シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

東ヒマラヤのアパタニ族

johnfante2013-11-19

先月の東ヒマラヤを訪ねた、旅のレポートの続きです。


気温32度のインド・アッサム州から、ヘリコプターで到着した標高3000メートルのタワンは気温5度。
そこから、車で丸二日かけて山をおりてきて、再びアッサム州へ戻りました。
そして、もう一度、ヒマラヤの別の山岳地帯へ入り、丸一日かけてアルナーチャル・プラデーシュ州のジロへ。



宗教的にはアミニズムを信仰し、古来からの伝統的な生活を守っているアパタニ族の村。
この谷で豊富にとれる竹をつかった、高床式の家屋が特徴的です。



アパタニ族の女性は、額とあごに入れ墨をし、鼻に黒いピアスを入れています。
かつてはオシャレとして楽しんだのだとも、他部族からの略奪婚を恐れて、わざと醜くしたのだとも言われます。
上の写真は地元のシャーマンの奥さんです。



とっても可愛いらしいアパタニ族の娘さんに会いました。



稲の藁をつかって草笛をつくり、演奏して楽しむアパタニ族の女性。
男尊女卑の傾向が強い社会にあって、女性はみな働き者だそうです。
農作業や日々の労働の合間に、こんな遊び方で疲れを癒しているのですね。