『国葬』『粛清裁判』『アウステルリッツ』の3本が全国で公開されている、ウクライナ出身のセルゲイ・ロズニツァ監督にインタビューしました。
「キネマ旬報」12月上旬号に掲載されました。かなり読みでがあります。
https://www.kinejunshop.com/items/35648855
『国葬』『粛清裁判』『アウステルリッツ』の3本が全国で公開されている、ウクライナ出身のセルゲイ・ロズニツァ監督にインタビューしました。
「キネマ旬報」12月上旬号に掲載されました。かなり読みでがあります。
https://www.kinejunshop.com/items/35648855
~哲学者であり教育者・林 竹二 特集~
グループ現代の第四弾、作品配信に合わせたオンラインイベントをにトーク出演します。
録画で観れるようになりました。
https://www.youtube.com/watch?v=o--h4Sg6Xgk
12/22(火)19:00~
【出演者】
四宮鉄男さん(記録映画構成者)
永田浩三さん(武蔵大学教授)
金子遊さん(批評家/フォークロア研究者)
グループ現代の公式YouTubeチャンネルにて
https://www.youtube.com/channel/UC23y0srkFrvZ2VL5HC2gDPA
今年、グループ現代は、未開拓分野として、配信事業を立ち上げました。まだ、道半ばとといったところですが、次第に回を重ねるに連れ、ラインナップも充実して参りました。
さて、「林竹二」という人物をご存知でしょうか?1970年代に教育界に風穴を開けた人物です。彼は、当時、宮城教育大学の学長として、「授業」の大切さを解いて、全国を行脚しました。
「授業は子どもの内に一つの事件を引き起こす営みだ。授業の中で、問題を追いかけているうちに、子どもはやがて問題に追い詰められる。そこにこそ教師の授業を組織する働きがあり、子どもは、日常的な自己を乗り越えることができるのだ。これが即ち、“まなぶ”ということである。授業のなかで、子どもたちが、この世ならぬ美しさに輝くのはこういう瞬間である」彼はこのように考えていたのです。
この度の第4弾は、この教育哲学者「林竹二」にスポットをあて、26日より配信を行います。また、それに先立ち、本作品の監督四宮鉄男氏と、若い頃から林竹二を敬愛し、ジャーナリズムの世界と学問の道を歩んでおられる武蔵大学教授永田浩三氏をゲストにお招きし、レギュラー出演の金子遊氏をコメンテーターとして、1時間半ほどのオンライン、トークイベントを行います。無料でご参加頂けます。この機会にぜひ、ご視聴ください。
明日、12月22日(火)19:00~オンラインイベント開催(参加無料)グループ現代公式youtubeにて視聴可能。
<出演者> 四宮鉄男氏(記録映画構成者)、永田浩三氏(武蔵大学教授)、金子遊氏(映画評論家)
時間になりましたら、ご視聴ください。https://www.youtube.com/channel/UC23y0srkFrvZ2VL5HC2gDPA
「東京ドキュメンタリー映画祭2020」にて、12/11(金)15:30〜新作の短編の上映があります。場所は新宿K's Cinema。
「映像の民族誌」特集6「ゾミアの秘祭」のなかで、20分ほどの『アルナチャール人類博覧会』が上映されます。
短編作品をつくるのは久しぶりでした。
詳細
https://tdff-neoneo.com/lineup/lineup-1947/#movie02
インド北東部、東ヒマラヤにあるアルナチャール・プラデーシュ州。中国と紛争中で国境が確定しておらず、多くの少数民族が混住するゾミア(山岳地帯)である。近年まで外国人の入域が制限されていた。チベット系のモンパやニシが暮らす町タワンの周辺では、昔ながらの農村が広がり、人びとはチベット仏教の戒律を守って静かに暮らしている。
そんな静かな山地で、インド政府は少数民族フェスティバルを開催。モンパ、ニシに加えて、東北部からナガ、ガロ、ミゾなど諸民族を集め、彼(女)たちの民族衣装や伝統舞踊を紹介する。そこにはゾミアを観光化し経済効果をもたらすことで、インドの実効支配を強めようとする政治家たちの意図が透ける。カメラはそのさまに19世紀的な「人間動物園」の歴史的な反復を見る。
