シネマの舞台裏2

Yu kaneko(批評家・映像作家)のブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

『辺境のフォークロア』日経新聞書評

『辺境のフォークロア』が日本経済新聞の書評で、取り上げられました。 2015/3/19付の朝刊です。 全文は下記、日経新聞のサイトでお読み下さい。 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO85000170Y5A320C1MZB000/

『明治大正史 世相篇』柳田國男

新幹線で東京から大阪や京都への旅行していると、窓外の景色に感心してしまう。さすが長良川の流れは豊かだなとか。しかし新幹線では確かにその場所を通過して、一瞬だけその風景を見ているのだが、通り過ぎているだけで、それそれの場所を訪れたということ…

『辺境のフォークロア』読書会

友人Kさんの音頭で、『辺境のフォークロア』読書会が実現します。 5/16 (土)19時〜吉祥寺です。詳細は下記にあります。 http://www.smallcamp.org/archives/1735 - 映像作家・民族誌家である金子遊さんをお迎えしての読書会です。 金子さんは、はじめての…

信濃毎日新聞に書評

辺境のフォークロア; ポスト・コロニアル時代の自然の思考作者: 金子遊出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/01/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る 4/19付「信濃毎日新聞」に、拙著『辺境のフォークロア』の書評が出ました。 「鍵…

書評『フィルムメーカーズ』

フィルムメーカーズ―個人映画のつくり方作者: 金子遊出版社/メーカー: アーツアンドクラフツ発売日: 2011/04/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (15件) を見る 編著『フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方』が、映画保存協…

アイヌ民族否定論に抗する

分担執筆しました共著『アイヌ民族否定論に抗する』(河出書房新社)が発売中です。 札幌市議や某マンガ家らを中心とする、心のない差別論に抵抗するため、池澤夏樹、香山リカ、テッサ・モーリス=ススギ氏らとともに執筆に参加しました。 詳細ページ http:/…

図書新聞に『クリス・マルケル』書評

共編著『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)の書評が、「図書新聞」3/21号に掲載されました。 「映画はあらゆる場所であらゆる形態で何度でも生まれ変わる」という、評者は映画監督の古澤健さん。 図書新聞のサイトで読むことができます(…

「北海道新聞」にインタビュー記事

2015年3月8日の「北海道新聞」読書面に、『辺境のフォークロア』のインタビューが出ました。 「訪問」という欄で、編集委員の関正喜氏が取材して下さいました。 本書をとても丁寧に読み込んでくださっています。 「語り継がれてきた物語や歌、慣習を探り、国…

陽だまりハウスでマラソンを

月刊「エルダー」の連載枠にて、『陽だまりハウスでマラソンを』の映画評を書きました。 現実のベルリン・マラソンで撮影して、町を魅力的に撮っています。 雑誌の発売から一ヶ月が経ち、WEBにも掲載されました。 下記でお読みください。 https://www.jeed.o…

イザベラ・バード論

やまかわうみ 自然と生きる自然に生きる vol.10(2015年) 自然民俗誌【1000円以上送料無料】ジャンル: 本・雑誌・コミック > その他ショップ: bookfan 2号店 楽天市場店価格: 1,728円 自然民俗誌「やまかわうみ」10号は、特集「幕末明治外国人見聞録」です…

羽仁進インタビュー

映画監督の羽仁進さんにインタビューしました。WEB上で読むことができます。 http://webneo.org/archives/29456 戦後70年ということで、戦時中の羽仁家のことから岩波映画の設立、『教室の子供たち』の撮影裏話、アフリカの動物の話まで、興味ぶかい証言に…

週刊金曜日『辺境のフォークロア』書評

「週刊金曜日」2015年2月27日号に、『辺境のフォークロア』の書評が掲載されました。 評者は渡邉大輔さん(映画史研究・批評)です。 「読み進むうちに風や潮の匂いも感じさせる、濃密な書物である」とのお言葉をいただきました。 気になる方は、バックナン…

スペインのアニメ映画『しわ』

月刊「エルダー」の連載にて、スペインのアニメ映画『しわ』のレビューを書きました。 WEBでも、下記で読めるようになりました。 スペインのアカデミー賞と呼ばれる第26回「ゴヤ賞」において「最優秀アニメーション賞」「最優秀脚本賞」を受賞し、ジブリ美術…

対談「アナログメディアの可能性」

2015年3月21日(土)22日(日)の両日、「アナログメディア・カファレンス2015」が開催されます。 場所は、阿佐ヶ谷美術専門学校。主催は日本映像学会のアナログメディア研究会です。 当方は22日(日)16時20分〜対談「アナログメディアの可能性」金子遊×…

neoenoに『クリス・マルケル』書評

neoneo webに、映像作家の風間正さんによる『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)の書評が掲載されています。 下記で読むことができます。 http://webneo.org/archives/28769 「本書は、映像作家・研究者は勿論の事、マルケルに関心をもつ…

