「谷川健一と沖縄」特集に「大神島の媼亡ければ」という論考を寄せました。
昨年、大神島のウタキを訪れたこと、谷川さんの大神島のフィールドワークについて書きました。谷川健一の没後2年、沖縄の老舗雑誌「脈」85号の特集です。
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○比嘉加津夫・編集「脈 85号 特集・谷川健一と沖縄 没後2周年にあたって」
A5判/178頁 予価1000円+税 脈発行所
*目次
特集 谷川健一と沖縄 没後2周年にあたって
松本輝夫 谷川雁と谷川健一(素描)
――「原点」への「精神下降」で並走した同志的兄弟
金田久璋 谷川健一にとって沖縄問題とは何か
――『叢書わが沖縄』を読む
正津 勉 梟の導き――谷川健一歌考
仁衡琢磨 常世、みるく世をめぐる思索
――歌垣の地から毛遊びの地への手紙
中村倭文夫 聖なるものの震え――谷川健一と熊本
新城兵一 谷川健一の方へ――上原生男「谷川健一論」に触れて
金子 遊 大神島の嫗亡ければ
伊良波盛男 世の大主の文学碑――
宮古島に建つ谷川健一歌碑を記念して
俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮3
詩 波平幸有 そこにいる理由
エッセイ 仲本 瑩 赤田首里殿内~ミルク神への憧憬
小説 伊良波盛男 神の誤算
仲本 瑩 腐果にくる蝶(二)
東木武市 お義母さん
比嘉加津夫 玉櫛げ――平敷屋朝敏の謎
論考 松岡祥男 吉本隆明さんのこと6
宮城隆尋 世論を分断した「誰か」――詩から原発を考える2
青柳瑞穂 怠けて生きたいわたしたち(五)
――「物くさ太郎」考 157
比嘉加津夫 島尾敏雄の戦後――「島尾敏雄日記」から
編集後記