シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

『うつろいの時をまとう』パンフに解説、トーク登壇

2023年3月25日から全国劇場公開がはじまった、三宅流監督の長篇ドキュメンタリー『うつろいの時をまとう』。独自の哲学をもつファッション・デザインのユニット「matohu」の活動を追ったものだ。
そのパンフレットに「被服の哲学/映像の美学」という文章を寄せました。渋谷のイメージフォーラムから始まっているので、ぜひお手にとってみてください。
公式サイト https://tokiwomatohu.com/

4/16(日)12:30の回終了後、イメージフォーラムで三宅監督とトークします。ぜひこの機会にお運びください。
https://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/6050/

 

 

ビバ!ムラブリ@長崎再上映

長崎県佐世保を中心に、2023年3月に『森のムラブリ』の再上映があります。

「ビバ!ムラブリ  ムラブリになる🌈
3月18日・佐世保市世知原町
3月19日・東彼杵郡川棚町
3月20日佐世保市下京町
3月21日・平戸市崎方町
で開催❗
言語学者「伊藤雄馬」さんをゲストに迎え
①映画「森のムラブリ インドシナ 最後の狩猟民」(監督:金子遊 出演・現地コーディネーター・字幕翻訳: 伊藤雄馬)鑑賞と伊藤雄馬さんのお話
②ワークショップ
  ムラブリドーム設営体験
③「ムラブリ」刊行発売記念トークセッション 著者「伊藤雄馬」(言語学者)が語る
④お山の地球屋さんの焚火料理とお喋りを楽しみましょう!焚火を囲んでね!

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共著『拡張するイメージ』刊行

民族学博物館の共同研究に関わり、その成果として共著『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』(亜紀書房)が刊行されました。編者は藤田瑞穂さん、川瀬慈さん、村津蘭さん。

当方は「ゾミアの遊動民─映画『森のムラブリ』をめぐる旅」という論考を寄せました。写真集かグラビアのように見開きで、写真もたくさん掲載して頂きました。

A joint book on anthropology and art was published, and I wrote about hunter-gatherers in Laos.



3/8「ムラブリの夜」@阿佐ヶ谷ロフトA

ムラブリの夜

書籍『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』刊行記念、映画『森のムラブリ』上映会&トーク

https://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/242464

OPEN 19:00 / START 19:30

【出演】
伊藤雄馬
言語学者、『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』著者)
金子遊

(批評家、映像作家、『森のムラブリ』監督)

タイ・ラオス少数民族ムラブリ。消滅危機にある彼らの言語を15年にわたって研究している言語学者・伊藤雄馬氏初の書籍が刊行されます。その名も『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』(集英社インターナショナル)。就活から逃げ出した言語学徒である伊藤氏が、いかにしてムラブリ語と出会い、その特異性に驚き、挫折と困惑を経て成長し、言語を通した“ムラブリ化”を経て、ムラブリのような生き方を試みるに至ったかを綴った、異端の言語学ノンフィクションとなっています。
この度、同書の刊行を記念して、伊藤氏が現地コーディネーター・字幕翻訳として参加したドキュメンタリー映画『森のムラブリ』の上映会と、監督である金子遊氏とのトークイベントを行います。同作は、“人喰い伝説”が分断したムラブリのグループの、100年越しの再会を捉えた世界唯一の映像作品です(この映画については、書籍でも丸々1章を割いて語られています)。
上映後のトークでは、「奇跡」としか言いようのないお二人の出会いから、映画の撮影秘話、書籍と映画それぞれの特徴、ムラブリ語ワークショップなど、盛りだくさんの内容でムラブリの世界を堪能してもらいます。阿佐ヶ谷の地下にムラブリの森が顕現する一夜、ぜひ奮ってご参加ください。

 

「キネマ旬報」にロッテルダム映画祭の記事

キネマ旬報」2023年3月上旬号、world reportのコーナーに、田中裕子さんのロッテルダムの記事がでました。
そこで拙作『フイルム・フェティッシュ』の上映と、奧山順市特集の報告もなされています。田中さん、お世話になりました。

https://www.kinejunshop.com/items/71718279



 

「生きる」を探求する映像人類学ダイアローグ #1

「生きる」を探求する映像人類学ダイアローグ #1
「森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民」上映&ダイアローグ

2/25(土)13時〜北千住・空中階
visuala-dialogue-muraburi.peatix.com

落ち着いた雰囲気のサロンで、映画上映と監督や出演の伊藤雄馬さんと対話を楽しむ会
おかげさまで満席になりました!




タナ・トラジャ訪問

スラウェシ島で、トラジャ族のランブーソロ(死葬儀礼)を見せて頂く。莫大な葬儀費用を貯蓄し、4ヶ月の殯の期間、ミイラになった村長。その棺桶が舟型家屋の前に登場し、水牛や豚が次々に供犠にされる。村内外からの参列者は泣き、ヤシ酒を飲み、供犠獣の肉をごちそうに死者をいたむ
儀礼用に育てられた水牛や豚はかわいそうだけど、パピオンという竹筒の蒸し焼きで頂いたら、ちゃんとおいしかったです…




イオセリアーニ映画祭、字幕翻訳&パンフ執筆

字幕翻訳を担当したイオセリアーニ監督の『月の寵児たち』が、明日2023年2月17日から「オタール・イオセリアーニ映画祭」にて、上映されます。
この作品、マチュー・アマルリックの役者デビュー作だったりします。

https://www.kinejun.com/2023/02/13/post-21431/

オタール・イオセリアーニ映画祭」のパンフレットには、『田園詩』についてのレビューも執筆しました。上映作品すべての書き下ろしレビューが掲載された、豪華な一冊になっています。
キネマ旬報WEB」の記事にもなりました。
https://www.kinejun.com/2023/02/13/post-21431/


個人的に1本あげるとしたら、『唯一、ゲオルギア』。小国ジョージアの歴史を、それを描いた劇映画や記録映画の映像を引用しながらひも解く、4時間のドキュメンタリー 。他国による侵略と、それへの抵抗のくり返し。ウクライナ戦争後に観ると、思うところ多し。


オタール・イオセリアーニ映画祭」
公式サイト
https://www.bitters.co.jp/iosseliani2023/#

2/11,23『森のムラブリ』@ブリュッケ

田辺弁慶映画祭で『映画になった男』を上映したときに知り合った、東京都足立区のカフェ「ブリュッケ」経営者の杉浦さんと、ついにイベントをできる日がきました。
以下、詳細です。2/11は満席、2/23は残席2だそうです。
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ブリュッケにて金子遊監督の『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』の上映会を開催します。併せて『憑依の宴 ジャワ島のジャティラン』(短編)の上映もあります。
日程:2/11(土祝) 上映 + 出演言語学者 伊藤雄馬トーク
           2/23(木祝) 上映 + 金子遊監督トーク

料金:2,000円(ドリンク込み ※+150円でビールに変更可)
   お支払いは現金のみ。なるべくお釣りのないようご用意ください。
定員:各回20名
両日とも17:00時に上映開始となります。16:30頃からなるべく早めにご来場いただけますと助かります。

イベント詳細ページ
https://odaibrucke.org/event/5454/

『森のムラブリ インドシナ最後の狩猟民』上映会予約フォーム