ドキュメンタリーマガジン「neoneo」4号

ドキュメンタリーマガジンneoneo #04 特集: 永久保存版 テレビ・ドキュメンタリーの60年出版社/メーカー: neoneo編集室発売日: 2014/12/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る ドキュメンタリーマガジン「neoneo」4号が、全国の書店やネッ…

クリス・マルケル刊行イベント動画

2015年1月15日に、ジュンク堂池袋本店でおこなわれたイベント、 「マルチメディア・アーティストとしてのクリス・マルケル」の動画です。 『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)の刊行を記念しておこなわれたイベントを、ジュンク堂TVが収…

朝日新聞に『辺境のフォークロア』書評

朝日新聞2/15付けの読書欄に、『辺境のフォークロア』の書評が掲載されました。 下記で全文を読むことができます。 http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2015021500008.html 本書がとらえる「異なる言語や文化が接触する辺境」とは戦前の日本の委任統治…

「三田文学」に山川方夫論

発売中の「三田文学」2015年冬季号は、三人の三田の文人の特集「山川方夫・田久保英夫・桂芳久」です。 当方は「自死と心中 『日々の死』論 」と題してまして、山川方夫の文学に関する評論を寄せました。 目次 http://www.mitabungaku.jp/quarterly0.html 山…

『辺境のフォークロア』刊行記念イベント

『辺境のフォークロア』刊行記念トー クセッション+映像作品の上映」 ジュンク堂書店 池袋本店 開催日時:2015年03月05日(木)19:30 〜 金子 遊(著者・映像作家・民族誌研究) 今福 龍太(文化人類学者・批評家・東京外国語大学大学院教授) 著者はじめての単…

TH叢書に『クリス・マルケル』書評

クロスカルチャーマガジン「TH叢書」no.61に、『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』の書評が掲載されました。 評者は、ダンス評論家の志賀信夫さん。 「(マルケルの)映像の全貌に触れることは大変だが、本書がクリスを知るための最適な一冊である…

谷川さん、詩をひとつ読んでください。

月刊エルダーの連載にて『谷川さん、詩をひとつ作ってください。』の評を書きました。 詩人の谷川俊太郎さんを中心にした、ドキュメンタリー映画です。 下記サイトでも読めるようになりましたので、ご高覧ください。 https://www.jeed.or.jp/elderly/data/el…

「neoneo」4号刊行記念イベント

2/18(水)夜に、ネオネオ4号の刊行イベントを渋谷アップリンクで開催します。 編集部員、書き手、読者がつどう機会ですので、是非とも足をお運び下さい。 予約&詳細ページ http://www.uplink.co.jp/event/2015/34890 ○ドキュメンタリーマガジン「neoneo」…

週刊読書人の書評

クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト作者: 港千尋,金子遊,東志保,四方田犬彦,堀潤之,門間貴志,柳原孝敦,鴻英良,越後谷卓司,岡田秀則,千葉文夫,吉田孝行出版社/メーカー: 森話社発売日: 2014/11/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る い…

小泉修吉(グループ現代)インタビュー

2014年11月に、グループ現代の小泉修吉さんが亡くなられた。 記録映画作家として、映画プロデューサーとして、長年にわたって活躍してこられた小泉さん。 最近では鎌仲ひとみ作品のプロデュースや、グリーンイメージ国際環境映像祭(前身はアースビジョン地…

『辺境のフォークロア ポスト・コロニアル時代の自然の思考』

辺境のフォークロア; ポスト・コロニアル時代の自然の思考作者: 金子遊出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/01/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る はじめての単著『辺境のフォークロア ポスト・コロニアル時代の自然の思考』金子…

『ふたつの祖国、ひとつの愛 〜イ・ジュンソプの妻〜』

月刊エルダーに、酒井充子監督の『ふたつの祖国、ひとつの愛 〜イ・ジュンソプの妻〜』のレビューを書きました。 紙雑誌掲載のあと、下記のサイトでも読めるようになりました。 映画はポレポレ東中野ほか、全国で劇場公開中です。 http://www.jeed.or.jp/eld…

イメージライブラリー・ニュース 第31号

武蔵野美術館の「美術館・図書館」内にあるイメージ・ライブラリー。 ここには16000をこえる映像作品が所蔵されている。 学外の研究者も利用できるから便利であるし、 ここのデータベース検索には、いつもお世話になっている。 http://img-lib.musabi.ac.jp/…

『クリス・マルケル』刊行イベント

『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)の刊行を記念して、トーク&レクチャーの本屋イベントを開催します。 港千尋さんを中心に「マルチメディア・アーティストとしてのクリス・マルケル」と題して、レアな映像や写真で謎の作家マルケルを…

シネマ・キャンプ 映画批評・ライター講座

1/27〜開講 シネマ・キャンプ2「映画批評・ライター講座」の講師をつとめます。 「映画についてちゃんと書きたい」「深く映画祭や配給に関わりたい」「映画仲間の輪を広げたい人」募集中! シンプルに「デビューの仕方がわからない人」も大歓迎! 3ヶ月に…