シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

「山形国際ドキュメンタリー映画祭」評

johnfante2009-11-18

右写真は大賞を獲得した『包囲:デモクラシーとネオリベラリズムの罠』



映画芸術DIARYで不定期連載している「闘うドキュメンタリー映画時評」。
今回は2009年10月に行われた、山形国際ドキュメンタリー映画祭について書いています。


http://eigageijutsu.com/article/132199895.html


大賞を獲った『包囲:デモクラシーとネオリベラリズムの罠』の他、ギー・ドゥボール特集、市民賞を獲得した『ナオキ』という映画について書いています。
ご興味にある方は、上のリンクからお願いします。
下記はその書き出し部分です。

スケッチ・オブ・ヤマガタ


去る10月8日から15日にかけて、2年に一度のドキュメンタリー映画の祭典「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が、山形市において開催された。
映画祭は一つの怪物的な現象であろう。
山形市民会館大ホールと小ホール、山形市中央公民館、フォーラム、ソラリスの他、山形市の各所においても関連イベントが開催された。
その全貌をたった1人で語り尽くすことはできまい。
その姿は既にさまざまな評者によって語られているし、これからも語られていくであろう。
以下は、その声たちの渦のなかに、自らの声をも重ねたいという誘惑に勝てずに筆をとったものである。