芸術人類学研究所のシンポジウム
11/14(土)13時〜芸術人類学研究所のシンポジウムの登壇します。
今年はオンライン開催で、学内のみですが、概要をお知らせします。
https://www2.tamabi.ac.jp/iaa/2020_iaa_symposium/
第8回「土地と力」シンポジウム「BEING ALIVE:生きるとは何か —— 芸術人類学の視点から」
新型コロナ・ウイルスによるパンデミックという未曾有の事態が進行し、継続している。
生きた情報としてしか定義できない不可視で微小なウイルスは動物と人間という種の差異を乗り越え、人為的な国境を無化し、あらゆるものに感染し、変異し、増殖していく。
ウイルスは、経済的な利益を優先することで世界を一つに結び合わせた資本主義に根底から反省を迫り、人間中心的な世界観を終わらせようとしている。物質と生命、人間と自然の関係を再考することが切実に求められている。
多様な環境で、動物や植物や鉱物と共に生きてきた人類の叡智を学問として、さらには新たな表現として再構築することを目標に掲げる芸術人類学の視点から、現下の世界的な危機をどのように生き抜いていけばよいのか、あるいは端的に「生きる」とはどのようなことなのか、メッセージを届けたい。
2020年度 多摩美術大学 芸術人類学研究所+芸術学科21世紀文化論 共催
◉開催概要
※本学学生・教職員のみ参加可能なイベントです。
日 時 2020年11月14日(土)13:00–15:00(終了予定)
会 場 オンライン開催(Zoom)
発 表
鶴岡真弓 所長(芸術文明史家)
平出 隆 所員(詩人・作家)
港 千尋 所員(写真家)
安藤礼二 所員(文芸評論家)
椹木野衣 所員(美術批評家)
金子 遊 所員(批評家・映像作家)
参加方法
【多摩美生】「CampusSquare」を通じて芸術学科研究室から全学生にシンポジウム開催の告知を送信します(開催約1週間前)。開催2日前までに参加URLを送信しますので、当日はそちらにアクセスしてください。
【多摩美教職員】参加希望の方は、芸術人類学研究所(iaa_info@tamabi.ac.jp)宛に、メールタイトルを「シンポジウム参加申込」としていただき、本文にて「名前」「所属」をお知らせください。開催1週間前頃に参加URLを送信しますので、当日はそちらにアクセスしてください。
※本学学生・教職員のみ参加可能なイベントです。
※本シンポジウムはzoomを使用したオンラインでの開催です。
※開催前日までに参加URLが届かない場合は、芸術人類学研究所(iaa_info@tamabi.ac.jp)までお知らせください。
※学外の方との参加URLの共有やSNSなどへの転載はしないでください。
◉プログラム
13:00~
開会の言葉
●前半(13:05〜14:10)
・主旨説明
・発表① 港 千尋 |22才の旅
・発表② 金子 遊 |生命と非生命のダンス
・発表③ 安藤礼二 |極に生きる
・発表⑤ 平出 隆 |Persistence is Grace
・発表⑥ 鶴岡真弓 |『芸術人類学講義』からの言葉:ユーロ=アジア文明を生きる「生命デザイン」の思想
休憩(5分)
●後半(14:15〜15:00)
・トークセッション
登壇者:鶴岡真弓、平出隆、港千尋、安藤礼二、椹木野衣、金子遊
※プログラムや発表内容は、都合により変更する場合がありますのでご了承ください。
クラトヴォ国際民族学映画祭
グループ現代、配信イベント第2弾の録画
「グループ現代」第二弾配信イベントの録画はこちらで見られます。
出演は萱野志朗さん、本田優子先生、カメラマンの伊東碩男さん、司会の山口さん、わたしです。
https://www.youtube.com/watch?v=X2HNxu5ZOjo
『山に生きるまつり』や『アイヌの結婚式』など、民俗文化映像研究所にからむ貴重は作品が、ネット配信で見れるようになりました。
こちらから見られます(有料)
https://vimeo.com/groupgendai/vod_pages
「グループ現代」配信番組 第1弾の録画
「グループ現代」が映像作品の配信サービスをはじめました。
それを記念したトーク番組「小泉修吉特集」に出演しましたが、こちらで録画を見ることができます。
www.youtube.com
また、配信についてメディアの「放送レポート」11月号と「週刊金曜日」10/2号に、紹介されたそうです。
吉本隆明全集の月報執筆
『吉本隆明全集』23巻の月報に文章を執筆しました。
「マクロネシアの渚へ」というタイトルで、『母型論』へのオマージュを捧げました。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794971234
フィルムメーカーズ21「ジャン=リュック・ゴダール」
フィルムメーカーズ21「ジャン=リュック・ゴダール」に、ゴダールとパレスチナについて小論を寄せました。
企画編集=西田宣善さん、責任編集=佐々木敦さん、宮帯出版社。
売れているようで、書店に山積みになっています。
これに関してはYahoo!ニュースに記事がでました。https://news.yahoo.co.jp/articles/f687e012309a8b38238b507b6d047b82535bfa3b
また、アテネ・フランセ文化センターで開催されたシンポジウムにも登壇しました。
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/go/godard.html
【上映会】21世紀の伊藤高志
【上映会】21世紀の伊藤高志
「映像文化設計ゼミ」の授業にて、対面とオンラインのハイブリッドで上映会を開催します。
https://www2.tamabi.ac.jp/geigaku/20201008/
伊藤高志さんは、処女作『SPACY』(1981)が世界中で高く評価され、それ以降も、コマ撮り、バルブ撮影、写真アニメーションの方法を駆使して、数々のアヴァンギャルドな作品を発表してきた日本を代表する実験映画作家です。
上映会では、伊藤さんの代表的な作品と、21世紀に入ってからのデジタル作品やマルチプロジェクション作品など近年の展開に注目します。上映後には作家によるオンライン・トークもおこないます。
「21世紀の伊藤高志」
日時:2020年10月9日 (木) 14:50〜17:00
場所:芸術学科棟312教室、Zoomによるオンライン同時開催
入場料無料・事前予約無し
お問い合わせ:芸術学科研究室 042-679-5627
※芸術学科生や学内の方もご覧いただけます。
上映プログラム
『THUNDER』(1982/5分)
『DRILL』(1983/6分)
『ミイラの夢』(1989/6分)
『ZONE』(1995/13分)
『C.E』(2014/2分)
『最後の天使』(2014/33分)
『三人の女』の記録映像(2016/4分) 計69分
16:20〜伊藤高志さんトーク
伊藤高志氏 プロフィール
1956年福岡生まれ。九州芸術工科大学在学中、松本俊夫ゼミで発表した実験映画『SPACY』(81)で一躍世界の注目を浴びる。以後実験映画をコンスタントに作りながらも、83年に劇作家如月小春とのコラボをきっかけに舞台空間における映像表現の可能性を追求。00年代より舞台人やダンサーとのコラボで数々の実験的な舞台やインスタレーションを演出。山田せつ子との「Double」(01)は松本俊夫が絶賛。4面マルチスクリーン映画『三人の女』(16)はあいちトリエンナーレで上演。現在九州産業大学芸術学部教授。
河北新報に『半島論』の書評
共編著『半島論 文学とアートによる叛乱の地勢学』(響文社)の書評が、河北新報の<東北の本棚>に掲載されました。
サイトでも読むことができるようになりました。
https://www.kahoku.co.jp/special/spe1183/20200202_02.html