シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

クリス・マルケル・セレクション

johnfante2015-07-29

クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト


7/27(月)から8/1(土)に、クリス・マルケルの没後3年にあわせて開催される特集上映「クリス・マルケル・セレクション」を、アテネフランセ文化センターと恊働で企画させて頂きました。
期間中は共編著『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』の直販、ドキュメンタリーマガジン「neoneo」3号(クリス・マルケル特集号)の販売のほか、7/31(金)には『アレクサンドルの墓』上映後に、演劇批評家の鴻英良さんとトークもおこないます。


詳細ページ http://www.athenee.net/culturalcenter/program/mar/marker.html



クリス・マルケル・セレクション Hommage à Chris Marker
2015年7月27日(月)-8月1日(土)(6日間)
会場:アテネ・フランセ文化センター


2012年7月29日に世を去ったフランスの映画作家クリス・マルケルの追悼特集。
初の日本語字幕付き上映となる『美しき五月』と『笑う猫事件』を含めた監督作品8本を一挙上映。


クリス・マルケルは映画史のなかでも異彩を放つ映像作家である。旅人として国境を越え、記憶と歴史への鋭いまなざしを向ける一方、抵抗する人々を鮮明にとらえた。また、多様なメディアを交錯させ、映像とは何かを問い続けた。世界が非寛容の空気に包まれている今、マルケルの広大な映像の宇宙を体験することが求められている。


7月27日(月) 
16:30 ラ・ジュテ/ 不思議なクミコ(計73分)
18:00 トーク筒井武文(映画監督)
19:00 ラ・ジュテ/ 不思議なクミコ(計73分)


7月28日(火)
15:30 美しき五月(136分)
18:00 トーク港千尋(写真家)
19:00 美しき五月(136分)


7月29日(水)
16:00 サン・ソレイユ ※池田理代子ナレーション版(104分)
18:00 トーク諏訪敦彦(映画監督)
聞き手:五十嵐健司(『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』編集者)
19:00 サン・ソレイユ ※池田理代子ナレーション版(104分)


7月30日(木)
15:40 A.K.ドキュメント黒澤明蓮實重彦ナレーション版/ アンドレイ・アルセニエヴィッチの1日(計126分)
18:00 トーク筒井武文(映画監督)× 岡田秀則東京国立近代美術館フィルムセンター
19:00 A.K.ドキュメント黒澤明蓮實重彦ナレーション版/ アンドレイ・アルセニエヴィッチの1日(計126分)


7月31日(金)
16:00 アレクサンドルの墓 最後のボルシェヴィキ(120分)
18:00 トーク:鴻英良(演劇批評家)× 金子遊(批評家・映像作家)
19:00 アレクサンドルの墓 最後のボルシェヴィキ(120分)


8月1日(土)
クリス・マルケル・シンポジウム
「マルチメディア・アーティストとしてのクリス・マルケル1952−2012」
13:00 笑う猫事件(58分)
14:00 レクチャー 「マルケルの北朝鮮写真集」
 門間貴志(映画研究者)
15:00 レクチャー 「マルケルのヴァーチャルな書物」 
 千葉文夫(フランス文学者)
16:00 シンポジウム
門間貴志(映画研究者)× 千葉文夫(フランス文学者)× 港千尋(写真家=予定)
司会:東志保(映画研究者)