「現代詩手帖」に連載している「映像詩の宇宙」の論考。
6月号では、「実験映画の母」マリー・メンケンについて詳しく書きました。
抽象的な光の造形がすばらしいマリー・メンケンの『ライツ』(64)
40年代に夫の詩人ウィラード・マーズと共に制作した『身体の地理学』が異例のヒットをし、
メンケンはひとりでオブジェや建築物、ニューヨークの街などを撮るようになります。
その自在な撮り方は、後のジョナス・メカスらの「日記映画」に影響を与えました。
マルティナ・クドゥラーチェク監督によるドキュメンタリー『マリー・メンケンについてのノート』も素晴らしい。
ジョン・ゾーンのサントラ音楽も最高です。