2011年最後の記事になります。
今年もブログをお読み頂いて、本当にありがとう御座いました。
本ブログは2006年6月にスタートしたので、5年半続けてきたことになります。
その間に、約68万件ものヒット数を頂きました。
来年も何卒よろしくお願い致します。
- 作者: 加藤幹郎,杉野健太郎
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2011/12/16
- メディア: 単行本
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ミネルヴァ書房が刊行している「映画学叢書」の中で、個人的に興味のあるテーマでした。
アメリカ最初期の実験映画『マンハッタ』を撮った、写真家のポール・ストランド。
藤田修平氏の「ポール・ストランドの映画と写真」は、ドキュメントの意味の再考察を促すスリリングな論考でした。
その他に、東ドイツ映画を論じた山本佳樹氏の「記憶のなかの国」など、読み応えのある1冊です。
この国に「映画学」が根づくのか、その将来を占う意味のある叢書でもあります。
『マンハッタ』ポール・ストランド