シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

ジェンダー・トラブル

johnfante2011-07-22

明日はこれに出ます。



久しぶりに見たが、出光真子さんの『加恵、女の子でしょ!』は、ビデオアートにおけるマスターピース
日本社会における性差の問題と、1つ1つのショットがインスタレーションとして成立する映像アートの極点ですね。
明日の23日(土)に上映会あります。下記は出光さんの新しい小説作品です。
http://www.gallery-maki.com/


『加恵、女の子でしょ!』(96年)出光真子
シモーヌ・ド・ポーボワールの「第2の性」から着想し、芸術家夫婦に起こる問題を描く。加恵が自分の制作のための時間とエネルギーを家事や雑用に使い、夫の制作が優先されていく背景には、子供時代にうけたしつけなどが心理学的な要因となっている。
女なら誰でも思い当たる“女の子でしょ”の一言、一度はそれに負けてしまうのだが、自己の制作意欲を見つめなおし打ち勝っていく。プロジェクターを使った新しい映像技術が冴える作品。


ホワイトエレファント

ホワイトエレファント