東ヒマラヤを旅したのは2013年のこと。アッサム州から、よく墜落する航路のヘリコプターで4000メートル級の峠をこえて、アルナチャールに入りました。チベット仏教の伝統に生きるモンパ、アニミズムに近い精神性を持つニシ、3日間車で山中を移動し、たどり着いたジロで出会ったアパタニの人びと。この旅で撮影した映像をいかにまとめるかが宿題になっていました。
昨年、共編著『ジャン・ルーシュ 映像人類学の越境者』という本を執筆・編集するなかで、ルーシュの自由な短編映画のつくり方に魅せられ、この映画の構成・編集を思いつきました。巨大なインドの辺境において少数民族が国家の一部に登記され、新たな観光と経済のルールのなかで伝統文化が見世物化されていくさまを描いていますが、個人的には撮影に協力してくれた現地の人たちのために映像記録を残したいと思い、何とか完成したものです。
当方がプログラム・ディレクターをつとめ、3年目となる「東京ドキュメンタリー映画祭」が、今年も新宿K's Cinemaで開催されます。ドキュメンタリー映画の新作を総ざらい。過去最高の51本を上映します。
https://tdff-neoneo.com/
長編コンペ、短編コンペの他にお客様が受賞作を決める「観客賞」も開催。
特別上映「香港クライシス」、特集上映「映像の民族誌」もお見逃しなく。
【日程】2020年12月5日(土)~12月11日(金)
【場所】新宿 K’s Cinema
【形態】1日4回上映、計28プログラム
「長編コンペティション部門」10プログラム
「短篇コンペンティション部門」11プログラム
「特別上映 香港クライシス」 1プログラム
「特集 映像の民族誌」 6プログラム
◉長編コンペティション
『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』
『焼け跡ダイアリー ~ツインカレンダー 双子暦記~』
『40年 紅どうだん 咲く村で』
『パンデモニウム DieAter2』
『きりむすぶ』
『なれのはて』
『傍観者あるいは偶然のテロリスト』
『私はおぼえている』
『大月語』
『白根紙鳶見聞録 凧ノ国』
審査員
綿井健陽(映像ジャーナリスト・映画監督)
矢田部吉彦(東京国際映画祭シニアディレクター)
◉短編コンペティション
『Punk Save the Queen』
『東京2018 プノンペン』
『ヤジと民主主義』
『ウーマンラッシュアワー村本大輔がアメリカに行くまでドキュメンタリー vol.10 赤ちゃんになりたい/vol.11 嫌われることは無駄じゃない』
『沖縄と本土 一緒に闘う』
『被爆死した米兵を追って』
『我が友・原子力~放射能の世紀』
『あなたの瞳に話せたら』
『I Am Here ―私たちはともに生きている―』
『炉』
『有酸素ナンパ』
『想像』
『ベジタブル・バスケット』
『ハンセン病を生きて』
『ピアノが私にくれたもの』
『Birth―めぐるいのち―』
『LOOKING FOR THAT―アレを探して―』
『二ヵ月』
『Bye Bye Daddy』
『Queen Hisako』
『プロポーズ』
『多摩川の野良猫写真家』
『私たちの山』
『THE LIMIT』
『セーブ・ザ・リーフ~行動するとき~』
『時と場の彫刻』
『メランコリア』
『大野一雄三部作 光への四つの道』
『その先に、火を灯して』
『剣術 La Voix Du Sabre』
審査員
代島治彦(映画作家・プロデューサー)
川井田博幸(映画プロデューサー)
メインのコンペティション部門では、3 年目にして過去最高の150 作品以上の応募が集まり、その中から厳選した長編10作品、短編 30作品のノミネート作を上映いたします。
原発問題、多様な性、人 と自然の共生、日本古来の祭事、東京オリンピック、コロナ禍の生 活など、激動の時代に対峙する力作が揃いました。
◉特別上映「香港クライシス」
『STAND WITH HK』
『中大防衛戦』
◉特集「映像の民族誌」
『カムイチェプ サケ漁と先住権』
『カナルタ ―螺旋状の夢―』
『からむしのこえ』
『アッパ・オリの一日』
『プティー ジャライ族の墓放棄祭』
『デヴォキ~神に捧げられた女たち~』
『説経浄瑠璃 三代目・若松若太夫 一声二節のわざ』
『ナガのドラム』
『アルナチャール人類博覧会』
特集プログラムでは先住民族の権利、祭礼を描くほか、毎年人気を博す希少な「映像の民族誌」9作品をラインナップ。
特別 プログラムでは民主化運動に揺れる香港を捉えた2作品を上映します。
審査員による選考のほか、みんなで選ぶ「観客賞」もあり!
