シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

「現代詩手帖」6月号 マリー・メンケン

johnfante2013-06-26

現代詩手帖 2013年 06月号 [雑誌]


現代詩手帖」に連載している「映像詩の宇宙」の論考。
6月号では、「実験映画の母」マリー・メンケンについて詳しく書きました。



抽象的な光の造形がすばらしいマリー・メンケンの『ライツ』(64)


40年代に夫の詩人ウィラード・マーズと共に制作した『身体の地理学』が異例のヒットをし、
メンケンはひとりでオブジェや建築物、ニューヨークの街などを撮るようになります。
その自在な撮り方は、後のジョナス・メカスらの「日記映画」に影響を与えました。



マルティナ・クドゥラーチェク監督によるドキュメンタリー『マリー・メンケンについてのノート』も素晴らしい。
ジョン・ゾーンのサントラ音楽も最高です。