シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

アジア映画の森

johnfante2012-06-05

『アジア映画の森 新世紀の映画地図』が刊行されました。
(監修=石坂健治、市山尚三、野崎歓、松岡環、門間貴志 編集=夏目深雪、佐野亨



360ページの厚みのなかに、東アジアから東南アジア、中央アジアを経て、インドから中東まで。
21世紀に入ってからの代表的な映画と、映画作家を網羅するすごい本です。
目次を開くと国別になっていて、ソフトカバーの手触りもあり、旅行書を開いたような感覚。
カフェでパラパラとめくりながら、アジア映画巡礼の旅に出かけたくなります。


僭越ながら、専門家の方々に混ざって、原稿を書かせて頂きました。
アピチャッポン・ウィーラセタクン(タイ)の論稿、ベトナム出身のトリン・T・ミンハとフィリピンのキドラット・タヒミックの映画に関するコラムを担当。
また、クリス・フジワラさん執筆のツァイ・ミンリャン(台湾)、エリア・スレイマンイスラエル)、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン(トルコ)、セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ(カザフスタン)の英語論稿を、西田さんと共訳しました。
参加できただけで嬉しい1冊です。ぜひとも書店でお手にとってみて下さい。