今年ははじめての試みとなる「映画検定1級特別賞」も創設しました。
【映画検定1級特別審査員】
松崎まこと 井上健一 上窪田雅文 根岸史
12/11(金)の上映最終日には、審査員によるコンペティション部門のグランプリ発表のほか、各賞授賞式が開催。どなたでも入場無料です。
東京ドキュメンタリー映画祭事務局
メール:tdff.neoneo@gmail.com
公式HP:tdff-neoneo.com
twitter:@TDFF_neoneo
Instagram:tdff.neoneo
FACEBOOK:https://www.facebook.com/tdff.neoneo/
12/5(土)13時半から、 原將人監督の「双子暦記(れっき)・私小説」 の上映が【岡山映画祭2020】であります。
上映後に、原監督とわたしでオンラインでのトークがあります。
映画がこの世に生まれでて125年、劇映画も含め多くの映画が誕生しました!
原将人監督はその映画が最初に持っていた、人の営みを写し取るに相応しい表現媒体としての映画を体現し続ける、世界でも稀な映画作家ではないでしょうか!原家の双子姉妹と原監督の映画時間の旅。東京、大阪に続いて全国に発信します!
東京ドキュメンタリー映画祭2018グランプリ 受賞作品 (上映企画スタッフ 小川孝雄)
制作年:2018年 監督 原將人 作品上映時間 110分
https://d-mc.ne.jp/off/?post_type=wbc-portfolio&p=893
11/26(木)にも、グループ現代の配信イベントに出ます。
20:00~グループ現代の公式YouTubeチャンネルにて
映画『ミタケオヤシン』出演の現代アーティスト・加藤翼さんとフォークロア研究者で映画評論家・金子遊さんの対談を予定。
https://www.youtube.com/channel/UC23y0srkFrvZ2VL5HC2gDPA
「三田評論」2020年10月号が、特集「SFC創設30年」。
そのなかで、学生時代について「鴨池のワイルドサイドを歩け!」というエッセイを寄稿しました。
https://www.keio-up.co.jp/mita/202010/
全文オンラインでも読めるようになりました。
https://www.mita-hyoron.keio.ac.jp/features/2020/10-10.html
11/14(土)13時〜芸術人類学研究所のシンポジウムの登壇します。
今年はオンライン開催で、学内のみですが、概要をお知らせします。
https://www2.tamabi.ac.jp/iaa/2020_iaa_symposium/
新型コロナ・ウイルスによるパンデミックという未曾有の事態が進行し、継続している。
生きた情報としてしか定義できない不可視で微小なウイルスは動物と人間という種の差異を乗り越え、人為的な国境を無化し、あらゆるものに感染し、変異し、増殖していく。
ウイルスは、経済的な利益を優先することで世界を一つに結び合わせた資本主義に根底から反省を迫り、人間中心的な世界観を終わらせようとしている。物質と生命、人間と自然の関係を再考することが切実に求められている。
多様な環境で、動物や植物や鉱物と共に生きてきた人類の叡智を学問として、さらには新たな表現として再構築することを目標に掲げる芸術人類学の視点から、現下の世界的な危機をどのように生き抜いていけばよいのか、あるいは端的に「生きる」とはどのようなことなのか、メッセージを届けたい。
2020年度 多摩美術大学 芸術人類学研究所+芸術学科21世紀文化論 共催
日 時 2020年11月14日(土)13:00–15:00(終了予定)
会 場 オンライン開催(Zoom)
発 表
鶴岡真弓 所長(芸術文明史家)
平出 隆 所員(詩人・作家)
港 千尋 所員(写真家)
安藤礼二 所員(文芸評論家)
椹木野衣 所員(美術批評家)
金子 遊 所員(批評家・映像作家)
参加方法
【多摩美生】「CampusSquare」を通じて芸術学科研究室から全学生にシンポジウム開催の告知を送信します(開催約1週間前)。開催2日前までに参加URLを送信しますので、当日はそちらにアクセスしてください。
【多摩美教職員】参加希望の方は、芸術人類学研究所(iaa_info@tamabi.ac.jp)宛に、メールタイトルを「シンポジウム参加申込」としていただき、本文にて「名前」「所属」をお知らせください。開催1週間前頃に参加URLを送信しますので、当日はそちらにアクセスしてください。
13:00~
開会の言葉
●前半(13:05〜14:10)
・主旨説明
・発表① 港 千尋 |22才の旅
・発表② 金子 遊 |生命と非生命のダンス
・発表③ 安藤礼二 |極に生きる
・発表⑤ 平出 隆 |Persistence is Grace
・発表⑥ 鶴岡真弓 |『芸術人類学講義』からの言葉:ユーロ=アジア文明を生きる「生命デザイン」の思想
休憩(5分)
●後半(14:15〜15:00)
・トークセッション
登壇者:鶴岡真弓、平出隆、港千尋、安藤礼二、椹木野衣、金子遊