明日はこれに出ます。
久しぶりに見たが、出光真子さんの『加恵、女の子でしょ!』は、ビデオアートにおけるマスターピース。
日本社会における性差の問題と、1つ1つのショットがインスタレーションとして成立する映像アートの極点ですね。
明日の23日(土)に上映会あります。下記は出光さんの新しい小説作品です。
http://www.gallery-maki.com/
『加恵、女の子でしょ!』(96年)出光真子
シモーヌ・ド・ポーボワールの「第2の性」から着想し、芸術家夫婦に起こる問題を描く。加恵が自分の制作のための時間とエネルギーを家事や雑用に使い、夫の制作が優先されていく背景には、子供時代にうけたしつけなどが心理学的な要因となっている。
女なら誰でも思い当たる“女の子でしょ”の一言、一度はそれに負けてしまうのだが、自己の制作意欲を見つめなおし打ち勝っていく。プロジェクターを使った新しい映像技術が冴える作品。
- 作者: 出光真子
- 出版社/メーカー: 風雲舎
- 発売日: 2011/04
- メディア: 単行本
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