「現代映画とアメリカの複数性」
- 出版社/メーカー: 編集プロダクション映芸
- 発売日: 2010/04/30
- メディア: 雑誌
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現在、発売中の『映画芸術』2010年5月号にて、「現代映画とアメリカの複数性」という論考を書きました。
「アメリカの複数性」という言葉は、合衆国や北米ばかりを「アメリカ」だと思い込みがちな私たちを汎大陸的な視野へと開いてくれます。
元ネタは雑誌『世界』における巽孝之氏と今福龍太氏の対談です。
私の論考では、中米から南米、ヨーロッパと新大陸のつながり、そして黒人の解放奴隷が渡っていったアフリカ大陸へと移動しながら、「アメリカ」を論じています。
論考では、次の3本の現代映画を俎上にあげています。
『コロンブス 永遠の海』 マノエル・ド・オリヴェイラ監督
ホンジュラスから合衆国を目指す移民の旅を描いた『闇の列車、光の旅』
合衆国の黒人解放奴隷が建国したリベリアが舞台の『ジョニー・マッド・ドック』