シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

2010-03-17から1日間の記事一覧

『ねむれ巴里』 金子光晴 ①

『ねむれ巴里』再読 金子光晴の自伝小説『ねむれ巴里』では、マレー半島で金の工面をして、船でフランスへ向かいパリに二年間滞在する1929年以降のことが扱われている。 金子光晴は、散文において平仮名を多用する文体を使っている。普通ならば漢字を使うと…