鬱なミクロネシア 中島敦のパラオ
曖昧な日本の私がたり 江藤淳のアメリカ
II 私小説のローカリティ
西湘の蒼い海 山川方夫の二宮
苦界と周縁 川崎長太郎の小田原
水系の想像力 藤枝静男の天竜川・大井川
あとがき
出版社のページ http://www.webarts.co.jp/book/book_113.htm
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