闘うドキュメンタリー時評 Vol.5
今回の「闘うドキュメンタリー時評」は、2010年3月に行われた、座・高円寺ドキュメンタリー・フェスティバルを取り上げた。
高円寺のDocFesで観た、羽仁進の『教室の子供たち』『絵を描く子供たち』と、大島渚の『忘れられた皇軍』を論じている内にスペースがなくなってしまったので、また続編を書きたいと思っている。
http://eigageijutsu.com/article/151477513.html
上記の文章にも書いたことだが、羽仁進の著書「人間的映像論」は素晴らしい映画論である。
特に彼が携わってきた文化映画・記録映画への深い造詣には唸らざるを得ない。
一方、在日韓国人の傷痍軍人を取り上げた『忘れられた皇軍』を撮った大島渚にも、ドキュメンタリー論がある。
先日「大島渚著作集」が刊行されたので、こちらは手に入りやすくなった。
こちらは初期のテレビ・ドキュメンタリーの状況も合わせて書いてみた。
※ 上記のDVD-BOXに、羽仁進の『教室の子供たち』(1954)が入ったらしい。